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2009年9月 9日 (水)

再び22DDHについて

22DDHについて民主党からは今のところ何の反応も聞こえてきませんが、ネット上では引き続き様々な憶測がなされています。大きな流れとしては哨戒ヘリの集中運用を目指したもので、島嶼防衛などの場合によっては陸自ヘリも搭載するのだろうと言ったところです。また、示されている装備にVLS(ミサイル垂直発射装置)が見当たらないことから個艦防衛能力の不足を指摘する声もあります。速力30ノットを確保していることから作戦時には長射程ミサイル搭載護衛艦との艦隊行動となり、防御はそちらに依存するのかもしれませんが、豊富な護衛艦船が空母を守る米機動部隊と違って、保有する艦船が限られる自衛隊では護衛艦隊の作戦能力を制限することにも成りかねません。

DDHの呼び名はHericopter Defense Destroyer から来ており、 Destroyerとは潜水艦ハンターから由来したものであることからすれば、何の対潜武装もないのにDDHの呼称はちょっとどうかと言われても仕方ありません。搭載するSH-60Kが対潜用の短魚雷を装備しているので、対潜攻撃が全く出来ない訳ではないのですが悪天候などを考えた場合、相手は海上の天気には関係なく攻撃出来ますので、最小限のセル数でもVLSか短魚雷発射管の装備は必要と思われます。まあ、この辺はまだ素案でしかないので、建造時に追加されるか後日装備となる可能性もありますから今後を見守るしかありません。

そして何故あの大きさなのかと言うことについては相変わらず全く判りませんが、22DDHは今後2隻が建造予定で、16DDH型のひゅうが、いせと合わせて各護衛隊群1隻ずつの4隻体制となる予定です。22DDHと並行して、BMDに特化した時のイージス艦の防空力を補佐する19DD型が今年度から2隻建造され、こちらも護衛隊群に各1隻ずつ配備される予定です。この19DD型は最大でヘリ2機を運用出来る構想ですが、一切の整備・補給を22DDHで行うことにすれば、19DD側の整備員を減らすことが出来、定員の充足率に悩む海自にとって省人、経費削減の一石二鳥とはなる筈です。

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