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2007年5月27日 (日)

コウノトリにコウノトリ

兵庫県豊岡市で一昨年自然放鳥したコウノトリに2世が誕生しました。残念ながら2羽の内1羽は直ぐに死んでしまいましたが、自然界での孵化は実に43年ぶりという快挙です。どうかこのまま順調に巣立ってくれることを願っています。豊岡のコウノトリはスタッフ達の手厚い保護に支えられて自然界に溶け込もうとしていますが、完全に自立する道程はかなり険しそうです。

コウノトリに続いてトキも順調に繁殖が続き、飼育数が100羽を超えて、自然界への放鳥が予定されています。今の日本に果たしてトキやコウノトリが安定して生育出来る環境が残されているのか心配になりますが、アオサギが生息しているので何とか頑張って繁殖を続けて欲しいものです。

かつて私の家の周辺では水田が真っ白になるほどのサギが飛来しました。それが強力な農薬の使用の結果、エサになる水生生物の激減によって同じく数を減らし、2度とかつての光景を見ることはありません。水田も埋め立てられて工場用地や宅地に変わってしまいました。広大な水田があり、近くにねぐらとなる林がある場所が適地と思いますが、鳥達が安心して繁殖できる環境こそ我々人間にとっても、絶好の子育ての環境ではないでしょうか。

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