テレビのおごり?
例のテレビ番組の捏造問題について、続々と新事実が明らかになっています。納豆だけではなく、様々な食品に亘って当初から都合の良い解釈によって番組作りが行われていたようです。ある人に言わせれば「これでは教養番組じゃなくてバラエティだ」。研究者にインタビューをしながら、本人の発言を無視して番組では全く違うコメントをテロップで流すなどは、虚偽報道を禁じた法律に違反し、表現、報道の自由を掲げる放送局にとって自殺行為です。関西テレビだけの問題ではないのではないかと思っていたら、今度はABCテレビの番組で不祥事です。
中国での寺院内ロケで寺院側の抗議にもかかわらず、タレント(漫才師と呼ばれていますがまともな芸をみたことがありませんので)が再三下品な行為を繰り返し、ついには公安当局の出動に及ぶことになってしまったとのことです。どこの国であれ、宗教施設というのはそこの人々にとって精神的にとても神聖な場所であるはずです。そのようなことを理解せずに、事前に抗議を受けながら、それを無視して止められた行為を繰り返しては現地の人の怒りを買うのは当然です。
昨今のテレビ番組はあまりに安易に作られているものが多く、一時の軽い笑いを取る為にわざと汚い言葉を使ったり、過剰な肉体露出に走っています。ロケが何を意図したのかは判りませんが、今回問題を起こしたタレントに番組は茶の間に流れるものだという自覚があったのか、本人は勿論テレビ局にも問いただしてみたい気がします。
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