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油断大敵

中国の大地震の記憶が冷めやらないのに今日東北地方で大きな地震がありました。当初マグニチュード7.0、震度6強との発表があった時点で大きな被害が予想されましたが、時間の経過とともに被害の大きさが伝わってきました。大規模土砂崩れ、崩壊があちこちで発生したようで、被害の全貌は半日を経過しても掴み切れていないようです。

我が国は地震の多発国と言われながら、阪神淡路大地震では時の社会党出身の総理大臣に「初めてのことなので」と言わしめ、その存在否定し続けた自衛隊の出土命令の遅滞を招きを初動の救助体制に大きな遅れを出して、被害を更に広げる結果となりました。

その後近県の新潟地方で2回の地震を経験したはずなのに今回も迅速とは言い難い初動態勢となりました。映像を見ると核爆弾が爆発したのかと見まがうほどの大規模な、土石流、地盤崩壊が発生しています。自衛隊は発生当初から偵察飛行を行って、被害の把握に努めていたようですが、現行法では県知事による災害出動の要請がない限り、出動が出来ません。阪神淡路大地震の時は被害の大きさを把握しながら、いつまで経っても出動命令が出ないので、訓練名目で独自出動することさえ検討されたようです。中国の地震の例を見るまでもなく、人命救助は時間との戦いでもあります。自衛隊はその発足の経緯から独自の行動が出来ないよう厳しく制限されていますが、大規模な災害時には自衛隊の支援は不可欠です。

情報収集に始まり、緊急輸送力、救助に必要な人的資源、機材、災害地における自己完結能力などどれをとっても自衛隊に勝る集団はありません。今後は過去の経験を生かして一定規模の災害が発生した時、独自に自衛隊が出動準備に入り、部隊の配備、機材の集積を進めて出動要請があった時には間髪を入れずに出動できる仕組みが必要ではないかと考えます。折角の能力がありながら、今回も行政の能力の不足から出動時期が大きく遅れてしまったように思われます。治にあって乱を忘れず、為政者には一刻も忘れることにないようにお願いしたいところです。

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