出処進退
パロマ、シンドラーエレベーターと今年重大事故を起こした企業の社長がそれぞれ辞任をするようです。安全性という何よりも優先されるべきものについての認識について当初からその姿勢が問われていましたが、ここに来て企業再建の為に心ならずもと言った印象を受けました。特にシンドラーは日本社会の特殊性を主張していますが、明確な事故原因の公表を拒むなど人命が掛かった設備を販売している企業としての自覚が未だにないように感じられます。
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パロマ、シンドラーエレベーターと今年重大事故を起こした企業の社長がそれぞれ辞任をするようです。安全性という何よりも優先されるべきものについての認識について当初からその姿勢が問われていましたが、ここに来て企業再建の為に心ならずもと言った印象を受けました。特にシンドラーは日本社会の特殊性を主張していますが、明確な事故原因の公表を拒むなど人命が掛かった設備を販売している企業としての自覚が未だにないように感じられます。
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コメント
製品の不良・不備を隠蔽するような企業の体質は許せませんね。
でも、私たち消費者(使う側)にも注意が必要だと思います。
使用マニュアルに記載されている定期点検や長年使用した場合は部品の交換も必要でしょう。買ったら買ったきりでメンテしないなんて、アウトドア用品では考えられないけど家庭用品ではよくあることの様な気がします。
最近、某アウトドア用品メーカーが訴えられています。その会社のガスコンロをテント内で使用し一酸化炭素中毒になって死亡した男性の両親が、メーカーが消費者への注意喚起を怠ったのが原因として訴えたのです。
しかし、このような使用方法が招いた結果は我々アウトドア愛好家からすれば常識であり、メーカーからすればボンベにもそのような注意事項を記載しておったのに、その男性は異なるメーカーのボンベを使っていたそうです。
ということで、メーカー側は全く相手にしなかったようです。
しかし、この様な事故はかなり昔からある話なのに一向に無くなりませんね。(常識的な危機管理もできなくなってきた人間に危機感を感じます)
投稿: 山奥 | 2006年12月17日 (日) 09時46分
山奥さん、コメントありがとうございます。北海道では一酸化炭素中毒による7名もの死亡事故がありました。雪国では防寒構造や雪による密閉化によってこの種の事故が多いのに教訓が生かされなかったのは残念です。ファンヒーターも一酸化炭素センサーの付いていない古い機種だった為自動停止せずに燃料が尽きるまで燃え続け、酸素不足で更に一酸化炭素の排出が加速されたようです。
燃焼は酸化現象ですから、酸素を必要として酸化炭素を排出します。酸素が十分供給されれば二酸化炭素ですが、酸素不足や異常燃焼すれば一酸化炭素になります。私もかつて1BOXカーの中で盛大にホエーブスを使っていたところ突然炎が長く伸びて酸欠状態になったことがありました。この時は直ぐに気付いて喚気をして何事もありませんでしたが、以後はどんなに吹雪いていても必ず窓を開けるようにしていますし、テントの場合ベンチレーターだけでなく外気を導入するようにしています。
幼少の頃コタツに炭火を使っていましたが、ある日友人宅でコタツから飛び出した飼い猫がそのまま死亡するのを目の当たりにしました。一酸化炭素中毒は体の異変に気付いた時は体の自由が利かなくなってしまっているそうなので細心の注意が必要です。最近はテントに火気使用禁止の表示がされていますが、自己責任とは言え火災とともに一酸化炭素中毒の危険があることをもっと啓蒙する必要がありそうですね。
投稿: 雨辰 | 2006年12月17日 (日) 10時34分