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自然回復

Pb250001 山麓の紅葉が真っ盛りを迎えた昨日、坊村から比良山系の武奈ケ岳に登りました。落ち葉のじゅうたんを踏みながら針葉樹に混じった広葉樹の紅葉を楽しみましたが、天気に恵まれず、雨こそ降りませんが途中からガスと猛烈な風で稜線上はほとんど視界がありません。早々に頂上を後に反対側に下山しましたが、八雲ヶ原に行って驚きました。地図によれば登山道の脇にスキーリフトがあるはずですが、何も見えません。同行者によれば、ここには山上のスキー場があり、各種の施設があったのですが、それらが全て撤去されていました。

かつてここには貴重な湿原があったのですが、琵琶湖国定公園内でありながら観光開発の名の下に、一部は残されたものの、なし崩し的に池を埋め地形を変えてスキー場が造成されてしまったようです。皮肉なことに経営不振からロープウェイやスキー場が閉鎖されたようですが、山上に大量の機材を運び上げて各種施設を解体撤去して、山麓に運び降ろしています。多数のネットがあったことから、ヘリコプターを使っての作業と思いますが、規模からして相当な費用が掛けられていると思われます。事業者として当然ともいえますが、立つ鳥後を濁さずの姿勢に好感が持てました。ただ、長年にわたり地形を変えた自然破壊によって失われた自然を原状回復させる関係者のこれからの作業の道程の長さと困難さが思われました。

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天翔る夢

先日世界最大の旅客機、エアバスA380が羽田に飛来しました。ジャンボことボーイングB747が開発された時、その大きさと一部2階建てという設計の斬新さに驚きましたが、A380は床面積を稼ぐ為、総2階建ての機体です。これによって通常の旅客機の倍の客席が確保出来る訳です。

輸送効率を追求した為大型の機体にもかかわらず、排ガスや省エネに優れているとのことです。ただ理由は明らかにされていませんが、度重なる生産の遅れからキャンセルが相次いで、営業的には苦境に立たされているようです。航空機は開発に巨費を必要とする為、一定数の販売がないとメーカーの存立の危機を招きます。航空界のガリバーであるボーイング社に挑み続けるエアバス社の健闘を願うと共に、難航している日の丸ジェット旅客機がなんとか日の目を見ないかと思わずにはいられません。

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狂犬病の恐怖

京都市で渡航先のフィリピンで犬に咬まれた男性が、狂犬病を発症して死亡しました。国内の狂犬病の患者発生は実に36年ぶりとのことです。国内では絶滅した病気と思われていましたが、米国を始め多くの国で年間数万人が死亡している最大の感染症と言う事です。

狂犬病の怖いのは犬を始めとして身近な動物から感染することと、発症するとほぼ100%死亡してしまう死の病となってしまうことです。勿論、咬まれてすぐにワクチンを接種して発症を抑えれば大丈夫なのでいたずらに騒ぎ立てる必要は無いのですが、発生例があまりに少ない為に世間が無関心なのが気になります。

中国では患者が急激に発生している地域では、事態に対応して犬と見れば一方的に殺戮する方策を採っています。犬と人間のどちらが大切かと言えば当然人間になる訳ですが、あまりの強引な手法に国内からも反対の声も上がっているようです。我国ではこの36年間発生が無かった為過去の病気という観念が強く、危機感が欠如していますが、世界の大半の国では多くの患者が発生し、死亡している現実をもっと直視すべきではないでしょうか。

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地雷は攻撃的か?

自衛隊が敵の部隊の上陸を阻止する為に海岸線に地雷を敷設する訓練を公開しました。この訓練に対して一部のグループが自然破壊と平和を脅かすとして抗議行動をしましたが、あまりに情緒的で呆れてしまいました。

訓練ですから当然火薬無しの模擬弾です。爆発が起こる筈も無く自然破壊と言うのはどう言うことでしょうか。また、地雷は他国に侵略して使用すれば別ですが、自国防衛用に使用するのであれば非攻撃的な防御用兵器です。自国を侵略する敵部隊に対処する訓練に対して平和を脅かす行為というのは訳が判りません。平和愛好集団の攻撃部隊などあるはずもありません。

地雷には人を殺傷する対人地雷と主に戦車を標的とした対戦車地雷があります。前者は非人道的として国際的に禁止の動きが高まっており、我国も禁止条約に加盟し、批准していますが大量保有国であり、輸出国であるロシア、中国、米国は無視しています。非難されるとすればこれらの国の方だと思います。もし対人地雷を使用するのであれば、条約違反の非難は当然ですが、それ以外の地雷は防御用の兵器として認められていますし、通常は人が踏んでも爆発しない設定になっています。意図を持って通過しようとする車両や舟艇を阻止するだけなのです。

拉致事件の例でも知られるように、長い海岸線を持つ我国はそれだけ多くの上陸可能地点を抱えている訳で、効果的に敵の上陸を阻止するのに地雷は欠かせない兵器と言われています。かつて相互不可侵条約を締結していたソ連は条約を一方的に破棄して我国を攻撃しました。我国は他国を侵略する兵器は保有していませんが、防御的な兵器さえ保有しないと言うのは逆に侵略を招いてしまいかねないと思います。不審船が我国近海に現れなくなったのは何故でしょうか。領海侵犯に断固たる措置を取ったからに他なりません。現在の我国の防衛に地雷は欠かせないと思います。

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脊髄再生

少し前の報道ですが、慶応大学の研究陣が実験動物を使って脊椎の損傷を修復する試みに成功しました。これまで脊椎を損傷した場合、脊椎の再生を妨げる物質の働きで切断された神経組織がつながらず、下肢の運動機能が損なわれて車椅子の生活を余儀なくされることになりましたが、この治療法が確立されれば多くの患者のクォリティライフを向上させることが出来ます。

まだまだ実験動物のモルモットの段階ですから、次は霊長類を使っての実証試験が必要になるものと思いますが、一日も早く実用化の日が来る事が待たれます。

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落ち葉のない街

Pb040013 紅葉の訪れが遅いと言われた今秋ですが、朝晩は寒さを覚えるようになりました。さぞかし街路樹も色付いただろうと見上げたら、なんとすっかり葉がありません。昨今では落ち葉の処理を省く為に、葉が落ちる前に剪定されていることをすっかり忘れていました。本来落ち葉は腐葉土となって土に返り、元の木の養分になるのですがこれでは自然のサイクルが途切れてしまいます。

紅葉して、枯れ葉が落ち葉になるのは自然の摂理です。それを処分が手間だと言うのは、面倒なことはいやだという考えを助長し、ひいては自分にとって利益とならないものを受け入れないという考えを認めてしまうことにつながってしまうのではないでしょうか。世の中は直接的な利害関係だけで成り立っている訳ではありません。そもそも街路樹は実利よりも人々の安らぎの為のものではないでしょうか。その街路樹の葉を邪魔なものと考えるのはいかがなものかと思います。世の中は多様な構成物で成り立つことにより豊かさを保つのではないでしょうか?

自分にとって不要なものをオミットすると言う考え方は実に貧しい見方だと思います。美しい紅葉を楽しみ、落ち葉の絨毯に冬の訪れを知る。この事の方がどれだけ自然か判りません。もし落ち葉の処理に困るのなら、元気なシルバー世代にしかるべき報酬を払って竹箒で掃いてもらうのが一番だと思うのですがいかがなものでしょうか。

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青春の光と影

Pb040018_1最近テレビのCMで懐かしい音楽を耳にしました。60年代後半から70年代前半にかけてジュディ・コリンズが歌って大ヒットした青春の光と影です。同名の映画の主題歌だったようですが、映画には全く興味が無く未だに見ていません。

ジョーン・バエズやPPMに勝るとも劣らない、彼女の美しい高音のこの曲を聞くと当時のことが思い出されて胸が締め付けられる思いです。太宰治に傾倒したりして人生を否定的に見ていた当時の私にとって自分の思いを代弁しているように感じたこの曲によって、どれほど癒されたか判りません。夢見て夢破れ、そしてそれでも人は生きていくんだという思いもまた強くしたような気がします。先日放送された拓郎とかぐや姫のつま恋コンサートでエネルギーを充電した中年オヤジが多いことと思いますが、この曲も負けず劣らずエネルギーを与えてくれました。

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笹枯れ

Pb040011先日比良山系に登山した時に、同行者から以前あった笹原が消滅しているとの指摘がありました。確かに樹林帯のどこにも笹が見られません。竹や笹は60年に一度開花するとその後枯れると言われていますが、当地でも数年前に笹の花が咲いたとのことなので、その影響かなと思っていましたが、先週南ア深南部を登山した時に同じ現象に出会いました。以前登山した時には笹が茂って足元からイノシシと思われる動物が走り去る音に驚いたこともありましたが、今回見ると笹が枯れてしまって地表がむき出しとなっており、動物が姿を隠す下草が全く生えていないのです。昨今の温暖化の影響なのか、はたまた中国からの酸性雨の影響なのか真相はそれこそ藪の中ですが、人知れず何かが進行しているようで不気味です。生態系に深刻な影響が無いことを祈るのみです。

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犬とテント泊

Pb040001 紅葉真っ盛りの秋山にワンコ連れで一泊登山をして来ました。家では日頃階下で一匹だけでおとなしく眠るのですが、先日の旅行の際は事情があって一匹だけ別室に寝かせたところ夜中に寂しがって困った為、今回はテントに入れて就寝することにしました。ところが、明るい内は良かったのですが、暗くなって小動物が活動を始めると物音が気になるらしく(人間には何も聞こえないのですが)耳を立てては立ち上がってしまい中々おとなしく寝てくれませんでした。

以前小屋泊まりの時は大丈夫だったのですが、テント泊となるとちょっと負担が重かったようで、無理をさせ過ぎたかなと反省しています。

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腐りきったリンゴたち

福岡のいじめによる中学生の自殺事件で続報がありました。これだけ世間で報道されているにもかかわらず、いじめの実行グループが別の生徒をターゲットに新たないじめを繰り返しているとのことです。このグループは自殺した生徒の棺を薄ら笑いで見ていたとの報道もあります。故人ばかりか遺族までを侮辱する大馬鹿野郎という他はなく、人の痛みと言うものが全く判らない最低の人間だと思います。

例によって事実を見ようとしない学校当局は事実関係を調査中との逃げの姿勢を見せていますが、このままでは第二の犠牲者を生んでしまわないか心配です。文科省の調査や学校側の指導なるものが、上辺だけで全く機能してないことが図らずも実証された訳で、学校側の見て見ぬふりが彼らの行為を助長していると言えるでしょう。ここに至ってはいじめを教育の問題と捉えるのも程度問題で、人権侵害や脅迫、迷惑防止条例違反などあらゆる法律を駆使して犯罪者として処罰すべきと考えます。場合によっては強制隔離などの措置で被害者を救済すべきで、これでもあらたまなければ実名の公表も必要と考えます。

前にも言いましたが、腐ったリンゴ箱にいれておけば新鮮なリンゴも腐ってしまいます。教育者に値しない人間をいつまでも現職にとどめて置く県の姿勢も問題で、腐ったリンゴ箱も速やかに処分しないと腐ったリンゴが増えるだけではないでしょうか。

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