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2008年5月16日 (金)

一人の命の重さ

日本の緊急援助隊が中国四川大地震の被災地に到着しました。我国の救援申し出に対して当初中国政府は謝絶の方針で、一旦は派遣は断念されました。その後中国政府の方針転換で急遽派遣が実現した訳ですが、状況は悪化の一途です。一般的に被災から72時間が生存者救出のタイムリミットと言われています。今回、日本隊は96時間を過ぎてからの現地入りとなりました。正直生存者の救出は大変厳しいと言わざるを得ない状況です。

当初中国政府は周辺地域の情報統制から外国人救助隊の現地入りを受け入れないと言われていました。遅きに失したとの非難はその通りなのですが、その上で尚日本隊の受け入れを決断した中国政府の決定を私は評価したいと思います。あまりに多すぎる被災者数に対して限られた救援隊の人数では客観的に見ても救える命について多くを望むべくも無いでしょう。予想される犠牲者の数の多さには胸が悼むばかりですが、しかし救える命があるのであれば、例え一人であっても活動する価値は計り知れないものがあると思います。日本隊の活動によって一人でも多くの被災者が救出されることを願って止みません。 

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