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2006年12月 3日 (日)

一澤帆布のザック

Pb250004 先日、古くからの知人と久しぶりに駅で山行の待ち合わせをしましたが、やって来た同行者が背負っていたのが一澤帆布製のキスリング型のザックです。私は登山を始めて以来雨蓋の付いたタイプしか使っていないので、雨蓋が付いていた方が便利ではと聞いてみました。すると知人いわく、シンプルが一番、これが一番使い易いのだそうです。

知人は2000年に購入したとのことですが、ご存知のようにその後、一澤帆布は不可解な遺言状の真偽を巡っての裁判のせいで、一澤帆布とそこから追い出されるようにして創業した前社長の一澤信三郎帆布の二つの店に分裂してしまいました。職人の大半が信三郎氏と行動を共にしたことや帆布の供給元が一澤帆布との取引を拒絶して信三郎氏側に着いたことを見ると事のいきさつが推測されます。はたして現在どちらの店でこのザックが作られているのか判りませんが、彼のようなユーザーが嘆くことの無いように、変わらずに良い商品を提供してくれることを願っています。

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コメント

一澤帆布、アウトドア好きな人間なら必ず聞く名前ですが、私は実物をまだ見たことがありません。布製のザックは落ち着いた風に気が感じられ、歳をとってきた今では憧れですが、重さや濡れたときのことを考えるとナイロン製のままで良いかとなかなか食指が伸びません。
ニッカにキスリング、ハンティングキャップ...似合う男になってみたい(笑)。

投稿: 山奥 | 2006年12月 5日 (火) 06時28分

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