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剱岳 点の記のイベントに行ってきました

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静岡コンベンションセンター グランシップで開かれた、映画「剱岳 点の記」関連のイベントに行ってきました。新田次郎の小説「剱岳 点の記」は5万分の1の地図に残された最後の空白を埋めるために大変な苦労の末に剣岳(つるぎの字にも関係者は大変思い入れを持っているようです)に登頂、測量をした陸軍、陸地測量部の測量手、柴崎芳太郎を描いたものです。点はもちろん三角点のことですが、記はその三角点の標石を埋定するまでの年月日、人名、道順、人夫費、宿泊に関する記録など一切を記した記録のことで国土地理院に永久保存されており、剱岳 点の記もその中のひとつです。但し剣岳はあまりに険しく、2007年の記念行事まで標石は埋定されませんでした。

イベントは元国土地理院院長 星埜 由尚 氏の剣岳についての説明の後、柴崎芳太郎の後輩にあたり、国土地理院で40年間測量手として勤務し、測地・測量に当たられた社団法人 日本測量協会(最近異動があり現職は?)の 山田 明 氏(著書: 剱岳に三角点を 桂書房 2007あり)から国土地理院における測量の内輪話がありました。用語についても細かく規定されていることを詳しく説明してもらったのですが、全て記録しきれなかったので誤記があるかも知れませんが、その際はご容赦願います。尚測量手には三角点の命名権や標石にトレードマークである 冠字 を記すことが許されていて、柴崎芳太郎は「景」、山田氏は「銘」であったとのことです。2007年の標石埋定は山田氏によるものでした。もし今度三角点を踏む機会がありましたら、冠字 を確認されることをお勧めします。

さて最後に 木村 大作 監督が登場しましたが、破天荒と言う表現がぴったりする予想通りのキャラクターの持ち主でした。現場に強い監督らしく、500人の聴衆を前に65分の持ち時間の間、最後までマイクを拒否して地声で通しましたが、笑いを交えて飽かすことがありませんでした。カメラマンとして長く映画にかかわってこられただけに、メイキングビデオや予告編で映し出された映像も美しく、素晴らしいものでした。公開が待ち遠しく思えます。

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PR用にディスプレーされた木村監督のマイカー。作中、原作にはない、監督の思いの籠ったフレーズが数多く散りばめられているようですが、これもその一つです。

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