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2006年10月10日 (火)

白馬岳遭難

Pa090015 先週末、白馬岳で4人が亡くなる遭難事故がありました。九州からの5人の登山客を2名の山岳ガイドがサポートするというものでしたが、頂上の小屋に到達する前に3名が行動不能になり小屋に収容された1名も死亡するという悲惨な事故となりました。前日関東以北で発達した台風崩れの低気圧が強い西高東低の冬型の気圧配置となり、暴風雪による疲労凍死と思われます。当時の詳細な状況が判らないのであくまで推測ですが、九州在住の2名のガイドは北アルプスの天候の知識が乏しく低気圧の通過を好天の訪れと解釈して行動を開始したものと思われます。

ところが予想外の吹雪に見舞われてしまいましたが、遠方からの登山でもありそのまま登山を続行してしまったのではないかと思います。この季節の防寒装備は毛糸の手袋と雨具程度と思われます。メンバーの装備を考えれば天候が悪化してからは先には進むべきでは無かったと思いますが、そのまま続行してしまいました。

少なくとも料金を取ってガイドをする以上依頼者を無事に下山させることが出来ないようでは、ガイド失格と言われても仕方ありませんが、安全登山の為には依頼者の側にもガイドの力量を見極める眼力が必要なのかも知れません。9日に長野県南部の大川入山に登りましたが、頂上から望んだ穂高連峰はまさに冬山そのものでした。

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コメント

10月8日に涸沢カールでテント泊しました。昨年同期の涸沢とは形相が違い、もはや冬そのものでした。雨辰さんが見た穂高連峰は冬山そのものとのことですが、間近で見た3000m級は、まさしくスノーモンスターでした。

ガイドの知識不足、ガイドの力量を見抜けない依頼者・・・・・・
いずれにしても山を愛した末の一つの結末。
亡くなられた方々に、心よりご冥福をお祈りいたします。

投稿: zero | 2006年10月10日 (火) 23時14分

zeroさん、コメントありがとうございます。この時期涸沢では降雪に見舞われることがありますよと言いましたが、まさかこんな天候になるとは思いませんでした。9日の朝、標高1000m付近の気温は6℃でしたから涸沢ではさぞ寒かったことと思います。
岡目八目で他人の行動は客観的に良く判りますが、当事者になると思わぬ失敗をしてしまいます。えらそうなことを言っていますが、過去には私も冬山にはまだ早い八ヶ岳に登山中に時ならぬ猛吹雪に見舞われ、氷結した斜面でキックステップを多用して何とか下山した苦い思い出があります。以来それなりの標高の登山には最低限の冬山装備は欠かさないようにしています。
白馬の事故は山を愛した末のひとつの帰結かもしれませんが、山岳ガイドが同行していてなんとも残念なことです。ただただご冥福を祈るのみです。

投稿: 雨辰 | 2006年10月11日 (水) 04時37分

山岳ガイドも人の子 ってことですかねぇ。
世の中、完全なる人はいないってことのような気がしました。信じてガイドを雇った人たちも運命だったのかもしれませんね。

涸沢は寒かったですよ。昨年同期も行ったので、それを基準に、また涸沢ヒュッテのサイトを毎日チェックし、装備をしたのですが、まさか、こうまで冬を感じることになるとは。
ヒュッテのおでんと熱燗缶が最高に沁みましたよ。

夜間、月明かりに浮かんだ妖艶な穂高連峰は言葉を失うほどでした。

投稿: zero | 2006年10月11日 (水) 21時40分

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