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無責任政治に鉄槌?

山口2区での補選で民主党の候補が当選しました。昨年の参議院選挙以来、衆議院と参議院の第一党が与党と野党とに別れ、所謂ねじれ現象が生じています。本来なら衆議院を解散して再度国民の支持を問うべきだったと思いますが、連立与党で議会の三分の二を占める現実から自民党は総選挙を出来るだけ先送りしようとしています。

しかし本来二院制をとる我国で、衆参両院で多数党が異なっていては円滑な国会運営は望めません。国民としては直近の選挙の結果が民意の反映であると考えています。従来参議院は衆議院のカーボンコピーと揶揄されて参議院無用論もささやかれていました。しかし昨夏の参院選挙で野党が多数を占め状況が一変しました。与党と野党の議決が異なる状況が生まれたのです。議案によっては衆議院の優先が認められていますが、二院制を取っているのはなぜかと言うことを考えた時、参議院の採決に対して三分の二の数をもってして衆議院で再可決して自らの論理を押し通すことが議院内閣制の王道であるかと問われれば、否としか答えようがありません。

今回の選挙結果は現在の状況を出来るだけ固定化しようとする与党に対して、地域住民が明確にNOを突きつけた結果です。しかしだからと言って野党がただ反対だけを唱えていれば良いと言う状況でもありません。両院で議決が異なる時にどうするのかと言う事に対して、与野党共に真剣に考えなければならない時が来ている事に思いを巡らすべきです。年金、保健医療、食の安全、物価上昇など国民生活を直撃する問題について、政府の施策に国民の視点が感じられません。

痛みを感じることについては誰しも賛成はしません。しかし例え反対の声が多くても国家にとって必要であれば毅然として政策を遂行しなければなりません。だからと言って数の論理だけを盾に既得権益に執着し、自分の都合だけを優先する政党の存在を国民は決して許すことはありません。今後の政治の有り方で、来るべき衆議院選挙での議席数が決まることを政治家諸氏は肝に銘じるべきと考えます。

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路傍に咲くこの花を見ていると何故か心が和みます。花は花として、人は人として見事咲いてほしいものです。

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伏見、酒どころを歩く

京都と言えば歴史ある神社、仏閣で有名な観光地のイメージが強いのですが、実は日本酒の一大産地と言う産業の町でもあるのです。また、水の町と言えば大阪や柳川、倉敷が有名ですが、京都もその地下に巨大なダムに匹敵する地下水があり、森鴎外の小説「高瀬舟」では高瀬川を行き来する川舟を取り上げています。伏見の地名は「ふしみず」から起こったとも言われています。そんな酒造りの町を京阪中書島駅を起点として歩いてみました。

P4270029 濠川近くの路地にある歴史的外観を持つ民家に飾られたツツジの花活け。ここは一般住居で名所ではありませんがさりげない心遣いが憎いばかりです。

P4270030 新高瀬川沿いにある松本酒造です。有名な撮影ポイントと聞いていましたが、私が訪れた時にも若者が2名カメラを構えていました。

P4270036 裏通りにある玉乃光酒造の酒蔵(?)です。屋根近くにある換気口から日本酒独特の芳香が惜し気なく流れていました。本当はこの建物の反対側を撮りたかったのですが、交通取締りのパトカーが停められていて断念。でもそのおかげでこの風景に出会えました。

P4270038 大手酒造メーカーはこの地域に展示施設を設けています。ここは黄桜酒造の直営店(左)と展示館(右)です。尚、上の写真と同じような風景に見えますが、こちらは景観を考慮して作られた現代建築です。

P4270042_2 レストランの中庭には社名の由来となった数本の黄桜が植えられています。これはその黄桜の花。少し遅かったので赤みを帯びている花が多かったのですが、写真中央の花はまさしく黄色です。

P4270040 直営レストランの中庭はビアガーデンになっています。メニューはレストランとは別になっていて、特製地ビールはレストランでしか飲めません。何故か黄桜を眺めながら中庭で飲みたい気分になって唯一これしか置いていないチェリービール(発泡酒)を頼みました。ビアグラスは組み立て式のプラスチック。使い捨てなので薄手ですが、持ち帰りOKなのでハイキング用にTAKE OUTさせて頂きました。

P4270043 幕末の歴史的事件の舞台となった旅館寺田屋。大勢の観光客で賑わっていました。歴史的建物と思ったら現物はその後の鳥羽伏見の戦いの折に戦火によって消失。現在の建物はその後に建てられた物だそうです。

P4270051 往時を偲ばせる十石船。現代ではガソリン船外機で観光客を運んでいました。他により大型の三十石船もありました。伏見で酒作りが盛んになったのは豊富な地下水の存在もありますが、原料である米を天下の台所の大阪から運び、出来た酒を浪速の港に運ぶことが出来た為と思われます。

P4270058 かつて伏見港として栄えた辺りは「ふしみみなと公園」として整備されています。気持ちがいいのでコンビニ弁当で外メシ。例のビアグラスを取り出して川を見ながら至福の時を楽しみました。

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少年法を見直せ

26歳になるJリーガーが窃盗容疑で逮捕されましたが、氏名が公表されません。犯行当時未成年だったと言うのが理由のようですが、釈然としません。逮捕が未成年の時であれば保護の観点から非公開も納得できますが、成人に達していれば社会人として公表されても止むを得ないのではないでしょうか。刑事事件の実名報道については警察とマスコミとの間に意見の相違もありますが、今回はクラブ側も非公開とするようです。

先の光市母子殺害事件の被告も犯行および逮捕当時未成年と言うことで、「元少年」などと訳が判らない呼称で呼ばれていますが、無罪や執行猶予が予想される場合はともかく、事件の重大性からして成人に達した時点で氏名、顔写真の公開も当然ではないでしょうか。仮に裁判が長期化した場合、中年になった被告がいつまでも少年法で保護されるのは如何なものでしょうか。少年法の名の下に行き過ぎた配慮としか思えません。

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奇妙な果実?

米国で2006年に結婚を翌日に控えた銃を持たない23歳の黒人青年に対して、50発以上の銃弾を発射して死亡させた3人の警察官に対して裁判所が無罪の判決を下しました。青年の側にも警察車両に車をぶつけるなどの逃亡の意志が見られたのは事実ですが、白人の警察官が30発以上の銃弾を浴びせているのは異常としか言いようがありません。警官が発泡したのが拳銃であるとの記述はありませんが、通常警察官が所持しているオートマチックの拳銃の弾槽は8~9発程度です。30発発射する為には3回以上弾槽を交換する必要があります。発泡してこない相手に対して50発以上の銃弾を発射する事態は尋常ではありません。

裁判所は警察官の違法性を確認出来ないとしていますが、どうみても合点が行きません。丸腰の相手に対して50発以上の銃弾を浴びせるなど言うのは過剰反応を通り越しているとしか思えません。その昔まだ黒人に市民権が認めていなかった時代、白人によって私刑で縛り首にされた黒人が木に吊るされ、その姿がまるで果実のようだとして「奇妙な果実」と呼ばれたそうです。21世紀の今日、まるで西部劇の時代そのままのバイオレンスがまかり通っているのでしょうか?米国民の反響が気になります。

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ご愛読ありがとうございます

お蔭様で昨日アクセス数が2万ヒットを突破することが出来ました。ご愛読どうもありがとうございます。1万ヒットまで16ヶ月でしたが、2万ヒットまではそれから9ヶ月で到達です。1日平均約30人のゲストがアクセスしてくれた勘定です。

最近はネタに困ることもしばしばですが、これからも中年オヤジのツブヤキを続けて行きますので、よろしかったら引き続きご愛読を頂けます様お願い致します。

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終焉

今日、光市の母子殺害事件で当時18歳の被告に対して死刑の判決が下されました。被告の生い立ちに対して一定の配慮がなされるべきとの主張はもっともだと思いますが、被告の犯した犯罪はあまりにむごく卑劣なものでした。加えて差し戻し審においての弁護側の荒唐無稽な主張に対しては国民的な怒りさえ呼び起こしたとさえ言えると思います。

弁護側は本日の判決に対して被告の立場を無視したとの趣旨の抗議のコメントを発していますが、では反論することもかなわない殺害された被告の立場についてはどうなのでしょうか。少なくともマスコミ報道による限り、自分の立場については抗弁しますが被害者の無念さについての謝罪、贖罪の思いは全く感じられません。本来は秘匿すべき遺族に対する反省の念を込めたとされるを書簡を一方的に公開するなどは、己の立場をより良く見せようとするパフォーマンス以外の何物でもありません。もし衷心からの行為であるならば、遺族が開封を拒んだ時点で公表など思いさえする筈がありません。逮捕後に被告が友人達に宛てた犯行を是認する書簡こそが彼の本心であると思われます。

人権派と証する弁護士達は一体何を守ろうとしているのでしょうか。被告は少年犯罪の加害者の権利が侵害されることを訴えていますが、本来守られるべきは犯罪の被害者となってしまった方々の権利でこそある筈です。被告が権利を主張するのは結構ですが、一方的に損なわれた被害者の権利に対してどのように贖罪するのかの弁が一向に聞こえてこないことに対して、弁護団の主張がすべて虚構の空言に聞こえてなりません。被告の弁護をするの職務上当然かも知れませんが、被害者の尊厳の確立と謝罪の念の感じられない主張など100万遍繰り返されても1mgの重みさえ感じられません。

事件発生以来マスコミに注目され続けたこの事件、被告側は即日最高裁に控訴しましたが最高裁から最戻しを受けた経緯から見てどうなのでしょうか。我国は三審制なので権利として認められてはいるのですが、得るべき結論を得て幕を引くことになるのではないでしょうか。

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旬の味

私は野草が好きなので、手軽に育てられるものを庭に植えて楽しんでいます。タラの芽は味噌汁、天ぷら、おひたしに、蕗はフキノトウを天ぷらで、そして葉が出てからは煮びたしで、あの苦味が何とも言えません。セリはおひたしか味噌汁で香りを楽しんでいますが、天ぷらもいいですね。ミツバは味噌汁で香りを味わうのが好きです。

ところで昨日はタケノコのあたり日でした。法事の後の精進落としに炊き込みご飯が出たと思えば、見事なタケノコを2軒から頂きました。タケノコは天ぷらか味噌汁が好きですが、新鮮なものは茹でて刺身にするのも良い物です。夕食は久しぶりにタケノコの刺身を楽しみました。次は本当の野草を楽しみたいと思いますが、さあ何になるのでしょうか。

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クラスター爆弾について

クラスター爆弾(親子爆弾: 投下されると100個以上の子爆弾に分かれ、広い範囲に撒かれて爆発する爆弾)について国際的な廃止論議が盛んです。対人地雷もそうでしたが、他国に進出した軍隊が使用することが多く、地元民が被害を被るケースが目だっています。そのような事情から廃絶運動が起こったのですが、実は専守防衛を国是とする日本の自衛隊も保有しています。クラスター爆弾は他国で使用する場合、事情を熟知する兵士が気をつければ自国民の被害はありません。そして自国の防衛目的で使用するケースはこれまであまり見られません。

では何故自衛隊は保有しているのでしょう。我国は地理的に細長く長い海岸線を持っており、他国の侵略を受けた場合防衛の為に極めて多くの兵員を必要とします。仮に侵略軍が上陸した場合、クラスター爆弾なら海岸線で効果的に敵を撃退してくれます。この機会を逃し、敵が内陸に散開してしまうと補足するのには多くの兵力を必要とします。人員が極めて限られている自衛隊にとって効果的に敵を撃破するのは必要不可分です。しかも使用するのは自国の領土であって他国に一切迷惑を及ぼすものではありません。

また、対人地雷でもそうでしたが、米国、中国、ロシア、北朝鮮等の武器輸出を是認している国々は禁止条約に加盟する動きを見せていません。

クラスター爆弾の弊害の理由として不発弾の多さが言われています。クラスター爆弾は投下後、先端に取り付けられたプロペラが落下と共に回転して安全装置を解除します。従って一定の条件内で使用しないと起爆装置が有効にならず不発弾となる訳です。巷間言われるところではイスラエル軍などはわざと有効射程未満で使用して不発弾化して、地雷と同様の効果を狙っていると言われています。このような使用法は厳しく批難されるべきです。また不発弾化するのを防止する為、子爆弾の信管を時限性のものにし、一定時間以後は爆発しないようにすることで、2次的被害の発生は防止出来るとの主張もあります。私見ですが、クラスター爆弾は保有を一律に禁止するのではなく、自国領土以外での使用を禁止するのが攻撃的兵器を保有しない我国にとって合理的だと考えますが、如何でしょうか。

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国家100年の計

南極観測船しらせが南極から帰り、老朽化の為退役することになりました。南極観測船は初代の宗谷がほとんど砕氷能力がなく、厚い氷に閉じ込められて他国の砕氷艦の助けを必要としていたのが2代目のふじになって自由な航行が出来るようになり、3代目のしらせになって、砕氷能力も搭載量もアップして南極観測が命がけの冒険ではなく通常の観測として行えるようになりました。

ところがしらせの老朽化に対応しての新艦の建造に対して財務省が予算を認めませんでした。度重なる折衝で最終的に新艦の建造は認められましたが、この間の遅れにより今年度の観測隊は外国船をチャーターして行う羽目になってしまいました。予算のお目付け役として財務省が目を光らすのは判りますが、自然科学の探求だけでなく、環境調査の観点からも極地観測の重要性が増しています。国家財政の改善は当然のことですが、今まで営々と続けてきた南極観測を打ち切ることに国民的合意が得られるとは到底思えません。挙句建造の遅れから外国船をチャーターすれば要らぬ出費を強いられることとなってしまうのです。一体この事態を財務省は同説明するのでしょうか。

どんなに窮乏しても要るものはいるのです。良く予算折衝に関連して名前が出される○山さつき議員も財務省主計局出身ですが、その短視眼には感心できません。目先の予算編成も大切ですが、50年、100年先の日本を作り上げる為の先見の思想が必要です。今回のいきさつを見ると今の財務省にそのような熱い思いがあるのか疑問に思えてなりません。

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自民党下野すべき

後期高齢者医療制度がスタートしましたが、低所得者の負担が軽減するとの触れ込みにもかかわらず、国民年金生活者の負担が増大していることが次々と明らかになっています。舛添要一氏は国民の負担を是正する良い制度と口走っていますが、気は確かかと言いたい思いです。当の厚労省が今になっても負担者がどのような増減になるのかすら把握が出来ていないなど言語同断です。

また福田康夫さんは説明不足は残念と言っていますが、厚労省のPRを見聞きした覚えは全くありません。これは厚労省の役目と思いますが、収入別やモデル世帯のシュミレーションをしてそれぞれの負担の増減を提示するのがスジではないでしょうか。別の話で申し訳ありませんがタバコの自販機での販売について今後身分証明のカードが必要になるとのTVCMはよく目にしますが、高齢者の医療負担についての広報は全く目にした覚えはありません。おそらくそのような周知の働きはしたことがないのでしょう。今朝のTV報道で長生きしたばかりにこのような仕打ちを受けるのだと言う高齢者のコメントがありましたが、福田康夫さんはどのような想いでこのコメントを聞いたのでしょうか。

高齢者に長生きしたばかりに、などと言う言葉を言わせる社会など恥ずかしいばかりです。福田さんは内閣の責任者としてそのことを自覚しているのでしょうか。

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カップヌードル

日清のカップヌードルの容器が、発泡スチロールから紙に変更になりました。日清食品のHPによればECOを推進する為と言うことです。以前発泡スチロールから環境ホルモンが溶出すると言う指摘が投げかけられた時には頑なに反論して使用し続けましたが、変われば変わるものです。メーカーの論理としてはプラ容器の方が断熱性があり、出来上がりや熱湯による事故を防ぐことが出来るので好ましいのは理解できますし、カップや麺の形状にも様々な工夫が凝らされているようです。しかし環境ホルモンの影響が重大なのも事実です。

しかしながら、環境汚染の評価が難しいのも事実で、規制側は厳しく、使用側は甘い結果を論じるのが常です。しかし汚染が深刻になってから規制を強化しても影響が薄れるまでは長い時間を必要とします。もしその間に絶滅危惧種の繁殖に支障が出れば取り返しがつきません。今回の材質変更の背景には原油高騰の事情が大きいのではないかと思いますが、まずは変更を素直に評価したいと思います。

紙容器には再生紙によるリサイクルがありますが、使い捨てに変わりはありません。割り箸の使用さえ必要最小限を要求される現在、将来的には専用容器などを用意してカップレスヌードルに移行するのが本当のECOだと思います。

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桜月夜

東福寺の帰り道、例によって八坂の塔を見たくなったので途中で祇園を通りました。貧乏人にはとんと縁の無い世界ですが、ここを通る度に何故か心踊り、与謝野晶子の「清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき」の歌が頭に浮かびます。何十年も前に中学の国語の教科書で習って以来なのに可笑しくてなりません。

P4120052 何かの催しがあったのか和服の女性の一団が通り過ぎて行きました。前からは具合が悪いので後ろから撮らせていただきました。

                                      

P4120055_2 八坂の塔は今まで家並みの間から見上げていましたが、ふと見上げると上に延びる道路がありました。そこまで上ると思惑通り屋根の上に優美な姿が見えました。ビルが無かった古にはもっと美しく見る事が出来たことでしょうね。

P4120059 八坂神社から清水寺にかけては相変わらずの人ごみですが、こんな静かな通りも見られました。

P4120064 白川沿いの桜並木に遅咲きの花が残っていました。満開の頃はさぞかし見事だったのではと思われます。

P4120068 枝垂れ桜を撮ろうとしたら西に傾いた春の陽が白川の流れに光って見えました。桜と川は良く合います。

P4120071 ハイシーズンにはライトアップで華やかに映し出されるのでしょうが、このような静かな風情の方が私は好きですね。

P4120072 打ち水や盛塩、柔らかな灯火などドラマの中でしかお目にかかれない風景がありました。昼の顔から夜の顔へと祇園が静かに姿を変えようとしてしています。この日はこのまま暗くなる前に帰路に着いたので、桜月夜を見る事は出来ませんでした。

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桜花から新緑へ

桜前線は順調に北上を続けているようです。まわりにある木々も落花が進んで若葉が目立つようになりました。有名寺院の花見客の喧騒も一服したのではと、今まで人出の多さで敬遠していた紅葉で名高い東福寺に行ってみました。

P4120005 映画「マディソン郡の橋」で屋根のある橋があることを初めて知りましたが、日本にもありました。臥雲橋です。ネットで調べたら全国で100以上もあるようです。

P4120004 臥雲橋から見た通天橋と方丈です。新緑が鮮やかでした。

P4120032 方丈から見た通天橋ですが、名前の由来が判る気がします。

P4120038 通天橋の橋げたはこんな風になっていて清水寺の舞台を思い出しました。

P4120008 国宝の三門。門の前が池になっているのは初めて見ました。現存する最古、最大とのことですが屋根が重いようで、秀吉が修理した際に四隅に角柱の支柱が設けられています。

P4120020 外国人の観光客も多く訪れていましたが、この界隈はほとんど人影も無く、東福寺の境内の広さを感じさせられました。

P4120031 方丈庭園の正方形をモチーフにした北庭。西洋の庭園では図形を取り入れた物がよくありますが、日本庭園ではあまり見られません。東福寺には他にも正方形が取り入れられた西庭がありました。

P4120029 枯山水の南庭です。周囲に緑が多いので、目先に囚われやすい私にはその奥深さを感じることが出来ませんでした。

P4120044 開山堂前の石庭、普通曲線で模様(正式になんというのか判りませんので)が描かれていますが正方形になっています。

P4120048 所々で見かけた曲線の瓦屋根。美へのこだわりの結果でしょうか。

P4120046 月下門前になごり雪ならぬ名残の桜が残っていました。

今回初めて訪れましたが、落ち着いて緑豊かな景色を楽しむことができました。紅葉の頃はさぞかしと思いますが、その頃の人出は相当のようなのでどうしようかゆっくり考えたいと思います。

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富士重工、一時代の終焉

富士重工とトヨタが提携を強化するとの発表がありましたが、併せて富士重工が軽自動車の生産から撤退する予定であると伝えられました。今日、我国は自動車大国の地位にありますがその礎を築いたのが富士重工と言っても過言ではありません。

自動車生産では発展が遅れた我国は終戦後に軽自動車によって自動車生産に参入するチャンスを得ることが出来ました。戦前からのメーカートヨタ、日産が先行して普通車を生産はしていましたが、価格は高く一般家庭が手軽に購入出来るものではありませんでした。富士重工も当初は普通自動車の開発を手がけましたが、量産には多額の資金が必要で、より少ない資金で生産出来る軽自動車に方向転換しました。こうして生まれたのが、1958年に発売されたリアエンジン、リアドライブのスバル360です。この自動車によって日本の自動車産業が本格的に始動したといっても過言ではありません。(これ以前に三輪のダイハツのミゼットがありましたが、こちらは簡便な運搬用で乗用目的ではありませんでした)

これによって一般庶民でもマイカーを所有出来る時代が到来したのです。居住性の確保から本当はFFを目指したかったのですが、時期早く当時は等速ボールジョイントが技術的に量産出来る段階ではありませんでした。FFはその後のスバル1000まで待たなければなりませんでした。以後二輪車から転用した高出力のOHCエンジンとFF方式を採用した本田技研のN360によって軽自動車販売台数NO.1の座を奪われるまで長らくスバル時代が続いたのです。ちなみに富士重工は当初からRR,FFのクルマ作りをして来た為、4WDを作るときにプロペラシャフトの入手に困り、日産から供給を受けることになりました。本田も4輪に参入した当初プロペラシャフトの入手に困りスポーツカーS600はFRですが、駆動は二輪同様にチェーンを使用しており、その後はFF方式を取り続けています。。今回トヨタとの提携でFRのスポーツ車を生産するのはこのあたりのところを振り返って見ると大変感慨深いものがあります。

我国の乗用車の黎明期を切り開いた富士重工の軽自動車が終焉を迎えるなど誰が想像出来たでしょうか。今正に一つの時代が終わろうとしています。

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平和の祭典?

北京オリンピックの聖火リレーが世界各地で始まりましたが、歓迎ばかりではなく様々なトラブルが伝えられています。中国のチベット政策への抗議が背景ですが、これに対して大勢の警官やガードマンを動員してランナーをガードしています。長野では警備に機動隊の投入が予定されているようです。

従来からオリンピックは政治的に利用されたり余波を受けてボイコット騒動がありましたが、このような有様では平和の祭典の名が泣くというものです。世界から拍手で迎えられる状況を作る努力が見られず、力で押し切るやり方には共感できません。

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ガソリン価格

仕事で大阪、奈良、三重、滋賀約260Kmを車で走ってきました。各地で桜が見頃で思わぬ目の保養が出来ました。ところで、ガソリンの暫定税率が廃止となって10日になりますが、スタンドに表示されている価格は120円台前半で、おおむね順調に下落しているようです。巷間、与党は衆議院で暫定税率の再議決を行うと言われていますが、この数字が跳ね上がった時の有権者の反応は厳しいものになりそうです。Photo

夕方の川べり、初めて桜をストロボで写してみました。

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春の妖精

P4050012 週が変わって安定した天候が功を奏したのか様々な春の花が花開くようになりました。ここ数年毎年足を運んでいる人家に近い山の上でカタクリの花が満開となっていました。季節を忘れずに可憐な花をつけ、いつの間にか葉を落して姿を消してしまう様は正に妖精と呼ぶにふさわしい姿です。

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いつもは木陰にひっそりと花をつけているのですが、今年は当たり年なのか登山道の脇にもびっしり花が並んでいました。

P4050017_2 こんなに沢山のカタクリの花を見るのは東北の山で見て以来です。どれもしっかりした花で一度に花開いたことがうかがえます。

P4050020 古の歌人は桜の花が散るさまを、しずこころ無く、花の散るらむと詠みましたが、春の息吹きを感じさせるカタクリの花を見ていると、しずこころ無く花の咲くらむの境地です。

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思いやり予算は国の恥

我国は駐留米軍に対して「思いやり予算」と称して多額の予算を支出しています。今回民主党は支出の内容が適切でないとして参議院では否決しましたが与党は衆議院で再可決する方針のようです。先日の国会審議では本来米軍の後方支援の目的であるべき支出が、娯楽に使われていることが指摘されましたが、高村外相は十分議論された上での支出で問題ないとの論旨の答弁をしましたが、とんでもない無責任な発言だと思います。

そもそも米軍が我国に駐留しているのは米国の利益に叶うからであって、日本の防衛とは全くの無関係だと言うことを自覚すべきです。有事の際は米軍が日本を守ってくれると信じている日本国民が多いと思いますが、これは日本側の勝手な思い込みです。米軍は世界戦略の一環として、対北朝鮮、対中国への橋頭堡として日本の基地が必要なのです。もし日本が攻撃された場合、日本が攻撃されたからではなく、米軍基地が危険にさらされるかどうかが米軍の出動の行動基準になる筈です。

そのようなスタンスの米軍に対して「思いやり予算」と言うのはもらうものは何でももらっておこうと言う米国に対して追い銭を渡すようなもので、全くお人好し以外の何者でもありません。むしろ米国の利益のために米軍を駐留させてやっているのであって、その代価を要求しても良い筋合いのものであると思います。もし米軍が我国に駐留することに対して負担を口にするのであれば、即撤退を要求すべきと考えます。我国には米軍を抜きにしても国を守るオプションはいくつも考えられます。

米軍に国を守ってもらっている等と考えるのは、あまりに浅はかな認識だと思います。「思いやり予算」は本来米軍が負担すべき支出であって、断固拒否すべきだと考えます。

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ガソリン税の行方

先月末で暫定税率が期限切れとなって、ガソリン税が本来税率となりましたが、政治は相変わらず指導力を発揮できません。これまで道路特定財源として道路建設費用を賄っていた地方自治体が建設予定の凍結を強いられるなどして混乱が生じています。しかし私にはおかしいと思えることばかりです。

何故ガソリン税暫定税率による道路財源がなくなると大騒ぎするのか?

暫定で倍になっていたものが元の税率に戻るだけで、半分はそのままです。その分をいかに有効に使うのか、と言った議論は全く聞こえてきません。本四架橋、アクアラインのような高額建設費の道路は作る側に旨みがあったのか、行け行けどんどんと作られてしまいました。その後の利用状況は惨憺たるもので、高すぎる通行料を下げざるを得ない有様です。本四架橋ではフェリーの方がはるかに料金が安いのが、利用率低迷の理由と言われています。ないよりあった方が良いと言うのはそうでしょうが、無ければいけないかと言えば間違いなくNOです。我国は赤字国債の乱発によって総額800兆円とも言われる莫大な借金を抱えています。本来ならば暫定税率分はこの償還にこそ当てられるべきだったと思います。もし従来通りの道路予算を確保したい(その理由が明確ではありませんが)のであれば、政府予算全体の配分を見直せば済む話で、暫定税率相当分は約3%です。国会空転で大騒ぎをするより、これくらいの編成を即やるべきです。政府の不作為と言わざるを得ません。

ガソリン税が下がると消費が増えるのか?

政府は突然、環境に関心があるかのような発言を言い始めましたが、今までエネルギー消費抑制の施策にはあんなに腰が重かったのに今更どの口が言うのか、との思いです。官僚や国会議員は相変わらず大排気量の高級車に納まっていますが、庶民は家計への負担を減らそうと低燃費の車にシフトをしています。石油業界の見通しでも運転人口の減少で今後ガソリン消費量は20%減少するだろうとの試算があるようです。諸物価が相次いで値上がりする現在、ガソリンを浪費する心理は皆無です。高額なガソリン価格が消費を抑制している側面も確かにあると思いますが、地方では採算面から公共交通機関が縮小傾向にあり、庶民はどんなに高価であっても使わざるを得ないから使っているのです。庶民の台所事情を知ろうともしないで、役人の主張を鵜呑みにして発言する、こんなところもKYと言わざるを得ません。また真にCO2の抑制を言うのであればエコ技術普及への誘導となるCO2を排出するすべてのエネルギー消費への課税を考えるのが筋ではないでしょうか。

政府は今月末にも衆議院で再可決して暫定税率を復活させたいようですが、直近の国政選挙の結果が現在の参議院の構成であると言う事実を良く考えるべきでしょう。税制としての基本理念を見直さない限り、再可決を強硬しても決して国民の支持は得られないと思います。

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