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2006年10月22日 (日)

嵯峨野再訪

Pa210012_1 京都に来て2年半あまり、ふと思い立って嵯峨野に出かけました。嵯峨野には若い頃一度来たことがあり、今回は実に30数年ぶりの再訪です。

前回はアプローチに何を使ったかはっきりと覚えていませんが、今回は阪急に乗って嵐山駅からのスタートです。まずは渡月橋に着いて人と車の多さにビックリ、橋を渡って又ビックリです。思い出の中では各寺々が嵯峨野のなかにひっそり点在していたのですが、橋の袂には客引きの人力車がたむろし、天竜寺への道は人であふれかえっていました。足を進めると家々も現代風な瀟洒な家並みに変わっていて、記憶の中の静かな風景とどうもマッチングしません。

それでも古寺は昔と変わらずに佇んでおり、常寂光寺の山門に立つと当時の思い出が蘇りました。まるで変わったのは人間社会のほうだよとでも言っているかのようでした。以前のように、あだし野念仏寺まで歩きましたが、思っていた以上に距離があって顎を出しかけた自分に年齢を感じない訳にはいきませんでした。今更ながら嵯峨野人気の高さに驚くと共に、次に訪れる時ここはどんな風になっているのだろうかと考えながら、駅への帰路に着きました。

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