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在日米軍エドワード・ライス司令官について

在日米軍のエダワード・ライス司令官はどうやらあまり有能ではないようです。在日米軍人の犯罪率を日本人より低くしたいなどと言う辺りから資質を疑っていましたが、そもそも規律を重んずべき軍人が、任地である同盟国で犯罪を犯すこと自体が軍隊として恥ずべき事であるという認識が全く感じられません。衣食住が保証されている米国軍人と生きていくことにおいて様々な状況に置かれている一般国民の犯罪率を比較すること自体全くナンセンスです。在日軍人の犯罪率が日本国民のそれより低いことに満足しているようでは話になりません。そんな軍隊が駐留していても我が国の国益に貢献することは望めません。

また、今回の総選挙に際し、民主党のマニフェストに対して下記のような個人的見解を述べましたが、一介の駐留軍人の立場をわきまえずに一国の政党に対して物申すことは重大な内政干渉であるとの認識を持っておらず、民主主義を旗印にする国の将官として全くお粗末としか言いようがありません。

「これまでの合意は日米両政府にとって重要であり、今後も持続させていくことが重要だ」と述べ、民主党による衆院選後の対米関係の見直しを牽制(けんせい)した。

更に現在沖縄に駐留しているF-22に対してのコメントしていますが、面を洗って出直してもらいたい思いです。それを言うなら我が国のP-3Cが入手した対潜情報をただで手に入れている恩恵や車力基地にXバンドレーダーを配備して弾道ミサイルについての情報を入手することが出来る恩恵についても言及すべきでしょう。以下発言を引用します。

「トップグレード(最新鋭)の航空機を沖縄に配備し、前方展開配備ができていることは、地域全体にとって安定化要因となっている。日本は米国がF22を配備することで抑止力の恩恵を受けることができる」

「世界の中でも(米国以外の)他国はF22は持てない。日本は日米同盟を通じて配備が可能になっている。これは世界の多くの国が持てないメリット(強み)だ」

冗談じゃないです。どこまで上から目線ですか?沖縄にF-22を配備したのは米国の都合であって我が国の国益など全く考慮されてません。配備しているのは米軍であって、自衛隊は何のメリット受けません。もしスクランブルがあっても、対応するのは自衛隊機であって、F-22が発進するのは米国の利益に直結する事態が発生した時だけです。更に言えば、F-22があっても大した抑止力には成り得ません。それはもしそうであるならば、かつて米国が北朝鮮にあれほど譲歩したことの説明が付かないからです。いかにF-22を配備しようとも、弾道ミサイルの発射ボタンを押させないことは出来ないのです。

米軍が駐留しているのは自国の利益を守るためであることは明白です。日本人のために血を流すことなどあり得ません。但し、プレゼンスが我が国の利益に全くなっていないかと問われれば否と答えざるを得ないでしょうが、日本にはこんなことわざがあることを知っておいた方が良いでしょう。 郷に入りては郷に従え。

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いつまでお預け?

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ペットの食事風景です。我が家では食事の時には少し「待て」をかけてお預けをさせます。最初はワンコだけだったのですが、いつのまにかニャンコも待てるようになりました。

それにしても梅雨が明けません。毎日雨で水不足の心配はないのですが、いい加減うんざりです。抜けるような青空は何時までお預けなのでしょうか?

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空自F-Xについて

民主党が政権公約を発表しましたが、安全保障に関する具体的な項目については言及がありませんでした。今まで安全保障に対する様々な発言がありましたが、野党の立場であり党としての統一見解とは言えないものでしたから今後の煮詰めを待ちたいと思います。

ただ、先日鳩山代表が戦車について述べていましたが、海を渡って戦車で攻めてくるような国は見当たらないから不要であると言った論旨でした。元大蔵官僚片山某氏も戦車や潜水艦は時代遅れで不要な兵器との認識で、防衛予算に大ナタをふるいましたが、これは誤りです。北海道に90式戦車が配備されているから戦車での侵攻を考えにくくしているのです。仮に戦車が全く配備されていなければ、しかるべき砲爆撃のあと戦車による上陸作戦を敢行されても対抗手段は限定されてしまいます。あわてて作るにしても、輸入するにしても数年がかりとなってしまいます。軍事の場合、相手が侵攻の姿勢を見せた時に対抗手段を持ち合わせなければ、もう間に合いません。

前置きが長くなりましたが、本題です。現在航空自衛隊ではF-15J、F-4EJ、F-2の3機種で防空任務に就いています。このうちF-4EJファントムは1972年配備開始(原型機の初飛行は1958年)の旧型機で適宜近代化の改修を経てはいますが、周辺国の新型機と比較すると見劣りの感は否めません。そこで新しい機種を導入しようとしていたのですが、上手く行っていません。それは本命としていたF-22の輸出を米国が許可しようとしないからです。我が国は戦闘機の定数を300機としていますが、今後260機に減数することになっています。このため空自は、他の機種に比べて圧倒的に高性能な米国のF-22を希望していたのですが、機密保持を理由に米議会で輸出は禁止されてしまいました。一部議員からは性能をダウンさせた輸出版を作る案も提示されましたが、オバマ大統領はF-22の生産終了を最終決定してしまいました。

専守防衛を基本とする空自ではステルス性に優れ、相手に探知される前に長射程ミサイルで攻撃出来るF-22に魅力を感じるのは判りますが、ステルスを有効にするためには相手に察知される搭載のレーダーは使えません。結局後方のAWACS(早期警戒管制機)のレーダー情報を活用することになる訳です。また、F-22はステルスを確保するのに莫大な維持、整備費を必要とするとの報道もあります。こう考えると必ずしもF-22である必要はないように思えます。この先、仮に北朝鮮からの挑発があって対地攻撃が必要になる事態も考えられますが、自衛隊のみでのSEAD(敵防空網制圧)の遂行能力がないことを考えれば、F-X機での攻撃は除外すべきと考えます。

また、F-4EJ、F-15J、F-1、F-2と戦闘機を作り続けた国内の製造ラインを維持し、製造技術を維持する必要も考慮しなければなりません。国内でライセンス生産するよりも完成品を輸入した方が安いとの意見がありますが、メンテナンスを含めた費用で見た場合必ずしもそうとは言い切れず、部品の確保の即応性を考えると国内での生産が望ましく思えます。機体価格はF-22はおよそ250~300億円程度、対抗機種であるユーロファイタータイフーンの場合は100億円前後ではないかと言われていますが、どちらも搭載する電子機器によって大きく変動します。またF-22は完成品輸出ですが、ユーロファイターは日本でのライセンス生産や搭載装備の変更をすべて認めると言われています。

一方、機体の運用能力の指標であるキルレシオで見た場合、ある資料では対ロシアのSu-35比でF-22が10.1:1、タイフーンが4.5:1、F-15Cが0.8:1となっています。軍用機の性能は秘中の秘ですからどこまで正しいかは疑問ですが、先の価格とキルレシオを勘案すれば、ユーロファイターも費用面で見ればそんなに遜色ないことになります。

こう見ると現実的にF-22が入手できないのであれば、戦闘機の定数の再見直しを行い導入機数を増やすことで今回のF-Xを乗り切り、根本的な見直しはF-XXの際に行うことで解決するのが一番の良策ではないかと思えます。政権交代が実現した場合でも国防政策を短期間に激変させるのは有益ではありません。粛々とF-Xを決定し、有事に遅滞なく備えることが必要と思います。

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本当に大丈夫?

先日ISS(国際宇宙ステーション)を構成するユニットとして我が国の実験棟「きぼう」が完成しました。これによって宇宙空間で行う各種実験が本格的に始動することになります。ISSにはスペースシャトルを始めとする各国の有人宇宙船、無人補給機が人員、物資を輸送しますが、我が国も6トンの大型機材や補給物資を搭載できるHTV(宇宙ステーション補給機)を開発中で、今年9月に技術実証機がこれも開発中のHーⅡB試験機によって打ち上げられる予定です。

ところで、お隣韓国では、今月30日に南部の羅老宇宙センターから科学技術衛星2号を搭載したKSLV-1ロケットを打ち上げる予定でした。KSLV-1は1段目がロシアが開発中のケロシンを燃料とする液体燃料ロケットAngara UMを購入したもの、2段目はロシアが設計し、韓国で製造した固体ロケットKSR-1を使用しています。ところが最近になってロシア国内で行う1段目の地上燃焼試験が7月27日以降になったとの理由で、突如打ち上げが中止になりましたが、これは実に???な話です。本来地上燃焼試験は組み立てられたエンジンが所定の作動をするか確認する機能試験で実機で行うのが普通です。打ち上げ実機は発射場で打ち上げ準備中だと言うのに、今頃同型エンジンの試験結果を待たなければならないと言うのは本末転倒な話です。

まあ韓国側としては1段目に関しては全てをロシア側に委ねていますので、言われるままに従うしかないのではありますが。この件で打ち上げは大丈夫かいなと思っていたら、もっと怖い話が伝わって来ました。噂話の類かも知れませんが、KSLV-1と地上との指令、通信には2.1GHz帯の電波を使用するようですが、何と3G携帯の使用周波数2GHzと干渉して混変調(混信)を起こす恐れがあり、そのため発射の前後各20分の間、近隣の携帯基地局を停波すると言うのです。一般論で言えば重要なコマンド信号は暗号化されているはずですし、周波数に100MHzものマージンがありますから、受信側が狭帯域化してアンテナの指向性を考慮すれば全く問題ないと思われるのですが。米国とのロケット協定によって射程の長いロケットの開発が制限されてきた経緯はあるのですが、土壇場になってこんな初歩的な問題が出てくるのでは、打ち上げ計画自体の信頼性を疑わせます。

ロケット打ち上げは他国領空通過を避けて行うのが国際ルールですが、そもそも、韓国(北朝鮮も)地理的に東側には日本列島があり、打ち上げ失敗のリスクのあるロケット打ち上げには不向きな国土です。こうした事情から今回は南方に打ち上げる極軌道として打ち上げます。計画通りであれば領空の範囲である高度100Km以上で我が国領空を通過するのですが、もし不調があれば指令破壊しなければなりません。ロケット先進国となって最近ではあまりありませんが、H-ⅡAやM-Ⅴの打ち上げでは不具合によって指令爆破を行いました。もし予期せぬ高度で爆破した場合、我が国領海に残骸が落下しないとは言えません。当局は功をあせらず、慎重の上にも慎重な打ち上げを望みたいと思います。

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ガソリンの行方

衆議院は解散されましたが、総選挙の公示はされていないのでちょっと微妙な政治状況となっていますが、自公VS民主の過半数を賭けた綱引きの行方が注目されます。ところで民主党が与党となればガソリンの暫定税率が廃止されますが、現在の不況下においては景気対策として有効ではないかと思いますが、如何でしょうか。

そんな空気を察知した訳でもないのでしょうが、環境省がエタノール混合ガソリンの混合率10%のE10に向けての安全基準の作成に着手したようです。我が国では法律によってE3(3%)以下に規制されていますが、エタノール混合ガソリンの先進国であるブラジルはE20(20%)が広汎に使用され、また米国ではニューヨクやコネチカット州ではE10が義務付けられています。

我が国でもかつて化石燃料由来の高メタノール混合ガソリンが、安価や低公害性を売りものに販売されましたが、安全性を理由に規制され市場から撤退を余儀なくされています。もちろん技術的な問題も皆無ではなかったのでしょうが、実際に使用して不具合を感じなかった私は多分に政治的な理由によるものではなかったかと思っています。

その後の原油の高騰や産油国の石油戦略の変化に対応する為、燃料の多角化はこれからますます重要になってきます。その意味では遅ればせながらではありますが、民生の安定に役立つものと期待されます。但し、一時期バイオ燃料がもてはやされ、穀物価格の上昇を引き起こして発展途上国の食糧難を招いてしまいましたが、食用穀物によらないエタノールの供給が求められます。

最近では休耕田を利用して多収穫米を栽培し、更には稲藁も原料にしてエタノールを量産する技術も開発されており、他の作物でも市場性のない規格外のものを使用する方法が確立しつつあります。今後ハイブリット車等の低燃費車が増えていけば輸送用燃料に使用するガソリンを減らすことが出来ますが、E10を使用すればそこから更に10%の節減が可能です。又、休耕田を利用したエタノール用の米作りは農家の収入増に役立つばかりか、水田の調整池機能や地表面の高温化対策など環境面でも効果をもたらすものと大いに期待されます。

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あららッ

家庭菜園も今が盛りです。毎日ナスやキュウリが1、2本は採れます。時には3、4本採れることもあります。で、毎日キュウリの消化に追われています。サラダにしたり酢の物にしたりですが、少々食傷気味です。ところが、ある日思わぬ所に収穫漏れが残っていました。 ↓ 葉の陰で全く気が付きませんでした。

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超特大になってしまったキュウリです。スタンダードの3倍以上の大きさです。手強い大きさですが、こちらの不注意で収穫漏れにしてしまったので、粗末には出来ません。育ちすぎたキュウリは、味噌汁にするとそれなりに食べられるとのことでしたが、ちょっとイメージがわかなかったので、冬瓜に見立ててカレーを作ることにしました。皮が少し気になりましたが、結構他の野菜と馴染んでくれました。キュウリとカレー、結構相性は良いようです。

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猫と仮想現実

我が家のニャンコも7か月を迎え、当初よりも落ち着きが見られるようになりました。日中は眠っていることが多いので、猫がらみの騒動もずいぶん減りました。しかしここで新たな問題が・・・・。

それはテレビです。我が家はイネとネコをそれぞれ室内飼いしていますがイヌはテレビには全く反応しません。ところがネコがテレビの画面に反応するようになってしまいました。今までネコは網戸越しにスズメなどに興味を示していましたが、それは実態を持ったものでした。それなのに最近になって、テレビの画面に映る映像を現実のものとして認識してしまうようになってしまったのです。ネコの習性として動くものに反応してしまいます。例えば道路を車が行き来すれば、走る車に手を伸ばします。今日はドラマで鳩が飛ぶシーンがありましたが、本気で飛びかかっていました。

ニャンコの心理は良く判りませんが、見ている限りは映像と現物の区別がつかないようです。単なるテレビですが、ニャンコにとっては立派なバーチャルリアリティと映るようです。

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彦根城その2

彦根城北側、本丸の後ろ側に彦根藩下屋敷であった楽々園、大名庭園の玄宮園があります。地形的には背後には琵琶湖が控えており、敵の襲来からは安全度が高いためと思われます。

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七間橋から臨池閣を望む。なみなみと水を湛えた魚躍池は中堀の内側にあって貯水池の役割もあったのかも知れません。

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臨池閣、鳳翔台越しに望む天守。歴代の城主はここから城の平穏を実感していたのでしょうか。

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鳳翔台に架かる高橋。アーチ式になっていますが橋桁の構造は天秤櫓に架けられた橋に良く似ています。優雅な庭園の橋ですが、岩国の錦帯橋と同様、治にあって乱を忘れない職人達の密かな技術の発揮場所だったのではと思わず考えてしまいました。

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公式の茶席だったであろう鳳翔台の脇に建てられた茶室。粗末な庵ですが、城主の息抜きの場となっていたのでしょうか。

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大手門に通じる京橋から望む中堀。この堀を越えて楽々園に迫るのは容易なことではありません。

姫路城と同様、彦根城も最後まで城攻めに遭うことはありませんでした。その意味では西国の外様大名に備えた過剰とも思われる徳川幕府の治安対策が見事に功を奏した実例と言えるのかも知れません。

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彦根城探訪

彦根城は車窓からは度々遠望したことがあり、以前から行ってみたい城でしたが、やっと機会があって訪れることが出来ました。以下の文章は写真を見てもらう時の参考として記しましたが、くどいと思ったら読み飛ばして下さい。

彦根城は幕末の重要人物である大老、井伊直弼を輩出した井伊家が14代260年に亘って治め、守り続けた彦根山に建てられた平山城の名城です。関ヶ原の合戦後に西国の守りの要衝として中山道、北国街道の合流点であり、琵琶湖に面した彦根に城が築かれました。築城は慶長8年(1602)に開始され翌9年に1期工事が完成し、彦根城と命名されました。これは徳川家康が天下人となりましたが、大阪城は依然として豊臣方の支配下であった為、天下平定とまではいかず、工事を急ぐ必要があったからです。この為城の構造物の多くは近隣の城からの移築で賄われています。

天守の完成は慶長12年(1606)、築城が完了したのは豊臣氏が滅亡した後の元和8年(1622)ですから20年を要したことになります。築城は武将の生死を左右する一大事ですが、戦時には時間をかけることは許されず、豊臣方の武将真田家の居城上田城は天正11年(1579)に築城開始しましたが、天正13年の徳川方の攻撃時には早くもあらかた出来上がっており、見事敵を迎え撃っています。姫路城を始めとする現存する城の多くは関ヶ原の合戦以後に建てられていますが、戦に備えたと言うよりも統治のための政治的な意味合いが強く、築城には長い年月をかけています。

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中堀に面した佐和口多門櫓、城の正門である表門を守っています。彦根城は外堀、中堀、内堀と三重の堀に囲まれた堅固な構えでしたが、表門と大手門の二つの正門を持っています。壁には狭間(ざま)と呼ばれる銃眼が設けられています。佐和口多門櫓は関ヶ原の合戦で敗れた石田三成の居城であった佐和山城からの移築です。

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ピンボケでお恥ずかしい限りですが、内部から見た狭間です。鉄砲の伝来以後、城郭もそれに備えた作りとなっていて壁が厚くなっています。

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佐和口多門櫓の内部。弓や鉄砲などの武器を持って動き易い作りとなっています。

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佐和口多門櫓の枡形虎口、築城当時は上部に櫓が通じていましたが明治の廃城時に失われてしまいました。敵の寄せ手を封じるため、通路をわざと曲げて直進出来ないようにしています。ここを通過しようとすると正面ばかりか左右、上からも鉄砲で銃撃されることになります。

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中堀にかかる大手橋。ここを渡ろうとすると大手門方向からはもちろん、画面正面から狙い撃ちに遭います。

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表門、大手門からの合流点となる天秤櫓と堀切です。堀切は天守に通じる尾根を断ち切って人工的に作られた障害です。有事にはこの橋を落して籠城することになっていました。映画や時代劇によく登場しています。

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正面からの天秤櫓。長浜城の大手門を移築したものと言われています。橋の左右で石垣の積み方が異なっています。右側が築城当時の牛蒡積み、左側が嘉永7年(1854)の大修理で積み替えられた落し積みとなっており、大石のみが表面に出る外観重視の落し積みが時代の流れを感じさせます。

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天秤櫓の内側。ここでも通路が曲げられて直進出来ないようになっています。

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本丸への最後の障害となる太鼓櫓。ここも通路は曲げられていて、門に直進出来なくなっています。この櫓も佐和山城か長浜城からの移築と言われていますが、どちらからのものかははっきりしないようです。

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国宝の彦根城天守。大津城の4層天守を移築して3層とした為、上層が小じんまりしてちょっとバランスが悪く見えます。これは大津城が一度落城していることと4層の4が死を連想させることから縁起を担いだ為ではないかと言われています。天守は本丸裏側を守る備えにもなっており、狭間のある付櫓を持っています。

※天守は天守閣と呼ばれることがありますが、閣と言うのはもともとは二階作りの長屋造りをさす言葉なので、今日では天守が正しい呼称とされています。

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天守西側にある西の丸。現在ではお花見の名所となっています。山上の広い平地なので、軍事目的でない多くの建物があったのではないかと思われますが、残念ながら西の丸に言及した資料を見つけられていません。

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西の丸三重櫓。これも移築で元は浅井長政の居城小谷城の天守だったと言われています。筆頭家老がここで執務を取っていたとされています。

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西の丸三重櫓の外側に設けられた空堀。西の丸にはこの堀に架けられた橋を渡らなければなりませんが、天秤櫓同様に橋が落とされると極めて困難だと思われます。

こうして見ると彦根城が城攻めについてかなり強固な備えをしており、中堀を渡ってからはほとんど天守を望むことが出来ないなど、同時期に築かれた同じ平山城である姫路城同様に鉄砲対策も十分考えられていることが判りました。今回はあいにくの天候で、中堀外側からの天守を望むことが出来なかったので、日を改めて再訪したいと考えています。

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祇園祭

京都に夏を告げると言われている祇園祭。祭りの行事は日程が固定されているため山鉾巡行が上手く休日と重ならないと見物する機会に恵まれませんでした。今年は宵山、山鉾巡行とも平日でしたが、今は時間が自由になるため16、17日の二日間で祭りを見物してきました。

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かつては女性は鉾には上げてもらえなかったそうですが、いつしかこの垣根も取り払われました。鉾の2階には町屋から上がるのが通例でしたが、菊水鉾が初めてマンションから渡り廊下を渡して大きな話題となりました。

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巡行が近づくと通りに鉾や山を据えて提灯に明かりを灯します。環境問題に敏感な京都とあって、今年から月鉾が光源をLEDにしました。でもやっぱり電球とは微妙に色合いが違うようです。宵々山、宵山と数十万人が見物に訪れるため、沿道には様々な出店が並びます。コンビニとて例外ではありません。他店に負けじと熱戦を繰り広げていました。

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通りから入ると、提灯ではありませんが紙の灯路で路地の雰囲気を盛り上げている一角もありました。

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予報では降雨も心配されましたが、幸い本格的な雨にはなりませんでした。四条烏丸を出発した山、鉾は四条河原町、河原町御池、新町御池の各交差点で方向転換をします。これが有名な辻まわしですが、鉾は10トン以上の重量がある上に高さも高いので結構大変です。それを見物する為に各交差点は絶好のビューポイントとなり熾烈な場所取りが繰り広げられますが、不測の事態が起きぬように交差点内への立ち入りは厳しく規制されています。

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辻まわしは車輪の下に青竹を敷いて水をかけ、直角方向に引っ張って強引に向きを変えますが、1回ではとても無理で数回に分けて行います。使った青竹は次の辻まわしに備えて回収します。鉾が去った後は濡れた路面があるだけです。

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引手と音頭取が絶妙の呼吸でタイミングを合わせます。見ている方も思わず力が入りますが、時には青竹が外れてしまい、思うように回らないこともあります。そうすると総力を挙げて車輪の下に青竹を差し込み見事回してしまいます。さすが千数百年の伝統と感心してしまいます。

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迎え火、送り火

早いもので今年もお盆になりました。全国的には8月にお盆を迎える所が多いのではないかと思いますが、私の所では7月13~15日がお盆です。今まで中々時間が自由になりませんでしたが、今日は送り火を焚きました。お盆が過ぎると梅雨が明けていよいよ夏本番を迎えます。

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昔は瓦の上で松を焚いたものですが、適当なものがなかったのでこんなものを代用してしました。

ところで昨日、家の近くを歩いていたらニイニイゼミの鳴き声を聞きました。子供の頃は夏休みに入ってから聞いたような気がしますが、これも温暖化の影響でしょうか?

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ふと気がつくと傘にセミの抜け殻が残されていました。今日は鳴き声がしなかったので、メスのセミだったのかも知れません。ジミン、ミンシュと人間界は騒がしい限りですが、セミはひたすら自分のベストを尽くしていたようです。

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危険予知について

登山、トレッキング、ハイキングと名前は変わっても自然を対象にしたエリアに踏み入ることは同じです。そこが斜面であれば上からは落石があり、道を踏み外せば転落の危険性があります。最近起きた蔵王と富士山での事故はまさに典型的な事故でした。

富士山の事故は、翌日の登山を控えて駐車場に駐車中のキャンピングカーを落石防止用のネットを引きちぎった大岩が直撃して中にいた登山者を襲ったものです。このネットは300Kgの落石に耐える設定でしたが、今回の大岩は3トンでその想定をはるかに超える大きなものでした。登山者には落ち度がなく、不運としか言いようがありませんが、登山で駐車する場合は少しでも山側の斜面から離れた場所に駐車するのが基本ではあります。それは林道を通行していると落石防止ネットで落石が止められていることを良く見かけるからです。前回はネットで止められた、でももっと大きな岩だったら・・・と考えるからです。

蔵王での事故は正直良く判りません。調べた限りでは、当該のコースは仙人沢遊歩道、または仙人沢ハイキングコースと呼ばれて入山に特に制限はなく、観光客にも開放されていたとのことです。グループを引率した子供会の会長にどのような登山経験があったかは不明ですが、過去に事故がなかったことから安心なコースであると誤った判断をしていたのではないでしょうか。

また踏破力の弱いメンバーがいる場合、上級者が弱者をサンドイッチするのが鉄則ですが、事故当時は子供たちが先行し大人が後に続く隊列だったようです。経験の浅い子供たちがコースの危険性を認識できないまま進んでしまい、事故に遭遇したものと考えられますが、仮に大人が先行していれば、要所、要所に大人を配して子供たちをサポート出来たのではないかと思われます。

私が思うのに事故と言うのは起こる可能性が低い、起こりそうにないと考える時に起きてしまうのではないでしょうか。勿論、99.9%のケースでは何事も起こらないのでしょうが、たまたま過去に何もなかったと言う相対的な安全度を重視して安全の中に潜む絶対的な危険度を軽視すべきではありません。たとえ99回歩いて転ばなくとも杖をもっていればたった1回のつまずきでも転ぶことはないのですから。

最後になりましたが、事故に遭われた方々のご冥福をお祈りいたします。

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カモだった

朝起きると30分ほどワンコの散歩に行くのが私の日課です。早起きは三文の・・・と言われますが、あまり良いことに出会った記憶がありません。ところが今日もいつものように出かけると水田に数羽の水鳥の姿がありました。これはチャンスとばかり家に帰って、カメラを持って引き返しました。

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このあたりでも1、2羽で見かけることはたまにありましたが、人家の近くでこのようにまとまっているのを見たのは初めてです。

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嘴の先端が黄色をしているのでカルガモですね。最近は水田の除草に飼われているケースがありますが、このような成鳥ではなく幼鳥です。この水田も農薬の散布を減らしたので彼らのような訪問者がそれに感謝して除草の恩返しをしてくれたのでしょうか?

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ひとしきり羽繕いを終えると、除草は任せてとばかりに後ろの稲の茂みの中にゆっくりと泳いで行きました。

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映画「劔岳 点の記」を観て

ついつい行きそびれていましたが、やっと 劔岳 点の記 を観て来ました。市内のシネマコンプレックスでしたが、平日の午後だったので観客の入りは良くありませんでした。そして気のせいかも知れませんが、残念ながら画面の解像度が良くなく、公開前のイベントで上映された映像と比べると明らかに劣った画面に思えました。もしかしたら映写機のピントが合っていなかったのかも知れません。                

で、感想ですが、 ん~ッ。 (^-^; 

山岳が舞台の映画として見ればそれなりに楽しめると思いますし、合格点だとは思います。事実2時間19分を飽きさせることはありませんでしたが、正直題材が未消化の気がしました。言ってみれば超一流の素材の山にほれ込んだ料理人が、調理方法を決めかねてあれもこれもと料理を作ってしまいコースとしてのまとまりを欠いてしまったような気がします。マナーとしてあまりストーリーを明らかにしないほうが良いのでしょうが、物語の核心である劔岳への三等三角点の埋設を登頂の困難さから断念し、埋設を伴わない四等三角点での測量を決断するくだりが描かれていなかったように感じられたのでは画龍点睛を欠いたと言われても仕方ありません。伏線としては資材の調達時に四等三角点の手配を依頼しているだけにもう少し詳しい描写が求められます。

点の記が記録されるのは三角点が埋設される三等三角点以上ですから映画のタイトルの劔岳 点の記はあくまでも当事者の心の中だけにしか存在しないものだったのです。彼らはヒーローとして描かれていますが、決してスーパーマンではありません。測量官として埋設を断念しながらも使命を達成するまでには幾多の葛藤があったことが想像されますが、それは省略可能なエピソードではなかった筈です。

前評判が高すぎたきらいがありますが、名カメラマンと言えども第一作目で即名監督とはいかないのは仕方ないことです。仮の話ですが、違う監督が編集すればまた違った味わいの出来栄えになったように思います。

またこれはどうでも良いことですが、映画はあくまでもフィクションですから実際の史実と違う点もあります。測量隊の登頂と頂上からの測量が同日内のこととして描かれていますが、側手の生田信が先遣隊として7月13日に先に登頂し、柴崎芳太郎が登頂、選点(測量)したのは7月28日であったことがわずかに残された資料から判明しています。これは7月13日は梅雨の末期近くであり、周囲の山が見渡せて測量が出来るようになるまで天候待ちを強いられたためと思われます。ちなみに日本山岳会隊が登頂したのは1909年ですが、宇治長次郎が自ら案内して長次郎谷からであったと言うのも因縁深い話です。

柴崎は劔岳の標高を当時の技術で2998mと測量しました。2004年に百年越しの三等三角点埋設後にGPSを用いて行った最新の測量の結果では三角点の標高2997.07m、最高点2999m(2998.6mを四捨五入)でした。100年前の貧弱な装備と機材で測定した数値としては驚異的な精度であったと言わざるを得ません。

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エアコン買いました

官公庁でボーナスが支給され、これから民間もボーナスシーズンに突入です。これで少しでも景気にインパクトが与えられればと、昨今の困窮者による犯罪を見ていると心底そう思います。さて一介の素浪人となった我が身にはボーナスは入って来ませんが、流石に20年選手になってしまったエアコンを買い替えることにしました。

我が家は14畳と10畳を間仕切りで仕切ったLDKなので、14畳の部屋には大きめなエアコンを付けていました。当時は今よりも全体に相場が高く、少し能力を抑えたものでしたが、現在の金額に換算すれば30万円オーバーと思われます。仮に壊れても最早補修部品もなさそうなので、思い切って買い替える決心をしました。早速量販店を覗いて見ると、安い!安い!安い!

最新の機種が驚くような価格で並んでいます。そして各メーカーから派遣された販売推進の要員が目ざとく声をかけてきました。最近ではオールシーズン使えるのを売りにしているため、どの製品でも基本的な機能には大差がなく、より使い勝手や付加価値を高めたものが価格の差となっているようです。我が家は特に特別な機能は必要としないので、’08モデルの特売品に決めました。

ところで、最近は政府の肝いりで家電の購入にエコポイントが付くようですが、これは’09モデルが対象のため残念ながら我が家は対象外です。しかし、エコと言うのであれば車のように、高年式から買い替えればそれだけエネルギー消費を減らせる訳なので、どうして家電には買い替えの助成がないのか不思議です。更に消費電力の大きなエアコンや冷蔵庫よりも地デジテレビの方が高ポイントなのも???です。

購入を決めてから3日ほどで取り付け業者がやって来ました。不況のせいか天候のせいかあまり混んでいないのだそうです。で、20年ぶりの新型のエアコンの冷風はとても快適でした。これで我が家も少しだけエコ(エコロジーとエコノミー)に貢献です。

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サギだぁ

1眼レフの醍醐味はレンズ交換出来ることです。レンズと言えばガラスが相場ですが、最近はプラスチック素材を用いた軽量・安価なレンズがラインナップされているので、予算の捻出に頭を悩ます私のような立場でも何とか交換レンズを入手することが出来ます。しかも私が使っているオリンパスはフォーサーズ規格と言う小型の撮像素子を使用していますので、焦点距離の2倍の画角が得られると言う利点があります。つまり焦点距離50mmのレンズを使用すると100mmのレンズと同じ大きさで被写体を写すことが出来るのです。(但しややこしいのですが、100mm相当のレンズになるわけではなく被写界深度は50mmのままです)このこともあって今のカメラを購入することになったのですが、最近になってやっと待望の望遠ズーム(70-300mm)を買い足すことが出来ました。

元々野鳥に興味がありましたので早速庭のスズメを覗いてみましたが、換算600mmでも中々大きく捉える事が出来ません。仕方がないのでもっと大きな鳥を狙うことにしました。

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家の近くの水田にいたチュウサギ。カメラで狙っていると間合いを嫌って遠くに行ってしまいました。これでもかなりトリミングしていますが、野鳥を撮るのはかなり大変です。

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同じく近くの排水路にいたコサギ。見ていると川底を足で探って獲物を狩りだしていました。半世紀前は水田が白くなるほど見られましたが、最近では数羽の群れを見ることさえ稀になってしまいました。

野鳥を撮影するのには、やみくもに近づいても相手を警戒させてしまうだけのようです。生態をもっと勉強して、思わず油断した所をパチリといきたいと思っていますが、まだまだ修行が必要なようです。

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夜明け前

読売新聞社が2~3日に実施した全国での世論調査(電話方式)によると内閣支持率は19・7%で、前回調査(6月13~14日実施)の22・9%からさらに3ポイント下落した模様です。自民党は民主党の鳩山 党首の政治資金問題の追及で支持率の挽回を図ろうとしましたが、国民は冷静に内閣の実績に対して評価を下したようです。今日も麻生首相は都議選の応援演説でこれは地方選挙で国政とは関係ないと述べましたが、自身が国の安全保障に言及するなど国政とリンクしていることを自ら認めてしまいました。

このままでは総理がいかに否定しようとも、5日の静岡知事選、15日の都議選で圧勝し、自民優位の結果を出さない限り、総選挙での野党優勢の流れを止めることは出来ないと思われます。政権の行方はどうであれ、政治状況の変化を機に現在の社会構造の歪が是正されることを望みます。

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速報!! 千枚小屋焼失

本日のNHKニュースによれば南アルプス千枚岳の千枚小屋がほぼ全焼した模様です。出火の経緯など詳細は判りませんが、今夏の営業は絶望と思われます。千枚小屋は’93年に焼失して、’95年に再建されたばかりでしたが、14年余りで再び焼失したことになります。荒川三山縦走時には稜線間近の小屋として貴重な存在でしたが、当面は荒川小屋、中岳避難小屋、椹島ロッジ、二軒小屋を上手く使うしかありません。 shock 

それにしても火気には十分過ぎるほどの注意が必要です。それこそ対岸の火事と思わず、用心、用心です。 

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