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2009年2月 2日 (月)

デジイチ

パナソニックが発売したマイクロフォーサーズ規格のデジタル一眼カメラLUMIX DMC G1が好調のようです。デジイチすなわちデジタル一眼レフカメラですがデジタル一眼カメラとどう違うのでしょうか。言うまでもありませんが、1眼レフと言うのはフィルム又は撮像素子の前にミラー(リフレクター)を置いてレンズからの映像をファインダーに送り、シャッターを切るとミラーを跳ね上げてレンズを通した映像を通過させる機構、すなわち反射させる機構の事を指します。1眼レフが普及する前はフィルム用のレンズとファインダー用のレンズを持つ2眼レフもありましたが当然のことながら大きなボディサイズでした。では何故DMC G1は1眼レフではなく1眼カメラと言うのでしょう。それはマイクロフォーサーズ規格ではスペース的にミラーを置くことが出来ないため、光学的なファインダーを排し、EVF(電子ビューファインダー)に置き換えてミラーを不要にしてレフレックスでは無くなっているからです。

かつてはEVFに用いられる液晶の解像力が低かったため、光学ファインダーが優先されましたが、昨今では液晶が進歩して光学ファインダーに取って変わるまでになりました。私もDMC G1のEVFを覗いたことがありますが、光学ファインダーを凌いだとは言えないまでも十分その役割を果たしていると思われました。

カメラ市場ではAPS-C規格のデジイチが主流です。フォーサーズやマイクロフォーサーズはAPS-Cよりもコンパクト性では有利ですが、撮像素子が小さい分、解像力では不利となります。そのためより高精細な画像を求めるデジイチユーザーの目はどうしてもAPS-Cの製品に向かい勝ちです。しかし写真の魅力とは何なのでしょうか。大きな撮像素子を使って撮影すれば、高精細な画像が得られるのは当然ですが、その分フットワークは犠牲となります。踊る捜査線ではありませんが、撮影はスタジオでばかりで行われる訳ではありません。シャッターチャンスはありとあらゆる場所にあるのです。その時扱いやすいのはどんなカメラなのでしょうか。まあカメラマンの好みの問題ではあるのですが・・・。

P2010647

   

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