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金王朝の落日

北朝鮮の金正日主席の健康問題が依然不透明なままです。最近になって容態の悪化の観測も出ていますが、仮にも一国の元首の動静が長期間明らかにされないと言うのはそれ自体異常です。金主席は父親の金日成前主席から世襲で権力を受け継ぎましたが、次期主席の選出については全く情報が無く、仮にこのまま死去するようなことがあれば権力に空白が生じる可能性が強くなっています。

現在食料危機の状況にあると言われ、厳しい冬に向かう中で混乱が生じれば多くの国民が中国や韓国に押し寄せるのではないかと懸念されています。軍事的混乱の可能性も否定できず、米韓で密かに対応策を検討中とも言われています。このような事態になれば我国にも波及は必至と思われますが、政府はこの問題について言及しませんしマスコミも無関心のままです。他国の政権の行方は本来その国の内政問題ですが、北朝鮮については国体崩壊の可能性が強く、生物化学兵器を多数保有しているとも言われる軍部の動向から眼が離せません。

落日が静かに大地に沈んでいけば良いのですが、急に黒雲にかき消されれば大きな混乱が予想されます。当分は半島情勢から目が離せません。

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おくりびと

この終末、重い病の床についていた2歳年上の従兄弟が闘病10年の末に力尽き、ついに帰らぬ人になりました。日曜日は彼の永久(とわ)の旅立ちを見送る集いが催され、小雨に煙る中で一筋の煙となって静かに、静かにと天に昇っていきました。

私の母は鬼籍に入って久しいのですが、母の姉妹、兄弟それぞれ子供に恵まれ、父方の従兄弟と合わせると20人近くになりますが、この歳になると日頃中々一堂に会することがありません。このようなことで顔を合わせるのは不本意なのですが、それぞれの近況を知ることができました。

人はこの世に生を受けた以上、いつか命の炎が消える日が来ることから逃れることは出来ません。私も既に50代となり、人生のターニングポイントをずっと前に回ってしまっています。これまで多くの人を見送りましたが、いつか自分自身が見送られる時が必ずやって来ます。多くの人を見送り、見送られそうして静かに時は過ぎていくのです。(故NHK中西龍アナ調)合掌。

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蒟蒻ゼリーについて考える

蒟蒻ゼリーを食べた高齢者や幼児が喉に詰まらせて窒息死する事故が報道されています。製造販売に何らかの規制をすべしとの官の方針に対し、一般消費者からメーカー擁護の意見が多数寄せられたとも伝えられています。食品を喉に詰まらせる事例としてはもちが有名ですが、こちらが規制の対象となっていないことが引き合いに出されてもいます。

高齢者と言えば施設などでは体調によってはこの種の事故防止のため、日常の食事さえも事前に小さなブロックにしたり、すりつぶしたりしているようですが、当事者はどのように感じているのでしょうか。食の楽しみの観点からは大いに疑問です。

現代人は昔の人と比べると食事の際の噛む力も回数もずいぶん少なくなっているようです。ハンバーグやパスタなど比較的柔らかいものを好む傾向がこれに拍車をかけているのでしょう。しかし人が生きていくためには、食はすべての根源です。硬軟えり好みせず良く噛んでバランスの取れた食事をすることは栄養の点でも好ましいことですし、顎を動かすことは脳を刺激して健康の面でも良いようです。あれも危険、これも危険と早手回しに排除して口当たりの良いものだけを食べさせるよりも、なんでもおいしく食べることの出来る食習慣や食事が出来る体力を維持、向上することを重視すべきではないかと思います。蒟蒻ゼリーはカロリーの点では大変好ましい食材です。硬さや大きさ、形状に一定の配慮は必要かも知れませんが、全面的に禁止にするべきではないと思います。事故で身内を亡くされた方が蒟蒻ゼリーの販売に否定的意見を述べるのは心情的に良く判りますが、ことの本質は少し違うのではないかと考える次第です。

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おいおい

中川昭一財務相が先週末から会見場に国旗を設置したことについて一部記者から異論が唱えられたと言うことですが、一体何を考えているのでしょう。米国でも大統領が会見する時は国家、政府を代表して国旗と国章を前面に押し立てて臨んでいるはずです。

大臣が会見する時、内閣、国家の一員として発言する訳で、国家の象徴である国旗を設置するのは当然です。法律に抵触しない限りどんなイデオロギーを有しようとこの国では許容されますが、それも国家が存在するからです。どのような理由から記者が異論(難癖?)を唱えたのか判りませんが、貴方の発言もこの国が自立しているから許されていることをもう一度良く考えてもらえないでしょうかネェ。

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悲しきサラリーマン

第3のビールと呼ばれる発泡性アルコール飲料が発泡酒を抜いてビールに次ぐ地位を本年度において確立したようです。かつて政府税調のトップ(某石弘光氏です)が正当な酒の文化を理解しないのは嘆かわしいとの趣旨の発言をしましたが、誰が好き好んでビールの変わりに第3のビールを飲むのか全く理解していない能天気な無責任な発言で激しい怒りを感じたのを又思い起こしてしまいました。

私は恥ずかしながらアルコール大好き人間で、真冬でもキンキンに冷えたビールを飲む人間ですが、可処分所得が限られていることもあり、日常は経済的理由によって発泡酒や第3のビールを嗜み、ビールは月に2、3回楽しむ程度です。低所得者は家計の切迫によって涙を呑んでビールからより安価な第3のビールにシフトしているのです。日本経済を支えている多くのサラリーマンが、慎ましやかに消費のレベルを落として家計のバランスとろうとしているのです。今回の動向からサラリーマンの涙ぐましい努力の跡を読み取らず、帝国ホテルで2時間かけての夕食を楽しんでいるようでは自民党最後の総理と呼ばれるかも知れませんよ、あっそう。

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京都1000円の旅その3

これも温暖化の影響か、10月も半ばを過ぎたというのに汗ばむばかりの陽気です。迷惑メールの対応策で一回にブログにアップ出来る容量が制限されてしまい、その2だけでは全部アップ出来なかったので、2回に分けることになってしまいました。少し早い紅葉を探しにカメラをぶら下げての京都探訪その3です。

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白川にかかる沈下橋です。秋になって水温が少し下がったせいか、夏に来た時よりも水がきれいになったようです。

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嵐山へは嵐電を利用しました。地下鉄と嵐電との共通割引切符1000円もあるのですが、今回は途中下車の必要が無かったので、通常切符片道200円です。合計1000円と変わりませんが、途中下車する場合は乗り降り自由な共通切符がお徳です。

嵐山の山の木々の色付きはまだのようでしたが、前景に花を入れたら秋の風情に見えるでしょうか。それにしても相変わらずのすごい人出でした。

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嵯峨野と言えば竹林です。昨年末の花灯路の時は人工的な美しさでしたが、自然光での竹の美しさも良いものです。

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午後4時をまわって薄暗くなって来たのになかなか人波が途切れません。団体さんが道一杯になっていて嵯峨野人気に改めて脱帽です。トロッコ列車の踏み切りで人波が途切れた一瞬の1枚です。

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畑越しの落柿舎です。観光人力車の定番撮影スポットのようですが、何時来ても心安らぐ風景です。

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二尊院の参道です。山の東側に位置しているので、日没前なのに光が落ちてしまったのが残念でした。

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これで陽光があったら傑作写真になったかも。二尊院は皇室ゆかりの寺ですがこの奥に俳優、田村高廣さんのお墓があってびっくりしました。

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歩き疲れて一服する為に路地に入ったらこんな藁葺きの家がありました。資料館かなと思って近づくと門に表札がかかっていました。どうやら個人のお宅で現住建造物のようです。

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化野念仏寺近くの白壁の民家です。建物を相手にする時は広角系のズームレンズが便利でした。今日一日で50枚以上撮影しましたが、望遠ズームを使ったのは2回だけです。当分は広角レンズの世界にはまりそうです。

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京都1000円の旅その2

デジイチを手に入れたのはいいのですが、まだそのスペックが良く判っていません。京都の街を題材にどんな写真が撮れるのか、今回も地下鉄1dayチケットを利用して1000円の旅に出かけてみました。

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手始めは南禅寺の三門です。E-420は35mm換算で28~84mmのズームレンズが標準です。いつもは苦労するアングルも広角の威力ですんなり決まりました。

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こちらもおなじみのレンガ造りの水道橋です。今日は大勢の人出で人波が映らないようにシャッターチャンスを待つのが大変でした。

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まばゆいばかりの白壁がわずかに色づいた木の葉の色を引き立てていました。

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青蓮院前の小さな公園で見かけました。

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ここもおなじみの八坂の塔です。狭い路地を辿ると家並みに隠れるように聳えるこの塔を目にすることが出来ます。今までのコンデジ、オリンパスSP-510UZの最短は38mmですが、この位置からは塔を捉えることが出来ませんでした。このショットが撮れただけでも無理をした甲斐があったようです。

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祇園界隈をうろついていると舞妓さんによく遭遇しますが、実は大半が観光客の扮装です。この方は正真正銘の粋筋の方のようです。

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盛り塩がさりげなく置かれたり打ち水がされたりと、客人への心遣いは流石です。

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白川沿いは紅葉にはまだ少し早かったようです。

フィルム一眼レフの時代は35mmの広角レンズを使っていたのですが、いつしか望遠ズーム志向が強くなって広角レンズの良さをすっかり忘れていたようです。デジイチが忘れていた広角の世界を思い出させてくれたようです。

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意味不明

東シナ海に進出した中国の潜水艦を自衛隊が探知していたことを防衛省が公表しました。米軍の原子力空母に関する軍事情報取得しようとしていたのではないかとみられているようですが、先に南シナ海で中国の潜水艦が火災事故を起こして浮上しているのを自衛隊の哨戒機P-3Cが写真撮影していたことを新聞記者に伝えたとして、情報本部課長の1等空佐が機密漏洩を問われて懲戒免職となった事件と重ね合せると大いに違和感を覚えました。

対馬海峡には米ソ冷戦時代にソ連の原潜の動向を捕捉するためにSOSUSと呼ばれる水中探知機が敷設されており、太平洋に向かうソ連原潜を全て把握していたと言うことです。SOSUSについては存在自体が公表されていませんが、津軽海峡やその他重要海域にも存在するのではないかと噂されています。先の豊後水道の潜水艦騒ぎでも実はこのシステムによって早くから捕捉していたのではないかと一部で推測されています。装置の存在を公にしたくない事情からクジラ説や潜望鏡目視談をでっち上げたと言う訳です。

この件とは関連がないとしても、何故今回公表したのか真意が不明です。相手潜水艦の探知能力については秘中の秘の筈です。事故で浮上した潜水艦を発見したのと潜航中の潜水艦を探知したのとでは軍事上の情報価値は桁違いに違います。このような情報を何故公表してしまったのか大いに疑問です。中国海軍に対する警告としても効果があるとは思えませんし、タイミングや伝達方法も疑問です。結び付けて考えたくはありませんが、訓練生の傷害致死事件への陽動作戦だとしたらあまりに不謹慎で浅薄です。捕捉は事実なのでしょうが、相手国への牽制目的で公表するのであれば国籍不明潜水艦を探知したとだけ発表すれば良いだけのことです。相手はそれだけで全てを察知します。同時に語られた多くの事柄が胡散臭く思われるばかりです。

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秋があった

我慢の反動で、ついスイッチが入ってしまい勢いでデジタル一眼レフを買ってしまったのはいいのですが、そのポテンシャルについては全くの未知数なので、とりあえずアウトドアで試し撮りをしてみました。

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山裾の里の夕景です。刈り入れ前の稲田が輝いて見えました。

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秋の花、お馴染みコスモスです。

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コスモスのアップです。いかにもと言った映像ですね。

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マツムシソウは本来高原以上に咲く高山植物だと思っていましたが、ここ富幕山(とんまくやま)は温暖な静岡県の500m未満の低山ですが登山道脇のそこかしこで見られます。

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ワレモコウ。高層湿原などで見られますが低山にもあるんです。

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ノギク? 野に咲いているから野菊です。

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アザミ は風に揺れることも少なく撮りやすい花です。

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ちょっと高い所にあったのでライブビューでファインダーを覗かず撮影しましたが、ピントが赤い実に合わず失敗作です。

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ススキは秋の風物詩ですが、上手く撮るのは意外と難しいものです。

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少し気の早い葉っぱが色づいていました。

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オミナエシも意外と撮るのが難しい花でした。

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花名を特定出来ませんでしたが、存在感のある花です。

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これを見ると秋を実感しない訳にはいきません。

初めてデジイチをもって山野を歩いてみましたが、なんとかなる部分ともう少し慣れが必要な部分が判ってきたような気がします。とにかく実践あるのみでしょうか。

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美人に撮れた?

プロフィールの写真をE-420で撮影したワンコのものと差し替えました。なんだか某ケータイCMのおとうさんになったみたいです。ワンコもこの頃では写真を撮ることに慣れてきたので、カメラを構えても急に動くことはなくなって、この写真もすんなりと写すことができました。A4サイズにプリントしてみましたが、やはりデジイチの出来栄えを実感です。

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言い訳出来ない

本日とうとう買ってしまいました。オリンパスのE-420ダブルズームキットです。アウトドアでの使用を想定した場合、小型軽量 が決め手になりました。レンズ(14~42mm標準ズーム、35mm換算で倍の焦点距離)横のカードと比べて下さい。

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撮像素子の大きさから言えばキャ○ンやニコ○などのAPS-C規格のほうが面積が大きく取れて有利なのですが、その分カメラやレンズが大きくなってしまいます。オリンパスやパナソニック陣営は4/3インチのフォーサーズ規格なので、コンパクト性に優れますがフルサイズやASP-C規格と比べると画質は若干差があるようです。でもアマチュアとして使う分には全く問題ありませんが、画質かコンパクト性か古くて新しい問題です。早速庭に出て試し撮りをしてみました。

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庭のアケビもやっと色づいてくれました。デジイチのクチコミレポートを見るとオリンパスのオートフォーカスについてはあまり良い評価ではありませんでしたが、実際に使ってみるとコンデジとは違った次元の操作性&映像でにんまりです。

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庭の雑草その一です。撮影者の腕と関係なくピントが合ってくれるのがうれしい限りです。

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雑草その2、ちょっと後ピンになっています。

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ミニバラです。ピントの合わせ方にはテクニックが求められますが、実際にはカメラが勝手にやってくれます。今まで下手な写真はカメラのせいだと言い訳が出来ましたが、このカメラを前にしては下手な言い訳は出来ません。これからはガチンコの写真を掲載したいと思います。

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白鳥は悲しからずや

トキ放鳥からから2週間がたちました。野生復帰ステーションなどから連日彼らの行動について目撃情報が伝えられていますが、個別に行動している為10羽全てについては把握できていないようです。本来群れを作って行動するようなのですが、今のところその兆しは見られません。野性復帰を目指す為に餌付けはしない方針のようですが、状況によっては給餌なども検討すべきではと思います。

「白鳥は悲しからずや空の青、海のあをにも染まずただよふ」は有名な若山牧水の短歌ですが、発表されるトキの飛翔の画像を見ているとこの短歌を思い起こします。トキが穏やかに定着できるよう今後も静かに見守って欲しいと思います。

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京都1000円の旅

今日の天気予報は晴れ、明日は崩れて午後は雨とのことです。朝晩はめっきり涼しくなった京都の秋を探しに出かけることにしました。今日の目的地は仁和寺です。観光に出かける時の足はもっぱら地下鉄ですが、600円で1日乗り放題の1dayチケットが便利でお徳です。早速地下鉄終点の太秦天神川(うずまさてんじんがわ)駅まで行きました。

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地下鉄太秦天神川駅からは京福電鉄嵐山線に乗り換えですが、こちらの駅名は天神川駅となっています。国道162号と接するこの辺りは路面電車になっています。

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帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅で北野線に乗り換えて御室仁和寺(おむろにんなじ)駅で下車、京福電鉄はワンマンの1両編成です。京福は全線均一運賃制で何処まで乗っても200円、天神川からここまでの料金も勿論200円です。有名寺社の最寄駅ですが、京都市内とは思えない無人駅の風景です。

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築地塀の外側に遅い彼岸花が花をつけていました。

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国宝の仁和寺金堂です。何時見ても屋根瓦のカーブが優雅です。

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金堂西側から。ちょっと三千院の雰囲気を感じました。

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伽藍の後ろは訪れる人も無く、ひっそりと咲いていた萩の花が満開でした。

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仁和寺と言えばやはり五重の塔です。この周辺は日陰が多く、昼食のスポットになっていました。今日は暑いくらいの日差しで、ヒグラシが鳴いていたのにはビックリしました。

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嵐山に転戦しようかとも思いましたが人出を考えて止め、帰路に着くことにして地下鉄二条城前駅で途中下車。こちらもいつも通り観光客で賑わっていました。

二条城の隅櫓です。堀の外側が植栽されているので撮影ポイントが限られて中々上手く撮れません。樹木の高さをもう少し低くするか、観望できる場所を何箇所か作ってもらえると良いのですが・・・・。

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二条城は戦の為ではなく、権力者の館としての性格の城ですが治にあって乱を忘れず。大手門以外にも本格的な城門を備えています。

京都の紅葉の見頃は例年11月中旬以降ですが、少し早い小さな秋を楽しむことが出来ました。

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蛙の子は蛙?

2世議員が話題となっています。世間の厳しさに揉まれることも無く、政治家の家に生まれただけで能力に関係なく世襲で議員となることに世間の視線が厳しくなっていますが当然です。

スポーツでも芸能でも実力者の子供と言うだけで通用する世界はありません。俗に言う親の七光りが一時あっても実力が伴わなければ何時までも通用するほど世間は甘くありません。私の好きな噺家に桂米朝がいます。さすがに最近は高齢となって往年の語り口は望むべくもありませんが、あの独特の間の取り方は何とも言えない味がありました。先日米朝の息子の小米朝の噺を聞く機会がありました。タレントとしては父親譲りの洒脱な喋りが出来るのですが、残念ながら本業の方はちょっといただけませんでした。明日10月4日に5代目米団治を襲名するそうですが、より一層の精進が求められます。

関東では三遊亭楽太郎が6代円楽を襲名予定ですし、兄弟子鳳楽は師匠円楽から時期は未定ながら大看板円生襲名を許されています。また故林家三平の次男一平が父三平を襲名することになっています。襲名披露時には誰もが由緒ある名前を汚さぬように努力、精進する旨を口にしますが名前負けしないように大いに頑張って欲しいものです。

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