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2009年5月23日 (土)

新型インフル

新型インフルエンザ感染者が増え続けています。今朝(23日)の時点でとうとう300人を超えてしまいました。このウィルスの致死率が今のところ0.4%と言われていますので、単純に計算すれば300x0.004=1.2人となり、死者が出てもおかしくない状態とも考えられます。ただ、このウィルスにはタミフルやリレンザと言ったインフルエンザ治療薬が有効なので、重症化する前に適切な治療を受ければ深刻な事態は避けられるのではないかと思います。海外の死亡例では糖尿病を患っていると高リスクであると言われていますので、体調に変化があった場合は早めに診察を受けることが必要です。

我が国は健康保険を始め、医療制度の充実により患者の発生の把握を正確に行っていますが、世界の大国米国でさえも確認されている数倍の患者がいるのではないかと言われています。そうであれば、米国の場合22日現在5764人(死亡10名)ですから2~3万人程度の把握されない患者がいることになります。また、韓国や中国等我が国同様に米国との往来が盛んな他のアジアの国々から一向に患者発生の情報が伝わって来ませんが、まことに不可思議なことです。

感染から発症までの潜伏期間が数日以上あることから、海外からの流入阻止は到底出来ることではなかったのですが、我が国は海外からの流入阻止と国内での蔓延防止に力を注いできました。しかし現在のような人の移動が活発に行われている状況では100%の阻止は現実的ではありません。幸い低毒性であることから、発症したら患者を治療する方が効率的であるとの考え方や、先々を考えた場合に、この際免疫を獲得しておいた方が好都合ではないかとの意見も説得力があるように思われます。識者は増殖の中でいつ高毒性に変化するか判らないので油断は禁物との立場ですが、これとて現状ではどうすることも出来ないわけですから、注意深く見守るしかないのではないでしょうか。

現代生活、特に都市部では人と関わらずに生活することは困難です。従来型インフルエンザ同様にひたすら終息を待つしかないと思いますし、この秋には再び息を吹き返すことも十分考えられます。個人に出来ることはあわてず騒がず、ひたすら体調の維持管理に努め、何かあれば医療機関に相談出来る状況にしておくことに尽きるのではないでしょうか。

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コメント

仕事柄、この話題に興味があり、とある閉鎖的コミュニティ(ミ○シ○)に参加していましたが、やはり、いろんな立場の人間が増えるに従い、居づらくなって先日、退会しました。

今回の感染は、都市部に限定されていることから、地方との意識格差は顕著です。
恐らく、国民の関心が薄れる来月辺りから、じわじわと全国的に広がっていくのでは思っています。

都市部から広がるのもありますが、水際検疫の限界から、夏以降、海外渡航者から再び感染が広がることも考えられます。

専門家の中でも、今の状態で罹っていた方が免疫が出来て、強毒化したときに感染防御できるとの見方がありますが、インフルエンザウイルスは変異の名人なので、完全に防御することは困難と思われます。
同じ理由で、今の分離株でワクチンを作ったとしても冬の流行時に役に立つかと言われれば??です。

一番怖いのは、冬季に複数タイプのインフルエンザウイルスが同時流行し、新たな雑種ウイルスができることです。
また、東南アジアで依然流行している鳥インフルエンザH5N1も問題です。

致死性の高いウイルスが流行したとき、今の体制ではパニックになることは間違いありません。
この予行演習で見えた問題点を早急に検証し、次の強毒インフルエンザに備える必要があります。
(長文コメント、失礼しました)

投稿: 山奥 | 2009年5月24日 (日) 06時07分

山奥さん、コメントありがとうございます。関西における感染者の増加は20日をピークに鈍ってきたとの見方もありますが、休日明けの学生からの発生がポイントでしょうか。

今回の事態を振り返ってみると、強毒性のウィルスによるパンデミックが起こった時には鎖国に近い対策をとらないと国内の蔓延は防げないように感じますが、現在のような経済危機の中で海外との人の行き来を断つことを政権が断行できるか心配です。

インフルエンザウィルスを死滅させる物質の研究もされているようですから、これが感染防止に応用されれば良いのですが、今日明日と言うわけにはいかないでしょうね。

投稿: 雨辰 | 2009年5月24日 (日) 06時33分

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