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2008年8月31日 (日)

鹿の食害に捕獲止む無し

自然保護の理念が全国に浸透し、狩猟が規制されたこともあり全国的に野生動物が増えているようです。このこと自体は歓迎すべきことですが、野生動物が生息出来る山野は有限であり、しかも年々減少しています。この為各地で野生動物による食害が広まっています。

先に櫛形山でアヤメが鹿によって食べ尽くされてしまったことをお知らせしましたが、同じ南アルプスの千丈岳や尾瀬ケ原でも鹿の食害が拡大し、ニッコウキスゲの食害にあった尾瀬ではとうとう捕獲による間引きに乗り出すようです。もともと高層湿原である尾瀬にはシカは生息していませんでしたが、周囲の環境の悪化によって尾瀬に進出して来たようです。特別保護区域では本来動植物の採取や狩猟は厳禁ですが、もはやそのようなことさえ許されないほど事態は悪化しているようです。

野生動物は原則保護されるべきですが、生息地の適正な生息数を超えてしまえば過密によってエサ不足や病気の蔓延が懸念されます。神の見えざる手のコントロールが機能しなくなってしまえば、残念ながら人間が手を下さなければなりません。自然保護とは時には非情な決断をしなければならないようです。

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コメント

頂点となる肉食獣であるオオカミが絶滅して以来、シカは増える一方です。
山口県西部の山でもシカが増えすぎ、大問題になっています。牧草や牛の餌を横取りし、ダニをまき散らします。
毎年何百頭ものシカを駆除していますが、生息頭数は2000頭以上と言われています。
北海道でシンリンオオカミを育てている人が居ます。将来は山へ放して生態系の復活を夢見ているようですが、登山者への影響等を考えると難しいでしょうね。

投稿: 山奥 | 2008年9月 1日 (月) 20時28分

山奥さん、コメントありがとうございます。最近地元の山を歩くとシカによって樹皮を食べられた樹木を多数目にします。増えすぎたシカがエサとした為なのは明らかです。数年前に訪れた聖岳でも食害防止用のネットを目にしました。
近年自然保護の高まりと共に狩猟人口が減少しているようです。乱獲はいけませんが、野放図な増殖は種にとって危険です。
ある調査によれば古今東西オオカミによる人的被害は認められないとの報告もあります。満腹したライオンが人間に見向きもしないように、増えすぎたエゾシカを手に入れることが出来る限り、オオカミを利用した野生動物の数量コントロールは現実味があるように思えます。

投稿: 雨辰 | 2008年9月 1日 (月) 21時10分

鹿対策に狼の導入 参照 http://japan-wolf.org/content/faq/

投稿: 名無し | 2013年1月28日 (月) 20時28分

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