雪が降った
京都は海から離れているので日本海、太平洋どちらの低気圧の影響も受けにくく、中々雪が積もりません。時折雪が舞うことがあっても山沿いはともかく街中で雪が積もることはそんなにありません。朝方雪化粧していても直ぐに消えてしまいます。淡雪と呼ぶにふさわしい奥ゆかしい積もり方です。今朝もまさにそんな雪の朝でした。
朝、カーテンを開けたら雪が降っていて屋根瓦に白く積もっていました。休日に雪が積もることはめったに無いので千載一隅のチャンスとばかり出かけましたが、途中でミゾレに変わってしまいました。
金地院前の水路に竹のゴミ除けが設置されていました。今朝は寒い雪の朝となったので人出もまばらな風景の中で何とも清々しく感じました。
瓦の雪は直ぐ溶けてしまいますが、檜皮葺きの屋根にはまだ白く残っていました。南禅寺、勅使門です。
龍渕閣へと続く参詣の道、何回も使っているアングルです。いつも観光客の姿が映りこんでしまうので、通り過ぎるのをひたすら待ってシャッターを切るのですが今日は貸切状態でした。京都は地下水が豊富なので地温が高いのか土の上には雪はありませんが、草木にはまだ雪が残っていました。東山の木々が白く見えました。
お馴染みの水路閣。いつもは大勢の観光客で賑わっていますが、今日は人影もまばらです。ここも雪は溶けてしまっていました。
法堂前の香炉の屋根には雪が積もっていました。人影の無いなかで、揺らめくロウソクの赤い炎が印象的でした。
雪景色を求めて境内をあちこち探しましたが、自然は気まぐれ。わずかに残ったなごり雪です。気温は2℃でしたが午前7時頃にはしきりに降っていた雪も9時にはすっかり上がってしまいました。
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