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2007年4月27日 (金)

防衛省は防衛を省く役所?

防衛省の不祥事が止まりません。自衛隊の高官が、我国に照準を合わせた核弾頭搭載の弾道ミサイル多数を配備する仮想敵国の最たる国である中国に無届で何度も渡航する自覚の無さとそれを把握できない当局の管理能力の無さは呆れるばかりです。更に国防の基幹たるイージス艦の能力についての機密を何の危機感も無く垂れ流す能天気振りに、国家予算の一割を執行する省として、あまりの無責任ぶりが感じられて怒り心頭の思いです。

情報漏えいの指摘に慌ててこれから情報を暗号化することを表明しましたが、何らかの理由でデーターが流出することを想定してこのようなことは民間では既に常識となっていることです。情報の管理が極めて重要なはずの国防でこのような無神経がまかり通っていたのはどうしたことでしょう。米軍ではパスワードを三重にして部外者が機密にアクセスすること自体を防止していると聞きますが、何事につけ米国追随の自衛隊が情報管理の面でそうしなかったのは何故なのでしょうか?

また会計の適切運用を監視していたはずの会計監査院のこの件に対するコメントを是非聞いてみたいものです。我国の官庁ではどんな落ち度があっても個人の責任が追求されることは稀です。事件の性格上詳細は明らかになっていませんが、今回の事件の損失は漏洩の程度によっては相手の対抗措置を更に覆す経費を考えると1兆円を超える可能性も十分にあります。この件について防衛相も総理も言及していませんが、まず国民に一言謝罪すべきと考えますが、残念ながら未だその弁はありません。

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コメント

うまい!座布団1枚(笑)。

投稿: 山奥 | 2007年4月30日 (月) 19時34分

山奥さん、コメントありがとうございます。自衛隊は隣接する相手国の無線通信を傍受する能力や、ミサイルの実弾訓練の命中率などでは米軍をはるかに上回る能力も持っているようですが、自分達の手の内を知られずに相手の致命的な情報を入手したり、ニセ情報を流してあいての防衛資源を無駄に使わせたりといった軍事のイロハについては全く幼稚な状況です。通信の傍受では逆のこともあり得る訳です。旧日本軍の真珠湾攻撃の時は部隊の位置を隠す為、ニセの位置を打電して米国を油断させた故事もあります。
自衛隊は発足当時から様々な政治的圧力に翻弄されてきた経緯があり情報の秘匿が許されなかった時代もあったかもしれませんが、毎年多額な税金を投入して運用されている以上、いかに有効に運用するかと言う観点は重要です。他国に情報を垂れ流しにするなどということは長年にわたって築き上げた防衛資源を一気に無力化してしまいます。高額なイージス艦の増強や弾道ミサイル迎撃用の最新ミサイルの配備も必要かもしれませんが、相手に手の内を知られないという最も基本的なことをまず実行すべきですね。

投稿: 雨辰 | 2007年5月 1日 (火) 08時45分

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