旅のフォトギャラリー ~姫路城 その1~ ’09.09.13
城郭が好きで、この夏には彦根城、上越高田城、青森の弘前城の各城を訪ねて来ましたが、以前から姫路城が気になっていました。日本城郭史上の最高傑作と謳われる姫路城ですが、現在の建物群として築城400年を過ぎこの秋から平成の大修理が予定されています。春、秋の観光シーズンの谷間で、しかも暑さの峠を過ぎた頃を狙って再訪することとなりました。
入場口付近からの天守です。
現在でも姫路城は大城郭ですが、本来は現在の何倍もの規模の城でした。現在の大手門と言える菱の門です。
ろの門をくぐった二の丸内部。元々は西の丸と本丸とは別の城だったのが、二の丸でつながれて一つの城となったようです。虎口の設け方、直進出来ない通路の作り方は巧みとしか言いようがありません。
いの門を睨む鉄砲狭間(はさ)が並ぶはの門への坂。
にの門は櫓の下をくぐる構造となっていて、しかも内部で直角に曲がっています。これでは大勢の軍勢が一気に押し寄せることは出来ません。
搦手登郭口からの天守。搦手口からは急坂となっており、との門が最後の守りを固めています。
もう一つの登郭口であるぬの門。二の丸からあまりに簡単に辿りつくことが出来るので、今では残っていない障害が設けてあったのではないかと思います。菱の門内側の三国濠には手を加えた痕跡が認められるとのことなので、当初は今よりももっと二の丸に食い込む形で作られていたのかも知れません。
姫路城その2に続く
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