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田母神氏が残した物

航空自衛隊幕僚長だった田母神氏がアパグループが主催した論文コンクールに応募した論文の中で、政府の戦争責任の見解を述べた村山談話を批判して更迭されました。田母神氏は言論の自由の侵害と主張していますが、防衛省高官が政府の方針に公然と反旗を翻せば処分されるのは当然です。有事の際武器を取って戦う集団が個人の主義主張を言い出したら統制どころではありません。軍隊は政治の決断を受けて行動すべきであって、自らが行動を決定するは軍事政権だけです。自衛隊にそのような能力も国民の支持もあるはずがありません。

しかし、政治の側にも大いに責任ありと思います。そもそも長年対立してきた社会党の党首を政権維持のため連立政権の首相にして先の戦争の総括をさせた経緯が問題です。以来自民党は村山談話を踏襲し続けていますが、多くの国を巻き込み、多数の人命が失われた戦争の総括を時の首相とは言え、一個人の見解で済ますのはいかにも無責任と言わざるを得ません。事実を積み上げた上できちんとした国会決議をすべきと考えます。政治家がこの問題にまともに取り組まない限り、第二、第三の田母神氏問題が起きることになるのではないでしょうか。

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