ロクなもんじゃない
愛知県岡崎市でホームレスの女性を殺害して金品を奪った、当時13歳の少年2名に対して名古屋家裁岡崎支部は殺意を認定せずに少年院への送致を決定しましたが、極めて不当な判断だと断じざるを得ません。
殺意否認の論拠として加害者の供述で、被害者が動かなくなった時点で暴行を止めた事をあげていますが、噴飯ものです。例え暴行を止めたとしてもその前に致命傷を負っていれば殺意は明白ですし、何よりも当事者の一方的な供述で客観的な証拠が有りません。動けなくなった被害者を救命もせずに、川に投げ込んで投石した行為を傍観し、次々と犯行を続けた所業はまさに鬼畜と呼ぶにふさわしい蛮行です。
日本の少年法が世界に類を見ない甘やかしの悪法であることは、かねて指摘されていましたが、人の痛みを全く感じることが出来ず、自分勝手な理屈で遊興費を得る為に無抵抗な弱者を選んでは犯行を繰り返し、殺人まで突き進んだ行為に情状酌量の余地は全く無く、本来であれば刑事罰で厳正に裁かれるべきだと思います。現行法では年齢的に少年法による処分が止むを得ないとしても、明確な殺意が認められる犯行なのに大甘の処分では、いたぶられて殺害された被害者は浮かばれません。加害者の世間をなめきった根性には、厳罰による愛のムチが必要なのではないでしょうか。
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