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麦秋

仕事で九州に行って来ました。高速バスで移動中車窓に目をやると、あたり一面黄金色の風景が飛び込んできました。豊かに実った麦畑です。かつて我家の周辺でもそうでしたし、日本のそこかしこで見られた風景なのだと思いますが、麦の価格は米よりも安く国際的な競争にも立ち行かず作付けは減少の一途を辿っていました。そんな中でも一部の地域で脈々と小麦が作られているのは嬉しい限りです。

先日名古屋周辺がかつては一大生産地だったと言うことを聞きました。作付けは減りましたが、品種改良が進み外国産の小麦に負けない品種が開発されつつあると言うことです。昨今は世界的規模で食料不足が進行中と言われており、小麦粉が値上がりを続けています。今日のニュースでも今後尚40%程度の値上がりが見込まれるとのことです。国際価格の高騰と言う追い風を受けて我国の麦作りもどうやら復活の機運を迎えそうです。

初夏でありながら麦の収穫期を何故か麦秋と言います。久しく忘れていた言葉ですが、麦が実った風景を見ると自然とこの言葉が思い浮かびました。なつかしく、そして我国の農業従事者(適当な言葉が見つかりません)のたくましさを思いながら。

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三浦雄一郎さん、おめでとうございます

世界最高齢のエベレスト登頂を目指していた75歳のプロスキーヤー、三浦雄一郎氏が本日無事登頂を果たしました。但し直前に76歳のネパール人が登頂した為に世界最高齢の栄誉は得られませんでした。報道によれば三浦氏は心臓に病歴があり、ドクターの管理の下に登山活動を行っていたとのことです。

現在ネパール政府は16歳未満のエベレスト登山を禁止しています。私はこれは無謀な登山を防ぐ英断だと思っています。体力のピークを過ぎた高齢者がエベレストを目指すのはなおさら容易いことではありません。今回の三浦隊はサポート隊がルート工作や荷揚げ、テント設営を行った上で、頂上アタックを行うポーラー方式で行われました。現在の先鋭的なクライマーは自分達で荷物を背負って頂上を目指すアルパイン方式で登られていますが、自分の足で登らなければならないのはどちらも同じです。

今後77歳の登山者が最高齢登頂を目指すことになるのかもしれませんが、用具や技術が進歩した現在でも決してゲーム感覚で登れる領域ではありません。運の良かった者だけが頂上に立つことを、そして元の世界に戻れるのであって、悲劇に襲われる者が後を絶ちません。最近でも世界合同隊で頂上を目指した日本女性が、体調不良で亡くなっています。私の世代ですとエベレストサミッターとして思い浮かぶのはなんと言っても加藤保男氏です。加藤氏は生涯3回エベレストの頂上に立っていますが、それぞれが壮絶なものでした。24歳で最初に頂上に立つことが出来ましたが、時間切れで8650mの高所でビバークを強いられ両足と右手3本の指を失いました。それでも登山を断念することは無く、最先端の登山を続け1980年、31歳でプレモンスーン期に北東陵からの単独登頂に成功しました。そして1982年、厳冬期単独として三度登頂に成功しましたが下山途中に行方不明となり、帰らぬ人となってしまいました。

今回三浦氏が辿った東南陵、サウスコルからのルートは一般にノーマルルートと呼ばれていますが、他のルートに比較してということで、決して誰もが安全に登ることを保証されたルートではありません。改めて快挙を称えたいと思います。

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無責任与党

野党が後期高齢者保険制度の廃止法案を提出することを決定したことに対して与党自民、公明党が対案を明示せずに無責任と批判していますが、正気の沙汰と思えません。与党は野党の批判を無視して法案を強行採決しておきながら、新制度が施行されてからのんきにもこれから実情を調べて補正したいなどと言う無責任振りです。

当然しかるべきシュミレーションを実施して法案を練り上げたうえで提出すべきで、事前にすべきこともしないまま数の論理で強行しながら、これから実態を調査します等と、どの口が言えるのでしょうか。また公明党は年金法案の支給率を下げる法案を強行採決した時に100年安心の保険制度を作り上げる為と党を挙げて公言しましたが、現在の年金の混乱を前にして果たして野党を批判する資格があるのでしょうか?

自民、公明両党は今回の医療保険制度の不備、制度の欠陥を認め、複雑な制度を小手先の修正で更にややこしくするのでなく、一旦白紙に戻してその上で今後のあり方を時間をかけて論議すべきと思います。

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思わぬエリア

GWのあおりで変則勤務となり、日曜日1日きりの帰省となってしまったので近場の山歩きを楽しむことにしました。豊川用水の水源涵養林を公園化した愛知県民の森が目的地です。一般的にはここから人気の宇連山に向かうのですがそこはへそ曲がり、別ルートを取ることにしました。

P5180007

楓の若葉が陽光に輝いて見えました。この季節はすべてのものが躍動感で輝いて見えます。

P5180006 ワラビらしきものもわずかに残っていましたが、大半は育ってこのような光景を描いていました。まるでカメラのクロスミラージュ効果を見る思いでした。

P5180001 どうせ公園内のハイキングコースとタカをくくっていたら、一歩コース外に出たとたんに登山道は荒れており、思わず本気モードになって歩かざるを得ない状況となりました。でもそのおかげで珍しく登山中に誰にも会わず、静かな山歩きを楽しむことが出来、ワンコもご満悦です。

山歩きの面白さは思いがけない所に転がっているようです。このコースはガイドブックには取り上げられていませんが、山のエッセンスとしては人気コースよりも何倍も面白いと思います。

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レンゲ畑

世界的な食糧不足が叫ばれるようになり、米作りの重要性が再認識されるようになりましたが、近年は育苗技術の進歩によって田植の時期が早まっています。我が家が稲作をしていた30年ほど前は田植えは6月に入ってからでしたが、この頃では4月の内に田植えをするところも見られます。温暖化の影響と言うよりも台風対策の面からではないかと思います。

この影響をもろに受けたのが、レンゲ草です。かつては水田一面にピンクの花を咲かせ、そのまま実を付けて田の肥料となったものですが、田植えの早まりを受けて実が実る前に耕されてしまい、そのせいか中々一面のレンゲ畑(田なのに畑と呼ぶのは?)にお目にかかれなくなってしまいました。ところが、先日滋賀県の棚田風の田園を通りかかったら田植えが終わった水田の中に実がついた、一部花が残るレンゲ畑が散在する光景を目にしました。いわゆる休耕田なのでしょうが、懐かしい思いで見入ってしまいました。  clovercloverclover

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一人の命の重さ

日本の緊急援助隊が中国四川大地震の被災地に到着しました。我国の救援申し出に対して当初中国政府は謝絶の方針で、一旦は派遣は断念されました。その後中国政府の方針転換で急遽派遣が実現した訳ですが、状況は悪化の一途です。一般的に被災から72時間が生存者救出のタイムリミットと言われています。今回、日本隊は96時間を過ぎてからの現地入りとなりました。正直生存者の救出は大変厳しいと言わざるを得ない状況です。

当初中国政府は周辺地域の情報統制から外国人救助隊の現地入りを受け入れないと言われていました。遅きに失したとの非難はその通りなのですが、その上で尚日本隊の受け入れを決断した中国政府の決定を私は評価したいと思います。あまりに多すぎる被災者数に対して限られた救援隊の人数では客観的に見ても救える命について多くを望むべくも無いでしょう。予想される犠牲者の数の多さには胸が悼むばかりですが、しかし救える命があるのであれば、例え一人であっても活動する価値は計り知れないものがあると思います。日本隊の活動によって一人でも多くの被災者が救出されることを願って止みません。 

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きぼうに希望

ISS(国際宇宙ステーション)に連結される我国の宇宙実験棟「きぼう」に野口宇宙飛行士を’09年11月から6ヶ月の予定で滞在させることが公表されました。但しスペースシャトルの運用が終わりを迎えようとしている為にロシアのソユーズ宇宙船での往復になる模様です。

ソユーズと言えば、先頃韓国初の女性宇宙飛行士が地上に帰還する際に機材トラブルで着陸地点が大きくずれた上、軟着陸できずに地上に激突した為に、重症を負ってしまい、予定した祝賀行事も中止されたとのことです。我国は予算事情から宇宙開発は科学衛星の打ち上げに絞ってきましたが、超大国の米国でさえ宇宙関連予算がままならない有様では、折角のISSの運用にも水を差しかねません。中国はロシアからの技術導入で有人宇宙船の運用能力を獲得しましたが、我国も有人宇宙船の開発に乗り出す時期に来ているのかも知れません。

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あれれッ?

先日の花の山からの下山のおり、沢で山葵を見つけましたが、1株しかなかったので見るだけに留めました。ところが途中で寄った農家の直売店で山葵の葉が売られていました。以前、山葵の葉をお茶漬けにするとすごく美味いと聞いたことがあるので迷わず買って帰りました。ただ、香りを嗅いでもそれらしい香りがしないのに一抹の不安を感じましたが、熱湯を注ぐと辛味が出てくるとの記憶を頼りに、軽く熱湯で湯がいて様子をみました。

ところが度々つまみ食いをしても一向に辛味が出て来ません。慌ててネットで調べると辛味を増す酵素はあまり高い温度になると機能しなくなるので、80℃くらいのお湯を山葵の葉にかけるのが良策のようです。私は極めて短時間ですが、沸騰させた熱湯の中で湯がいていたので完全に失敗です。仕方がないのでチューブ入りの山葵を添えてのお茶漬けを食べる羽目になってしまいました。この次こそは・・・・・ッ。

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ミャンマーの悲劇

ミャンマーがサイクロンの襲来によって大きな被害を受けているようです。いるようですと言わなければならないのは民意を無視して現在も国内を支配し続けている軍事政権が被害の全容を公表しようとせず、救援の為の外国人の入国を頑なに拒んでいる為です。一説には軍事政権がサイクロンの情報を一切国民に伝達しなかったのが被疑を大きくした原因で、死者の数は10万人を超えるとも言われています。

従来から軍事政権側は選挙結果による民意を無視して強権によって統治を続けています。国際社会はこのような軍事政権に対して厳しい姿勢で望んでいますが、地下資源の確保に躍起となっている中国が、鉱物資源と引き換えに軍事政権に資金や軍需物資の供与で大幅な便宜を図っています。言い換えれば自国の利益のために中国はミャンマー国民の制止に対して無関心の態度を取り続けているのです。

言うまでも無くこの夏には平和の祭典と呼ばれるオリンピックが首都北京で開催されます。果たしてオリンピックの主催国としてこのような態度を取ることが許されて良いことなのでしょうか。国民の生命、財産よりも自分達の特権を維持することを最優先しているミャンマー軍事政権の存在を許さないのは勿論ですが、国連常任理事国でありながら自国の利益のみを優先する中国の姿勢に対して世界から厳しい糾弾を浴びせるべきと考えます。

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花の山

GWには雪を踏みに行くつもりでしたが、天気を読み間違えて計画は中止。その代わりに近くの碁盤石山(1189m)にツツジを見に行くことにしました。

P5040007 人里近くの山ですが意外にも植林されておらず、雑木が芽吹いていて楽しく歩けます。

P5040003 満開のミツバツツジの花に出会うことが出来ました。誰が手入れする訳でもないのに自然は偉大です。近くにレンゲツツジの木もありましたがこちらはまだまだ蕾でした。

P5040001 赤い花の中に白い花、小梨ではないかと思うのですが自信はありません。

P5040006 気持ちの良い天気と眼下の展望につい長居をしてしまいました。ワンコも食欲旺盛です。この日は登山者が意外に少なくノンビリと歩くことが出来ました。

途中まで素晴らしい天気だったのですが、残念ながら頂上に着く頃から雲に覆われてしまいました。私達が登ったルートの反対側にお手軽ルートがあるのですが、こちらから登ってきたのは1パーティだけでした。雲が厚くなって小雨も覚悟しましたがなんとか降られることなく下山出来ました。

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友遠方より来る

GWもガソリンの値上がりでゴールドで無くなってしまうと言われましたが、今日から後半戦の4連休に突入です。各地で渋滞のニュースが報じられていますが、世の中広いもので中には徒歩で旅行を楽しむ人たちがいます。BE-PALの掲示板で知り合った「出がらし紋次郎」さんもその一人です。彼が連休を利用して来県するというので最終地点で落ち合うことにしました。移動中の彼を捉まえるためにマイカーで出かけたのが大間違い。R1バイパスは渋滞の連続で、それではと旧道に回れば更にひどい渋滞にはまってしまい約束の時間に大幅に遅れてしまいました。

P5030001 静岡市の西にある岡部町を流れる朝比奈川に架けられた鯉のぼり。まさに大空を泳いでいました。

P5030003 茶どころ静岡県は新茶のハイシーズンです。川からの霧が柔らかい葉を育むと言われ、川の流域に名産地が多いようです。そこかしこにある製茶工場からは新茶の香りが立ち上っていました。

P5030006 一口に新緑と言ってもその色彩は様々です。自然の配色の素晴らしさにはただただ脱帽です。紋次郎さんの到着を待つ間、いくら眺めても飽きることはありませんでした。

P5030011_2 今日は大変暑かったので、平地歩きは大変だったようです。川沿いの桜の木陰の下で遅い昼飯を一緒にとった後、道の駅「玉露の里」前の町営バス亭にて記念撮影。帰りは高速夜行バスでと、そのタフネスぶりはうらやましい限りです。

                               

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噛みたい、噛みたい

P4200015 無くて七癖とは昔からよく言われますが、ペットとて同じことです。我が家のワンコは時折自分の後ろ脚をカミカミしています。害虫が付かないように駆虫薬を投与しているのでかゆい訳ではないと思うのですが、一心不乱に噛もうとします。

子犬の頃家具や器具を何でも噛んでいました。成犬になってそれは治まったのですが、この癖だけは別のようです。

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