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2007年8月29日 (水)

さらば大相撲

横綱、朝青龍のモンゴル帰国が相撲協会の臨時理事会で承認されました。北の湖理事長の言動からおおよその予感はありましたが、ファンをなめるなよと叫びたい思いです。そもそも力士の頂点に立ち、心技体を要求される横綱が自らの非行に対する処分を受け入れず、ファンに対する説明責任も果たさず、精神的に落ち込んでいるなどと、おおよそアスリートらしからぬ振る舞いに及んでいるのに何ら有効な処置を取ることが出来ない相撲協会の情けなさが際立つばかりです。

北の湖理事長には現役時代を含めて様々なスキャンダルがありましたが、まさか狡猾な横綱に急所を握られて強い態度に出られないのではないかとつまらぬ勘繰りさえしてしまいます。何にせよこのような体たらくでは国技(実際には公的にそのような位置づけはされていないようです)たる資格はありません。多くの力士には申し訳ありませんが、今回の事態を招いた張本人である、北の湖理事長、朝青龍が表部隊を去らない限り大相撲を見聞きする気になれません。

さらば大相撲、心から勝負を楽しめるその日まで。

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コメント

一連の醜聞は聴くに耐えません。
最初にきちんと記者会見等で説明責任を果たしていれば済んだ気もします。
一番のとばっちりはひたむきに稽古に励んでいる力士達ですね。巡業先で健気にファンサービスをしている彼らの姿を見ると私は応援したくなります。
秋に山口巡業があるのですが、見に行く予定です。

投稿: 山奥 | 2007年8月29日 (水) 06時54分

山奥さん、コメントありがとうございます。

>一番のとばっちりはひたむきに稽古に励んでいる力士達ですね。

まったく同感です。ただ、陰湿な暴力沙汰や花田兄弟の確執(貴ノ花の一人相撲でしたが)、八百長騒動ときて今回の茶番劇を見ていると残念ながら愛想が尽きてしまいました。相撲協会もさることながら今回も何故か存在感を示そうとしない横綱審議委員の責任も大いにあると思います。現在の役者が交代した時、相撲界がどんなになっているか楽しみです。
ニュースで帰国直前の朝青龍の映像を見ましたが、食事を摂ることもままならないと言われた割には別にやせた様子も見えず、やっぱりと思わずにはいられませんでした。

山口巡業、ご当地力士の豊真将関の勇姿が見られるといいですね。


投稿: 雨辰 | 2007年8月29日 (水) 20時21分

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» 朝青龍 帰国決定 [王様の耳はロバの耳]
飲んだらクビだ朝青龍 親方連係監視(スポーツニッポン) - goo ニュース 昨日昼前後「朝青龍の帰国問題」で臨時理事会が開かれ、そこで結論が出る。若いキャスターが国技館か協会の前で待機している場面がTVで流れている。 ついで「朝青龍が何で帰国したいか」を解説していた。 既に引退した旭鷲山がモンゴルで新進ビジネスマンとして大成功をしているそうだ。朝青龍はそれに習い様々なビジネスをやっているらしい。勿論横綱の兼業は禁止されているから実務は親類・縁者に任せている。新規ビジネスの展開や契約の問題が有り、... [続きを読む]

受信: 2007年8月29日 (水) 12時07分

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