岳沢の山小屋再建へ
北アルプス、穂高連峰の岳沢ヒュッテは前穂から奥穂への縦走路(重太郎新道)の唯一の山小屋として貴重な存在でしたが、2006年の豪雪による大規模な雪崩によって全壊、その後経営者の不慮の事故による逝去もあって営業の再開を断念、廃業が伝えられていましたが、どうやら再建される見通しとなったようです。
人気の穂高岳には奥穂山頂近くに穂高山荘がありますが、河童橋のある小梨平までの間は、ほぼ丸一日かかるロングコースで岳沢ヒュッテは緊急時の避難小屋として、またトイレ、給水のための貴重な存在でした。気象条件の厳しい高地で山小屋を営むのは経済的、人的資源とも個人には重い負担となります。前経営者の遺族はなんとか再開を模索されたようですが、最終的に断念せざるを得なかったようです。しかし、小屋の必要性は遭難防止の観点から明らかです。南アルプス南部では静岡県が山小屋を建設し、運用者である東海フォレストに貸与する形をとっています。これはこのエリアの登山者が夏の間にほぼ限定され、多額の建設費を償却することが難しいためです。
何故岳沢ヒュッテにもこのような形が取られなかったのか判りませんが、今回槍ヶ岳山荘の経営者が岳沢ヒュッテ跡地に新しい山小屋を建て、来夏の営業再開を目指すとの決意をされたことを素直に喜びたいと思います。登山は物好きな連中の遊びと思われているのかもしれませんが、何もかも民間まかせにせず、もう少し官の側も汗をかく必要があるのではないでしょうか。
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