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深まり行く秋

秋の京都は見所も多いのですが、反面名所と呼ばれる所は人出で混雑します。今回電子地図と言うツールを手にしたので、紅葉の見頃を迎える前にその性能を試すために嵯峨野に出かけてみました。

Photo 大覚寺大門の奥にある這い松です。高山植物のハイマツとは無関係ですが、見事な枝振りでした。

Photo_2 神社でよく見かける朱の色ですが、寺院でも何か独特の雰囲気を感じることが出来ました。

Photo_3 大沢池越しの大覚寺、心経宝塔です。

Photo_4 紅葉にはまだ少し早い時期ですが、仁和寺の境内では気の早い木々が彩りを見せてくれていました。

Photo_5

桜の頃が見頃ですが秋も見応えのある仁和寺のシンボル五重の塔です。周囲の木々が邪魔をして全体が見渡せるのはこのアングルだけでした。

今年の京都の紅葉の見頃は11月中旬以降との予想ですが、山の木々もほんの少し色付き始めたようです。紅葉の真っ盛りは文句なしにきれいですが、緑の中にほんの少し色付いた葉を見つけるのも思わぬ喜びでした。

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新兵器投入

Photo_3 先日奈良に出かけた時、ろくな地図も持たずに出かけて散々苦労しました。そこで色々と悩みましたが、清水の舞台から飛び降りたつもりで、かねてから気になっていたPSP2を GETすることにしました。

早速地図ソフト「みんなの地図2」をセットして機能を確認しました。どういう訳か一部機能が思うように動きませんが、地図表示機能はネットの地図より軽快に動きます。そこでテストを兼ねて嵯峨野に出かけて見る事にしました。

Photo_5 スタートはJR嵯峨野嵐山駅です。最初の目的地は大覚寺、駅の北側になりますが、さてどうやって行こうか?

Photo_6 地図を最大に拡大するとここまで大きく表示出来ます。車が通れない小道までしっかり表示してくれます。ミニナビ機能である「歩行者ルート探索」はこの西に行く小道を表示しました。

Photo_7 PSP2本体にオプションのGPS受信機をセットするとこんな感じです。新型になって軽量化されたのですが、これを水平に持って長時間歩くのは結構大変でした。また地図はカーナビのように自動的に進行方向に転回してくれないので、交差点を曲がる度に画面を操作して進行方向に向けてやる必要があります。

ちょっと心もとないところもありますが、判断に迷うような細い小道の分岐でも正確に表示してくれて適確に進路を表示してくれました。

Photo_8 PSP2、GPS受信機、地図ソフト、記憶メディアと合計すると結構な出費になってしまったので、お昼は弁当を持って行きました。コッフェルを弁当箱代わりにしたらワッパめしのような外観です。秋空の下、広沢池を眺めながら気分だけは優雅な外メシを味わうことが出来ました。

この地図ソフトはナビを主目的にしておらず、使う側の操作がそこそこ必要なのと山岳地域の地図が結構怪しいので旅行用途に、登山用にはハンディGPSと使い分けようと思っています。

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更正しない厚労省は即解体すべし

C型肝炎の責任論を巡って旧厚生省の措置に強い怒りを禁じえません。そもそも国民の健康を担うはずの厚生省が注射器の使いまわしによる感染に危険性を認識しながら何の手段も講じず放置、製薬会社の調査によって投与の事実を認識し個人名を特定出来る情報を入手しながら患者にには通知せずにひたすら隠蔽する姿は国民の健康を主管する役所としての資格はありません。即刻解体すべきです。

HIVで血液製剤の危険性を認識しながら製薬会社の収益性を優先して患者の増大を招いた前科がありながら再び同じ過ちを犯して何らの反省をしない厚労省は害悪あって一利の存在理由もありません。舛添大臣は悪いのは製薬会社との論理を展開していますが、新薬の認可をしたのは厚労省であり、危険を認知しながら放置し続けて数十万人の患者を発生させ、更に救済もせずに放置したのも厚労省です。この責任は一体誰が取るのでしょうか。取ってくれるのでしょうか。

出産や手術等の出血の処置で使われた血液製剤で思いもよらず感染した患者を長期間放置し、救済を求める訴訟にも国は和解に応じていません。民主党は治療費の国費による支援を織り込んだ支援法を上程しましたが、自民党は治療費の支援には応じていません。汚染された血液製剤による感染、発症は何も知らされていなかった患者の責任なのでしょうか?

私には無責任極まりない厚労省による犯罪以外の何物でもないと思われます。C型肝炎患者はやがて肝硬変、肝臓ガンへと移行してしまいます。言わば時間との戦いなのですが、厚労省は患者への投薬の事実を把握しながら患者への告知より、そのことによって生じる責任追及を恐れて、事実を隠蔽したのです。今日現在患者には通知が行われていませんが、その間に進行した病状に対して誰が責任を取るのでしょう。それこそ責任者の切腹でも済まされない事態ですが、腹を切って詫びる者など到底出て来るとも思えません。

同じ過ちを何度でも繰り返す旧厚生省に更正は期待出来ません。解体あるのみです。

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星空写真入門

Photo_4 いつも当ブログをご覧頂きありがとうございます。星空の写真を取りたくなった方に簡単な心得をお知らせします。

写真は露光と言って光をどれだけ取り込むかによって写る範囲が決まります。夜空は大変暗いので、感度を上げる、露出時間を長くするのどちらか、もしくは両方で対応しなければなりません。

通常のカメラの感度はISO100です。以前はASA100と表示されていました。私がフィルムカメラで撮影していた頃はコダック社のトライXがASA400で最高感度でした。デジカメになってカメラの感度は大幅にUPすることが可能になりました。ちなみに私のカメラでは最高感度はISO4000です。トライXに比べて10倍のUPです。ISOの数字が大きいほど暗い星まで写すことが出来ますが、小さいからと言って全く写らない訳ではないのでそのカメラの最高感度にしましょう。

露光は時間と共に増加します。と言うことはシャッターが空いている時間を長くすれば良いのですが、ここで困った問題があります。それは天体の日周運動です。ご存知の通り地球は24時間で自転をしています。この為星は24時間で元の位置に帰るように夜空を動いているように見えます。もしカメラのシャッターが開いたままであればカメラに写る映像は点に見える星ではなく、円弧になった星の軌跡になってしまいます。北極星の近くと天の赤道近くでは星の動く(動いて見える)速度が違いますので、注意が必要ですがカメラのレンズが標準レンズであれば約20秒以内なら星は点として映すことが可能です。

私が撮影をした日は半月でした。月齢は7から8程度ではないかと思います。星空を撮る場合、月の明りは邪魔以外の何物でもありません。月は新月の時はすぐ地平線に沈みますが、月齢が大きくなるにつれて夜空に浮かぶ時間が長くなります。出来ればなるべく早く地平線に沈んでしまったほうが写真撮影には好都合です.

実際に撮影する時はカメラを三脚に固定し、レンズの絞りを開放にします。絞りを絞り込むほどレンズを通過する光は少なくなります。微細な光を捉えるためには少しでも絞りを開けて光を取り込む必要があります。先ほどの日周運動の影響を避ける為、シャッター速度は20秒以内にする必要があります。もしズームを利かせていればその分シャッター速度は短くしなければなりません。またこのときAFをMFに切り替えます。これは機種によってはAFの場合暗い場所で撮影する時に補助光を発光して距離を測るため、この光が邪魔をするからです。私の写真に左上が赤くなっているものがありますが、この為だったと思います。

もし天気の良い、星空の美しい夜がありましたら以上のことを参考にして、一度星空写真に挑戦してみては如何でしょうか。

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星空の散歩

閑人倶楽部のメンバーと伊豆のペンションに1泊旅行に行ってきました。山の中腹にあるペンションは街の明かりも見えず星を見るのには良い場所にあります。夜更けに一人で星を見ているうちに急に思い立って星座の写真を撮って見る事にしました。カメラの感度をISO4000にUPし、絞りは開放、シャッターを15秒にセットして撮影開始。まずはオリオン。ファインダーは当てにならないので大体の見当で撮影、直ぐにレビューで確認して位置を修正します。これの繰り返しで寒さも忘れて星座を撮影しました。画面の左上が明るいのはペンションの明かりの映り込みだと思います。

お詫び:ポップアップの画像サイズが大きくなりすぎてしまいました。画像の入れ替えが上手く出来ませんでしたのでリクエストがありましたら別途UPするように致しますのでご了承下さい。

Photo オリオン座

冬の星座の代表格ですが秋でも遅い時間になれば見る事が出来ます。

Photo_2 バラ星雲

オリオン座中心部に有名な三ツ星があります。そのまた下にもう一つ三ツ星が、その真ん中がバラ星雲です。高倍率の望遠鏡ならバラの花びらに見えますが、固定のデジカメではこれが限界でした。設定を上手くすればもう少し大きく写せるかも知れませんがぶっつけ本番では無理でした。

Photo_3カシオペア座

北極星を中心に北斗七星と上下の位置関係にあります。北極星の上にあるときはMの形、下にあるときはWの形に見えます。カシオペア座の流星群が見られる時期を少し過ぎていましたが、たまに流星を見る事が出来ました。

Photo_5 北斗七星

向かいの山から上る北斗七星。柄の端から2番目が有名な2重星のミザールですがちゃんと写っていました。

Photo_6 おおいぬ座

全天で一番明るく見える1等星のシリウスです。

Photo_7 木星

明け方近く東の空のさそり座の近くに一際明るく光っていました。惑星だけに恒星よりも大きく写ります。

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あまりに有名なスバルですが、画面の中央に捉えるのは意外に大変でした。何枚も写した末の一枚です。

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馬脚

またまた政治ネタですみません。与野党ともに自衛隊を派遣する国際貢献について確たる方針が打ち出せないでいますが、テロ特措法について外務省が図らずも「本音」を吐いてしまいました。

外国艦船に給油をする為に与党は新法を立案していますが、それとは別に来年度予算のからみで在日米軍に対するいわゆる「おもいやり予算」について米国と折衝しています。財政改善をめざして圧縮を図りたい財務省とイラク、アフガンでの戦費が重くのしかかる米国が増額を希望と双方の思惑がかみ合いません。事態の推移を懸念した外務省筋がふと漏らしてしまいました。「洋上給油が継続できない上に在日米軍の駐留経費を大幅に削減すれば米国の反発を買ってしまう」と。

これまで、民主党の洋上給油は米軍のイラク作戦を支援するもので憲法違反であるとの主張に、与党は国連決議に基ずくアフガンのテロ集団に対する集団自衛権の行使であると反論していましたが、政府自ら給油が米国の利益の為であることを認めたのも同然です。

カンボジアへのPKOを契機に米国に背中を押される形で自衛隊の海外派遣問題が論議さえるようになりましたが、現地が何を望み我国がそれにどう応えるのかという当たり前のことをおろそかにして、その場しのぎの対処をしてきた為に給油活動も多額の国費を投入しながら効果のほども明確に出来ない有様です。こんな状況では最前線に立たされる自衛隊もたまったものではありません。政治家達には自衛隊は米国の為にでは無く、世界平和の為、何より日本の為に銃を持つのだと言うことをもう一度よく考えて欲しいものだと思います。

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国際貢献のあり方

与党がテロ特措法の延長を諦め、多国籍軍への給油、給水に限定した期限1年の新法を発表しました。このところ民主党との間で様々な議論を戦わせていますが、それらに照らしてもちょっとおかしいと思います。

その1:何故期限が1年の時限立法なのか。もし本当に必要であるのなら複数年にすべきではないのか。仮に成立したとしても1年後にまた同じ議論が繰り返されるだけです。それなら恒久法にして1年毎に国会承認を受ける方が法の精神にかなうのではないでしょうか。

その2:何故給油、給水活動にこだわるのか。平和に寄与する国際貢献が目的であれば臨検活動そのものへの参加のほうが本来の目的に適うのではのではないでしょうか。また危険・安全論議がありますが、地上軍(陸上自衛隊)の派遣は危険だから駄目で、給油活動は安全だから参加すると言うのも本末転倒な気がします。どんな国際貢献を果たすのかと言う目的がはっきりしているのが前提です。ならばそれが安全か危険かと言うのは別の問題です。国連決議など前提条件が必要でしょうが、例え危険であっても世界平和に向けて国としての責任を果たす必要があるのであれば、参加するのは当然ではないでしょうか。

安全だから参加するとだけ言うのであれば、人は出せないから金を出すと言う以前の論理となんら変わらない、世界から見たら身勝手な国でしかありません。

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フライデーの見識

先ごろ、雑誌フライデーが掲載写真に誤りがあったとして10月19日号の発売を中止しました。掲載広告の取り止め等で発行元の講談社は占めて1億7、000万円の損害を被ったそうです。個人的にはこの雑誌の編集方針はあまり好きではありませんでしたが、真実にこだわり多額の損失を省みずに発売を中止した英断に大いに拍手を送ります。

それに引き換え度重なる世間の批判を無視して、某ボクシング親子を無理やりヒーローに引き立てて番組作りをしているTBSの視聴率至上主義は見苦しい限りです。

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菊の香や

秋を実感する気候になったことに気付いた時、何故か芭蕉の「菊の香や奈良には古き仏たち」が口をついて出てきました。そう言えばもう20年以上訪れていません。で、早速奈良・斑鳩1dayチケットと言う割引切符を使って日帰り旅行で行って来ました。残念ながら秋の日はつるべ落としで予定した全てを回ることは出来ず、残りは次回に続くとなりました。

Pa130004_2 平城宮跡に朱雀門が再建されたことは知っていましたが、実際に現地に立つと当然のことながら周辺には現代の建築物が立っていて、なんだか映画のセットを見ているような気分でした。

Pa130015 興福寺の五重の塔と東金堂です。

隣にある国宝館で有名な薬師如来仏頭や阿修羅像を拝観、古き仏たちに会うことが出来ました。

Pa130019 東大寺の中を流れる小川の岸辺にくつろぐ鹿の親子です。こうして見るとほほえましい限りですが、少し数が多すぎるように感じました。

Pa130031_2  東大寺大仏殿。手前の木が少し色付いて秋を感じさせてくれました。

南大門から大仏殿までは大変な人出ですが、そのまま元の方向に帰る人が多く、裏手は思いのほか静かな景色を楽しむことが出来ました。

Pa130039 薬師寺の双塔です。この場所で撮影するのは実に30数年ぶりです。思い出を頼りに何とか辿り着きましたが、随分と遠回りをしてしまいました。まあこれも旅の面白さです。

遠目にも西塔の煌びやかさと東塔の年月を感じさせる重厚さが覗えます。

この後伽藍を訪れて再建された金堂で国宝の薬師三尊像を拝観しましたが、その荘厳な美しさに思わず手を合わせてしまいました。

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デジタルウォッチ衰退

電波時計、光発電など時計も高機能化が進んでいますが、その一方で最近は随分と安い時計が出回っています。その安い時計の代名詞だったのがデジタルウォッチではなかったかと思うのですが、久しぶりに時計売り場を覗いてビックリ。私は今まで登山の時は高度計付きの時計を使っていたのですが、文字盤が少々見難いのが難点でした。最近ではハンディGPSを使ってより正確に高度を知ることが出来るようになった為、文字盤の見やすい安い時計を買おうと思ったのですが、大半がアナログ表示でデジタル表示のものはほとんど見られません。かつては様々な機能のデジタルウォッチがあったのですが、どうしたことなのでしょうか。

身の回りには携帯電話で時間が判るので腕時計は持っていないと言う人がいますが、そんな人が多くなって需要が少なくなったのでしょうか。それとも上級のアナログタイプへの志向が強まったからなのでしょうか。何にしても安くて、丈夫で防水性のあるアウトドアにはもってこいのデジタルウォッチが入手困難になってしまったことは、私にとって大変困った事態です。

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ランチェスターの法則

参院選で惨敗した安倍政権を引き継いで福田体制がスタートを切っています。参院選以降に国会の空白が長引いた為、主要閣僚を留任、再起用してまずは落ち着いた船出と言えるでしょう。テロ特措法に変わる新法の早期成立と平成20年度の予算成立が当面の政治課題となっている為、所信表明や代表質問でも民主党に配慮を見せる姿勢を見せています。

対する民主党は政権奪取の最後のチャンスとばかり徹底的に与党と対立の構図を強めています。自民党の事前協議の呼びかけにも国会の場での議論が筋との立場を貫いています。今までは与党の完全過半数の前に牛歩戦術や不信任案の連発といった非建設的な対応しか出来なかったことを思えば本来あるべき議会の姿として喜ばしい限りです。ただ衆参で与野党がそれぞれ過半数を占める状態は金縛り的に政治の足踏みを生み出しかねないので早期の衆院選が必要でしょう。

ところで、民主党の強硬姿勢の背景には小沢党首の政治姿勢もありますが、鳩山幹事長の国会対策方針が大きいとのことです。鳩山氏は政界入りの前は経済工学が専門の大学教授でした。経営学の理論の中にランチェスターの法則と言う考え方があり、販売戦略などに活用されているのですが、これを与野党の攻防に当てはめていると言うのです。元々ランチェスターの法則は第一次大戦の空中戦の戦力比と勝敗を解析した理論で優勢側は自軍の損失を抑え、劣勢側は数的不利を挽回する手段を講ずるのが趣旨で、第二次大戦以降の米国の戦略に大いに活用され、その後経済の分野にも転用されて現在に至っているようです。生臭い政治の世界に学問的理論を持ち込むとはいかにも学者出身の鳩山氏らしい着想と言えます。

鳩山氏の見方によれば、販売戦略では優勢勢力が劣勢である攻め手に一番効果的に対処するには相手と同じ土俵に立って相手のセールスポイントを目立たなくさせることが定石とのことです。よくある世界最小、最軽量競争などが典型でしょうか。うがった見方をすれば福田首相が施政方針演説で民主党のキャッチフレーズである「共生」を持ち出したのも計算ずくの結果だったのかも知れません。政治と言う極めて人間臭い駆け引きの世界で、どこまで学問的理論が通用するのか興味を持って見守りたいと思います。

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空の上では

世間では腹の立つ出来事が頻発していますが、空の上では日の丸パワーが活躍しているようです。おかしな政治的な理由で宇宙開発が立ち遅れてしまった我国ですが、打ち上げロケットのH2Aが技術的に成熟して行く中で、衛星本体はつまらぬトラブルが多すぎました。折角打ち上げた衛星が太陽電池の送電系のトラブルで機能しなかったり、次世代の移動体通信の実験が計画された技術試験衛星きく8号も受信系の故障で当初予定された通信実験が出来なくなってしまいました。ただ、8号の場合はその他の機能は正常な為、他の予定された試験をこなすことができるのは何よりです。

そんな中、多くの期待を集めて打ち上げられた月探査衛星セレーネが無事、月周回軌道への投入に成功しました。衛星の姿勢制御に関しては米・ロにひけを取らない水準に達してきているように思います。これからの観測の成果が楽しみです。

一方航空機の分野では、国産初の4基のジェットエンジンを搭載した次期哨戒機(XP-1)が初飛行に成功しました。しかもXP-1のエンジンXF7-10は国産初の逆噴射機構付きで着陸距離の短縮を可能にするものです。勿論欧米のメーカーでは随分前からの既存の機能ですが、戦後の米国の圧力で大きく立ち遅れてしまった日本の航空界がジェットエンジンの分野でやっと基礎的な技術を習得出来るまでに成長できたと言うことです。三菱重工が開発を進めている国産初のジェット旅客機の構想も何とか搭載エンジンの選定まで漕ぎ付けました。こちらも離陸できる日が来ることが待たれます。

また国産ステルス戦闘機の技術開発を目指す先進技術実証機の1/5の縮小モデル(模型とは言えジェットエンジン搭載だそうです)が報道陣に公開されました。試作、開発モデルは本来はなるべく秘密にされるべきものだと思いますので、何か政治的な意図があってのことだと思います。実機製作の為の予算獲得のデモンストレーションでしょうか。

このように空の上にはさまざまな夢がありますが、それにしても地上の有様は・・・・。

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