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2009年2月22日 (日)

大人の遊び道具

山に登るようになって35年ほどになりますが、最近は色々と制約があって中々本格的な山に行くことが出来ません。仕方がないので山道具を家で使って気晴らしをしています。一人分のコーヒーを飲む時はヤカンを使わずメタクッカーを使っています。メタクッカーと言うのはメタ(登山用の板状の固形燃料)等を使ってお湯を沸かす為のクッカーです。登山を始めた頃は今のように手軽に使える燃焼器具が少なく、メタクッカーでお湯を沸かして食事をしていました。ところが経験を積むうちにガソリンストーブ(コンロ)を使い出すと火力の弱いメタクッカーの出番はほとんど無くなってしまいました。しばらくは食器代わりに使ったこともありますが、熱い汁物を飲むことが苦手でやがて山に持っていくことは無くなってしまいました。

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最近のクッカーと比べると取っ手はワイヤーを曲げただけのシンプル構造で断熱に配慮はされていません。傾斜地で使うと取っ手が本体側に動いてとても熱くなってしまいます。また、フタにもツマミがないため沸騰した時にフタを外すのに苦労します。そこでアルミ線を使って取っ手にはロック機構、フタにはツマミを取り付けてあります。

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取っ手を揃えてロック機構を回転させると取っ手が倒れ込むことはありません。

言葉の遊びになるのかも知れませんが、登山は登頂のために合理性を追求.してクッカーにも熱効率、堅牢性、携行性を要求します。一方山歩きと呼ぶ楽しみ方となると、いささかへそ曲がりですが敢えて不便さを楽しむ考え方もあります。このメタクッカーも今はインドアで使っていますが私の山ヤ人生を支えてくれた戦友です。向かう山によっては現役としてまた使ってみたいと思っています。

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コメント

年季の入った山道具を拝見し、自分も道具を大切にしなければと反省しました。

メタは板が主流の時代なんですね。私は固形燃料でも缶に入った物を使っていました。
板状のものは非常用としてザックに忍ばせていました。

取っ手...そうそう、火傷しちゃいますよね。そっか、留め金を自作すれば解決するんだ!
既製品にひと手間加えて自分の道具にする楽しみが昔の物にはありましたね。

雨辰さんのブログで、またまた新しい構想をいただきです。(爆)

投稿: 山奥 | 2009年2月23日 (月) 06時08分

山奥さん、コメントありがとうございます。この5年間、二重生活で思うような山歩きができませんでしたが、そんな中埃を被っていたかつての山道具が私を慰めてくれました。あと少しで地元に帰ることになった今、このメタクッカーにありがとうを言いたくてネタにしてみました。物が溢れる現代ですが、思い出が詰まったものは捨てられません。

投稿: 雨辰 | 2009年2月23日 (月) 22時23分

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