魔法の杖か?
ハンディGPSを購入しました。留守宅に配達されたので、まだ手にしていませんが大いに楽しみにしています。
実は購入までは散々と迷いました。と言うのは登山とは観天望気といって雲や風や空気から気象条件を判断し、地図や地形を読み取ったり、岩角の減り具合からルートファインディングして行動するのが醍醐味だと考えているからです。GPSに頼ってルートファインディングや山カンが鈍るのは困ります。ところがこの春に山の先輩である友人を道迷いによる遭難で亡くしました。どんな理想論を語ろうと笑顔で下山することの方がどれだけ大切かを思い知らされました。
個人的には仮に道に迷っても国内であれば、2日で下山が可能だと思っていますし、これまで致命的な道迷いもありませんでした。でも気象条件などで見通しが利かず、現在位置が特定できなければ動くに動けません。ハンディGPSにはトラックバックという、今まで来たルートをそっくりそのまま引き返すナビゲーション機能が付いています。生命の危険が迫っている時などはこの機能を使って安全に引き返すことが可能になります。迷いに迷ってやっと決断がついて購入を決めました。できれば伝家の宝刀よろしく一生この機能を使うことがないことを願っています。
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