静心無く・・・
所用で外出したついでに満開の桜で彩られた浜松城公園に足を延ばしてみました。浜松城は岡崎に生まれた徳川家康がついには天下を取るその礎を築いたところから出世城と呼ばれていますが、武田信玄に完膚無きまで叩きのめされた三方原合戦の舞台となった所でもあります。平日の昼過ぎというのに結構な人出でした。
戦国時代特有の野面積みと呼ばれる無骨な石垣の上に戦後建てられたコンクリートの天守閣ですが、桜花に包まれて何だか雅やかに見えます。城と桜は決まりすぎです。そう言えば岡崎城も桜で有名ですね。
時は春、静心なく桜花の散るなむ・・・・。
近年築かれた日本庭園も歳月を経てそれなりに風情が感じられるようになりました。
池の落ち込みの岩の上に風に運ばれた桜の花びらがびっしりと積もっていました。
付近は天然の要害の地なのでそこかしこに起伏がありますが、竹林と竹垣が何とも言えない景色を作っていました。天守閣周辺の喧噪もなく、しばし静寂を味わうことができました。
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