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2009年3月14日 (土)

トキは気まぐれ?

佐渡のトキが放鳥されて半年が経ちました。繁殖期を迎えて二世誕生の期待が高まっていましたが、どうやら今年の繁殖は難しそうな状況になってきました。現在生息している雌4羽の内3羽が海を越えて本州側に渡ってしまったからです。環境省は野生のトキの最後の生息地となった佐渡島を放鳥の地に選び、将来的に60羽まで繁殖させる思惑でした。

しかしそもそも放鳥が,採餌が難しくなる冬が近い9月後半に行われ、餌の補給はしないと言う方針は大いに疑問でした。野生化と言う言葉に囚われすぎているとしか思われません。北海道のタンチョウも一時期は10羽近くまで数を減らしましたが、給餌が功を奏して今では1000羽あまりまで生息数を回復することが出来ました。タンチョウの場合も人間の関与が問題視されているようですが、何より大切なのはまず絶滅を避けることです。その上でより理想形に近づけるのが上策だと思います。

佐渡のトキが何故島を離れたのか理由は判りませんが、今までの生息域が島の中南部に集中していることを考えると、餌場となる環境が十分でなく、より多くの餌を求めて海を渡ったと考えることも出来ます。今のところ環境省は静観して餌の補給もしないようですが、佐渡に残る個体数が維持出来るのか大いに疑問です。また、今年の放鳥も昨年と同様に秋口に行うようですが、突然飼育から自然界に放たれることを考えれば、より生存しやすいもっと早い時期を考えるべきと思います。また様々なリスクを考えれば、生息域を佐渡に限定して考えるよりももっと広範なエリアで考えるべきだと思います。現在本州側の飛来地の行政、住民も暖かい目で見守っており佐渡一辺倒の考え方は改めるべきではないでしょうか。一部には捕獲して佐渡に戻すべきとの声もありますが、とんでもないことだと思います。

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コメント

本州に飛来していた雌のNO.13が佐渡に舞い戻りました。トキの気持は判りませんが、人間の思惑には関係なくまさに自然体で生きていると言えそうです。ここしばらく動静が不明になってNo.7の消息が気がかりです。

投稿: 雨辰 | 2009年4月 1日 (水) 08時40分

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