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2009年7月18日 (土)

祇園祭

京都に夏を告げると言われている祇園祭。祭りの行事は日程が固定されているため山鉾巡行が上手く休日と重ならないと見物する機会に恵まれませんでした。今年は宵山、山鉾巡行とも平日でしたが、今は時間が自由になるため16、17日の二日間で祭りを見物してきました。

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かつては女性は鉾には上げてもらえなかったそうですが、いつしかこの垣根も取り払われました。鉾の2階には町屋から上がるのが通例でしたが、菊水鉾が初めてマンションから渡り廊下を渡して大きな話題となりました。

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巡行が近づくと通りに鉾や山を据えて提灯に明かりを灯します。環境問題に敏感な京都とあって、今年から月鉾が光源をLEDにしました。でもやっぱり電球とは微妙に色合いが違うようです。宵々山、宵山と数十万人が見物に訪れるため、沿道には様々な出店が並びます。コンビニとて例外ではありません。他店に負けじと熱戦を繰り広げていました。

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通りから入ると、提灯ではありませんが紙の灯路で路地の雰囲気を盛り上げている一角もありました。

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予報では降雨も心配されましたが、幸い本格的な雨にはなりませんでした。四条烏丸を出発した山、鉾は四条河原町、河原町御池、新町御池の各交差点で方向転換をします。これが有名な辻まわしですが、鉾は10トン以上の重量がある上に高さも高いので結構大変です。それを見物する為に各交差点は絶好のビューポイントとなり熾烈な場所取りが繰り広げられますが、不測の事態が起きぬように交差点内への立ち入りは厳しく規制されています。

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辻まわしは車輪の下に青竹を敷いて水をかけ、直角方向に引っ張って強引に向きを変えますが、1回ではとても無理で数回に分けて行います。使った青竹は次の辻まわしに備えて回収します。鉾が去った後は濡れた路面があるだけです。

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引手と音頭取が絶妙の呼吸でタイミングを合わせます。見ている方も思わず力が入りますが、時には青竹が外れてしまい、思うように回らないこともあります。そうすると総力を挙げて車輪の下に青竹を差し込み見事回してしまいます。さすが千数百年の伝統と感心してしまいます。

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