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2007年6月11日 (月)

ご用心、ご用心!

この週末は上空に寒気の流入があり、各地で雷雨や思わぬ豪雨がありました。案の定山の遭難事故が多発しましたが、天候を無視して登山を強行したケースが多いように思えました。蝶ヶ岳の滑落や栃木の中学生の落雷による事故は天気予報を真面目に受け止めれば、避けられた事故だったのではないでしょうか。特に中学生の落雷事故は気象台が雷注意報を発令しているのに、それを無視する形で学校側がハイキングを「強行」したのは過去にゴルフ場や野球のプレイ中に落雷事故が発生していることを考えれば、無謀としか言いようがありません。事故後のコメントで天気予報をネットで見て安全だと思ったと能天気で語っていましたが、大勢の命を預かり梅雨入り間近の天候の不安定なこの時期にイベントを企画するのであれば、せめて民間の気象サービス提供会社に相談する位の配慮が必要だと思います。

また先日ワンコ連れで登山した南アルプス幹線林道で、土砂崩れによるマイクロバスの閉じ込め事故が発生しています。この林道は途中までこんな山中までもと思える所まで舗装されていますが、そもそももろい山肌を削り取って造られた落石ボロボロの大変な林道なのです。日曜日はそこそこの降雨があった筈ですが、そんな時に落石が予想される領域まで足を踏み入れる神経が判りません。もう25年以上も前のことですが、この林道で雨が降らない晴天時にもかかわらず直径2メートル程の岩に道を塞がれて、仲間と数時間土木工事をする羽目になったことを思い出しました。

アウトドアは楽しいフィールドですが、ひとたび牙をむくと容赦なく私達に襲いかかって来ます。何事も楽観的に考え過ぎず、少しは最悪の事態もあることを日頃から考えておくことが必要ではないでしょうか。

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コメント

昨日、代休をとって大分県のくじゅう連峰のひとつ平治岳へ10数年ぶりに行ってきました。
この時期、ミヤマキリシマが満開となり登山客も尋常では無い数訪れます。早朝出発し昼前には下山しましたが、登山道ですれ違う人の装備を見ると他人事ながら心配になります。スニーカーや地下足袋でぬかるん道や小石がごろごろした岩場へ向かう、風雨が強いのに傘を持参し、100円合羽を着て登る姿にどうぞ無事に下山してくださいねと祈らずにはいられません。アウトドアは自己責任。ガイドブックやインターネット情報を鵜呑みにして天候や自分の経験値を考慮せず安易に山へ向かうことはやめて欲しいものです。

投稿: 山奥 | 2007年6月14日 (木) 06時05分

山奥さん、コメントありがとうございます。山の危険度は天候や力量によって随分違いますから大きなお節介かも知れませんが、登山者自身が無知なるが故の無謀ということにも着目して欲しいものです。
年に数えるほどしか登山をしない人にとって数万円もする登山用の雨具は高価過ぎるのでしょう。耐久性に劣る雨具でも無いよりはましなのでまだマシです。
しかし山中でガスに巻かれた時地図や磁石を装備していなかったら無事に下山することが可能でしょうか。先日も雨中に登山した夫婦が下山方向を見失って夜を明かすうちに疲労凍死で亡くなる事故がありました。晴れた時の山は視界十分で下界を見下ろしながら下山ルートも容易に確認することが出来ます。しかし山では雨やガスに見舞われることはしょっちゅうです。天候に見合った装備がどれほど重要か、自分の持っている装備で登山が可能かどうか、そこの見極めが出来ないともう無謀と言うしかないですね。

投稿: 雨辰 | 2007年6月14日 (木) 20時38分

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