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2007年4月18日 (水)

銃の悲劇再び

日米で時を同じくして銃による悲惨な事件が起きました。特に米国では史上最悪の被害者が犠牲となってしまいました。かねてから悲惨な事件が起きるたびに銃規制が叫ばれてきましたが、憲法で銃の所持が国民の権利として認められており、また製造メーカーがバックアップする圧力団体である全米ライフル協会の政治的な影響力によって実を結びませんでした。今回もこうした動きが起こることと思いますが、先行きはかなり悲観的でしょう。合衆国憲法第2条は英国からの独立戦争を経て成立したことや当時の治安状況を反映した為、市民が武装することを当然としていますが、今なお開拓時代そのままに市民が自由に銃を所持しているのは、今日の日本で日本刀を帯刀して街中を歩くようなもので、民主主義を標榜する国家としてはなんともお粗末です。

かつて日本人留学生がハロウィンの仮装姿が基で射殺されたことがありました。後日この留学生の父親と出会う機会がありましたが、かつての教訓が全く生かされずに、またしても大勢の血が流された今回の事件をどう思われたでしょうか?

自殺した容疑者は合法的に銃を入手したとの事ですが、今回の犯行で60発以上の銃弾を発射しています。護身の為である銃の所有目的で無制限に弾丸を所持できるのは何とも異様です。まるで垂れ流されるように安易に販売され続け、そうして市中にあふれた銃や弾丸が密輸入されたり、軍から不正流出して我国の闇勢力に流れて今回のような事件を可能にしてしまいます。米国はこれまで我国に対してあからさまな干渉を随分してきましたが、今回こそ我国は友人として銃の規制は米国だけでなく、世界の安全に対しての責務であることを強く忠告すべきだと考えます。

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