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三遊亭円楽力尽く

人気番組笑点の司会を長く務めた三遊亭円楽が肺がんのため、29日に亡くなりました。若い頃は星の王子様のキャッチフレーズでお茶の間の人気を欲しいままにしましたが、気骨の師匠6代目円生が落語協会の方針に反旗を翻して協会を脱退すると、師匠と行動をともにして苦難の道を歩きました。落語協会を脱退後は寄席を閉め出されてホールでの高座を余儀なくされましたが、どのような縁か私の住む町で円生とともに高座を務めてもらったのが、一生の思い出として思い出されます。若い頃は軽妙話で笑いを取り、後年は人情噺を演じるなど幅の広さも円生譲りでした。

来年には楽太郎に6代目円楽を継がせる運びとなっておりましたが、襲名披露の席に立つことが出来なかったことがさぞ心残りだったと思います。今後は総領弟子の鳳楽が円楽一門会会長として一門を率いることとなりますが、円生を鳳楽にとの思いがすんなりと運ぶかどうかはかなり微妙になってしまったと言わざるを得ません。

テレビではいつも笑顔、笑いを絶やしませんでしたが、航空機の事故で実妹を亡くされた時の沈痛な顔が忘れられません。師匠円生の意地から落語協会を脱退することになってしまい、円生亡き後は総帥として多くの弟子の将来に責任を持つ立場を余儀なくされましたが、師匠同様決して生き方を曲げることはありませんでした。粋でありながら不器用な生き方を押し通した生粋の江戸っ子と言えるでしょう。心からご冥福をお祈りいたします。

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護衛艦くらまの事故について

10月27日夜、山口県の関門海峡でヘリコプター搭載護衛艦くらまに韓国のコンテナ船カリナスターが衝突し、くらまの船首が中破して船首倉庫に保管していた塗料に引火して火災となりました。事故原因は狭い海峡内で、対向するくらまの存在を知りながら湾曲する最狭部で先行する大型貨物船を追い越した韓国船の無謀な操船によるものです。当時くらまは西に、カリナスターは東に航行しており潮流は東から西に向かって流れていました。潮の流れは3ノット程度ですが、海峡が狭まればその分潮流は早くなります。韓国船は12ノット程で航行していましたが、先行する貨物船が難所に差し掛かったことで予想以上に速度を落としたため、あわてて舵を左に切り過ぎて潮流に船体が流され、ほぼ真横になって下関側に突っ込む形でくらまと衝突したものです。

事故は韓国船の無謀操船が原因で起きましたので、所有会社に損害賠償させるのは当然ですが、海上自衛隊にとっては悪夢のような結果となってしまいました。くらまを修理するか退役させるかは今の時点で決まっていませんが、修理には艦首部分を新しく作る必要があり1年程度かかる見込みです。自衛隊は4個の護衛隊群にそれぞれ1隻ずつのDDH(ヘリコプター搭載護衛艦)を配属しています。DDHは3機(最新のひゅうがはそれ以上搭載可)の哨戒ヘリコプターを搭載して対潜水艦戦の有力な装備となっています。ところが、その内の「しらね」は一昨年定期修理中に火災事故を起こし、電子機器中枢部を焼失して退役艦の「はるな」から移植修理をして復帰しましたが、11月4日から再び定期修理で8か月戦列を離れることになっています。「ひえい」は来年1月に年次検査で同様に戦列を離れます。そうなると残るのは「ひゅうが」1隻となってしまいますが、現在就役訓練中と言うありさまです。

防衛予算は7年連続して削られ、しかもミサイル防衛関連に振り向けられた反動で装備の維持や更新がおろそかにされたツケが一挙に回った形です。「しらね」の火災の時も代替艦の無さが問題になりました。現在ひゅうが級2番艦の「いせ」を建造中ですが、このような事故が相次ぐ状況では新造艦が就役したからと言って安易に廃艦にせず、モスボール(再使用を考慮して劣化防止の処置をして保管すること)して不測(不足)の事態に備えるべきではないでしょうか。

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秋桃

秋桜は山口百恵が嫁ぎゆく娘の心の内を切々と歌って以来すっかり秋に定着した言葉となりました。コスモスの響きはいかにも秋の清々しさを感じさせますが、秋桜をコスモスと読むと情感がこもった想いがするのは気のせいでしょうか。

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台風で葉が飛ばされると秋に桜の花が咲くと聞きました。この花は桜ではなく、桃の花のようです。秋桜ならぬ秋桃になる訳ですが、何と呼んだら良いのでしょうか?

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新蕎麦の夜

浜名湖西岸の山裾に自ら焼いた器に蕎麦を盛る店があります。湖岸の主要道から随分奥まった所にあるのですが、最近ではマスコミの取材で人気になり、主人一人で切り盛りしていることもあって、予約をしないと席に就けないこともある程の、正に隠れた名店です。亭主は趣味が高じて店を始めた元山屋なので、山の仲間で貸切で利用させてもらっていましたが、今年も新蕎麦の季節になったので、閑人倶楽部の仲間10人で訪れることにしました。

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鹿の刺身。いつもは馬刺しが出てくるのですが、この日はルイべの鹿でした。

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スナップえんどうの天ぷら。自家野菜を栽培しているのでその時々の野菜が天ぷらで出てきます。新芽ではありませんが、鬼山椒の葉も香りがあって楽しめました。

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蕎麦がき。この日は北海道ホロナイ産と信州八ヶ岳産の2種類の蕎麦がきの食べ比べでした。自家製粉にこだわる亭主のおススメは八ヶ岳産でしたが、私にはホロナイ産のほうがおいしかったように思えました。

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新蕎麦の10割蕎麦。あっと言う間にのどを通り過ぎてしまいました。

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栗とむらさき芋のきんとん。人気が高く、おみやげ用としても売られています。

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10割蕎麦を揚げた蕎麦チップス。ほかの店ではお目にかかれないメニューです。この日はアンコールで出してもらいました。

最近刊行の「静岡・山梨のうまい蕎麦83選」にも掲載された人気の店ですが、あまり評判になってしまうと敷居が高くなってしまうのが痛し痒しです。

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油断大敵

昨日パソコンがダウンしてしまいましたが、奮闘の甲斐あって先程やっとほぼ回復出来ました。昨日の朝、Vistaのアップデートを実施して再起動をかけたところ、突然再起動出来なくなってしまいました。セーフモードでの起動やシステムの修復等を行いましたが、どうしても立ち上がりませんでした。仕方ないので、メーカーのサポートセンターにTELして対処方法を教えてもらい、ドライブをバックアップして再インストールを行いましたが、DVDにデーターを移して再インストールするのに8時間以上かかりました。大半のデーターは救済できましたが、受信トレイ、アドレス帳のデーターは消滅してしまいました。前のPCの時、HDDの破損を経験しているにバックアップをしていなかったのは自分の責任なので仕方ありません。これからはOSのアップデートの時は最悪を考えてバックアップを万全にしなければと肝に命じました。

それにしても偶然と言うのは恐ろしいもので、今日はWIN7の発売日。まさかマイクロソフトの販売促進の仕掛けが入ったアップデートじゃなかったのかと、ついつい思ってしまう災難でした。

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またしても呆れた話

静岡県が706億円を投じて建設したコンベンションアーツセンター「グランシップ」で以前から外壁の石材落下が発生していたのにもかかわらず、一切外部に公表していなかったことが明らかになりました。グランシップは維持管理は財団法人静岡文化財団が行っていますが、年間の施設利用収入が2億数千万円に対して運営費が10億円以上と延々と税金が投入される典型的な箱物行政の置き土産です。

出来てしまったものを今更とがめても仕方ありませんが、問題なのは2004年に2.65Kgの最初の落下があった時にまともに原因を究明せずに、当該個所の通行制限や落下防止の覆いを付けただけで過去5年間で100g以上の落下が40件、昨年9月以降1Kg以上の落下4件の発生を漫然と眺めていたことです。

これだけ大規模な剥離があるということは、部分的な部材や施工の瑕疵ではなく、施工方法全体に問題があると考えるのが妥当です。当然更に落下する可能性が大きいので、剥離原因や他の部分の安全性の確認が必要になります。たとえば新幹線のトンネルのコンクリートが落下すれば、目視などによって、そのトンネル全体の安全を点検をします。しかるに業者に原因調査を指示するわけでもなく、事実を隠ぺいし県の税金を支出して場当たり的な対応を行っていたとは呆れて開いた口がふさがりません。

人的被害がなかったのが幸いですが、管理をしているはずの静岡文化財団も担当部署の県民部も無責任にも程があります。先ごろ大阪府の橋下知事が、国が余野川ダムの工事を中止した際に府の職員が大阪府の分担金4億7千万の返還を要求しなかったと激怒しましたが、自分の懐に直結しないことには無関心なのは共通する心理でしょうか。ましてや先頃は静岡空港関係でで3度にわたる隠ぺい問題が明るみに出たばかりです。いかに民間とは職務の質が違うとは言え、担当者としてあまりにお粗末です。これが氷山の一角でないことを願うばかりです。

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あの素晴らしい歌をもう一度

加藤和彦氏が亡くなりました。状況から自殺と見られていますが残念でなりません。ミュージシャンとして多くの作品を残しましたが、中でもイムジン河が忘れられません。帰って来たヨッパライで一世を風靡したフォーク・クルセダーズでしたが、一転して哀調を帯びた美しいメロディでいっぺんに好きになりました。当時の社会状況に押しつぶされて発売中止となってしまいましたが、大人の世界の汚さを強烈に思い知らされた出来事でした。後になってこの曲の譜面を逆に弾きながら作ったのが悲しくてやりきれないと知って、曲から感じる言いようのない哀しさの根源を知った思いがしました。

青春時代に彼の作品を聞き、人生の思い出と共に懐かしく思い出す人が少なくないと思います。さらに時が流れても残された素晴らしい作品はいつまでも人々の胸に残ることでしょう。今は安らかにお眠り下さい。心よりご冥福をお祈り致します。

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塀の外から

日付が変わって今日、18日17日は航空自衛隊浜松基地の航空際2009が開かれます。今年はブルーインパルスの参加はありませんが、米本国から飛来したF-16のアクロバットチーム、サンダーバーズの展示飛行が目玉です。日頃聞きなれないエンジン音に誘われて一日早く浜松基地を覗いてみました。

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牽引されるT-4国産練習機。派手な特別塗装の機体です。

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OH-1国産観測ヘリコプター。空中に静止して敵陣を偵察するため機体の安定性は抜群です。

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エプロンに移動中のOH-1とAH-1S。後方はサンダーバーズのF-16ですが塀の外からでは600mm望遠レンズでもここまでしか引っ張れません。航空際前日ですが、基地の周辺は望遠レンズを携えたマニア達が多数詰め掛けていました。今日の天気予報は曇り後雨、上手く飛んでくれるといいのですが。

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虚しい政治家

国会議員が特別高潔な人種ではないことは周知のことです。が、しかし国民の代表である以上はそれなりの見識を備えていなければなりません。ところが実に嘆かわしい議員がいることが判りました。その議員はなんと自身のブログで故人を悼む体裁を取りながら、まさに死人に口なしをいいことに一方的に誹謗中傷としか思えない行為を行い、結果として2500を超える非難のコメントを受け取る羽目になりました。しかし未だに頑として故人並びに遺族への謝罪を拒否しています。以下は渦中の民主党、首藤(すとう)信彦議員のブログ記事の全文です。

http://blog.goo.ne.jp/sutoband/

ブログタイトル 「ある軍事評論家の死」

軍事評論家の江畑謙介氏が死去した。同じ専門分野だからもちろん良く知っている。1990年の湾岸戦争というものは、自国に関する限り、これまで戦争なんて死語だと思っていた日本に大きな衝撃を与えた。日本には本当の意味で、軍事専門家などはいない、また出てこないだろう。そのなかで、一応、擬似専門家としての役割を果たしたのが江畑さんだった。軍事情報誌のジェーン年鑑のエージェントというような役割で、日本には入ってこない情報をジェーン側から手に入れて、専門家としての評価を獲得した。それでも、でたらめな評論家に比べれば、はるかに中立的で高いレベルの情報提供だった。軍事オタクという言葉もこのころから出てきたが、江畑さんはある意味、そのハシリのようなものだった。まったく紛争地や実際の戦場に足を運ぶこともなく、兵器という切り口だけで戦争を論じる、日本にしか生まれない特異な軍事評論家だった。
それでもお互いに専門家として尊重しあい、もう10年近くになるがクラスター爆弾問題などでは、NGOの講演会にも講師として来て貰ったこともある。しかし、その後は政治、特に与党への傾斜が激しく、政府見解の応援みたいなことを軍事専門家のタイトルで行っていた。次第に自民党べったりになってきて、数年まえに会ったときには、自民党のプロパガンダの集会やイベントにも政治家に寄り添って立つようになった。きっと政治の世界にでていきたいんだなあ..と思ったことがある。軍人じゃあるまいし、評論家が皮の防寒服などを着てイベントに並んでいる姿をみて、悲しい思いをしたことがある。しかし、それでも60歳という若すぎる死を悼みたい。かって電話で講演を依頼したとき、ともかく生きていくためには、ひたすら原稿を書かなければならないみたいな理由で断ってきたが、やはり文筆だけでは生活は苦しかったのかもしれない。心よりのご冥福を祈りたい。
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これが知人の死を悼む文章とはとても信じられません。政治家は自己顕示欲が強く、己を大きく見せたいのは判りますが、公人である議員のブログで公表する文章とは思えません。まずタイトルです。首藤氏は夕刊紙や週刊誌のライターではなく、議員なのです。しかも親交があったとされる知人の不幸に際して普通このように冷たいタイトルを付けるでしょうか?個人を客観視することによって人と成りを際立たせる手法がありますが、この場面ではふさわしくなく、追悼どころか見下しているとしか思われません。
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>それでも、でたらめな評論家に比べれば
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これが人を称えることばでしょうか。「お互いに専門家として尊重しあい」と書きながら、「それでも」「でたらめな評論家と比べれば」と相手をことさら矮小化してこきおろしています。しかも江畑氏は度重なるNHKへの出演や多数の著作で多くの人から高い評価を得ていますが、首藤議員は知名度ですら遠く及びません。ウィキペディアの記述では「危機管理、予防外交、平和活動、など反戦平和活動を得意であることを自称する政治家である」としか記されていません。選挙区以外ではほとんど知られていない存在と言えるようです。続けて足跡を拾ってみました。
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■湾岸戦争の際は日本は金銭的援助のみで軍事的なことは近隣諸国にやらせればよいと主張。田原総一郎に「それは選民思想ではないかと」と反論される実際はぐうの音の出ないほどにやり込められたようです。
■2004年10月28日、衆議院のテロ防止・イラク支援特別委員会において、イラクから日本人を送還する方法について、「『あそこにいる東洋人は麻薬の関係があるんじゃないのかという噂がある』と警察に密告すれば、警察は喜んですぐに逮捕して強制送還してくれますよ」と、虚偽の密告を推奨していると取られかねない発言をした。
拉致問題において対北朝鮮経済制裁に猛反対し、拉致議連や拉致被害者家族会と対立している。首藤氏は自分は北朝鮮に経済制裁をさせないために議員になったと公言しており、北朝鮮寄りの立場を取っています。
■2005年6月29日、衆議院外務委員会で、日朝間の交渉が全く行き詰っている原因は日本政府の『にせ遺骨断定」と日本政府を糾弾した。
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おやおや、盲、蛇に怖じずとはこのことですね。北朝鮮の経済制裁は国連決議1718に基づくものです。国連主導の平和活動を目指すのが民主党の方針ですが、彼の目指すところ、守りたいものは違うようです。
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>しかし、その後は政治、特に与党への傾斜が激しく、政府見解の応援みたいなことを軍事専門家のタイトルで行っていた。次第に自民党べったりになってきて、数年まえに会ったときには、自民党のプロパガンダの集会やイベントにも政治家に寄り添って立つようになった。
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江畑氏は活動実績を評価されて防衛政策での政府委員をしていたので、傍目にはそのように映るかもしれませんが、政治的には中立を貫き客観的な評価を下していたことは多くの人が認めています。逆に民主党寄りでもなかったと言われれば、中立に立つ信条によって、それはその通りですが何の問題もなく、逝去直後の弔辞の中であえて触れるべき事柄でしょうか。印象操作の意図があるとしか思われません。
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>軍人じゃあるまいし、評論家が皮の防寒服などを着てイベントに並んでいる姿をみて、悲しい思いをしたことがある。
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服装について首藤氏がどう思おうと勝手ですが、軍事の専門家を自負する人が軍人蔑視とは驚きです。皮のコートは防寒性に優れ警察官も着用していますが、皮革の衣服が恥ずかしいものとは知りませんでした。
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>かって電話で講演を依頼したとき、ともかく生きていくためには、ひたすら原稿を書かなければならないみたいな理由で断ってきたが、やはり文筆だけでは生活は苦しかったのかもしれない。
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多くの人が指摘していますが、原稿料よりも講演料の方が遥かに高額であり、いかにも温厚な江畑氏らしく首藤氏を慮って婉曲な断り方をしたと言うのが妥当な見方だと思います。そして、もし本当に江畑氏が困窮した生活を送っていたとしても弔辞に取り上げるのにふさわしいエピソードとは思えません。議員として金銭的にも恵まれた優越感に浸る思いがどうしても透けて見えてしまうのは私の性根が卑しいからでしょうか。
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>心よりのご冥福を祈りたい。
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散々故人を貶めながら、最後に取って付けたようにこの文言が書かれていますが、全く弔意が伝わって来ません。「ご冥福をお祈りします」が普通の表現であって、「祈りたい」では本当はしたくないのだけれど、気が向いたらそうしようかと思っているとしか受け止められません。
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以上言葉尻ばかりを捉えての上げ足取りと思われるかもしれませんが、首藤氏は国会議員であり東海大学で教授として教壇に立った経歴の持ち主です。人に正確に物事を伝える能力を問われる立場なのです。ましてや危機管理や外交の専門家を自負するのであれば、もう少し言葉の使い方について注意を払う必要があるのではないでしょうか。そして一刻も早く江畑氏やそのご遺族に非礼を詫びるのが人間として取るべき姿だと思います。

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山のフォトギャラリー ~白草山~

各地の高い山から紅葉の便りが聞かれるようになりました。今年は10月に入って台風18号の上陸がありましたので、この影響が懸念されましたが下呂市にある白草山(1641m)に行って来ました。

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三ッ岩付近からの白草山。色づきは今一歩と言ったところです。

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頂上付近は伐採によって笹原が広がっています。風が強く気温は10℃でしたが、体感温度はもっと低く感じました。

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雲一つない快晴で、荒々しく聳える御岳山がくっきりと見えました。

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台風の風で傷んだり、飛ばされたりしている木もありましたが、鮮やかな色彩で楽しませてくれる木もたくさんありました。頂上で出会ったのは10人程でしたが、下山にかかると次から次へと大勢の登山者が上がってきました。御岳山と紅葉にみんな満足したことでしょう。

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紅葉には青空が一番です。

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紅葉の二重奏♪

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赤石岳ライブカメラ

静岡市が南アルプス、赤石岳のライブカメラを始めました。登山口、椹島の牛首から頂上方向を標準、中望遠、望遠を5分毎に切り替えて1分毎に映像をUPしています。何でも南アルプスの世界遺産登録を目指す広報活動の一環ということです。趣旨は別にして、いながらにして3000mの情報が手に入るのはありがたい話です。ライブカメラのURLは↓です。

http://m-alps-live.jp/

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何かと話題のF-35について

航空自衛隊のF-X選定が混迷を続けています。永らく主力のF-15とともに防空の任務に就いて来たF-4EJファントムが耐用年数を迎え、数年前からその後継機を選定していますが未だに方針が明らかにされません。空自の意向としては完成機の輸入であってもF-22ラプターを熱望していたとされますが、議会が輸出を禁止していたのと先月に生産の打ち切りが決定して導入することは不可能となりました。

その他の候補として現在開発中のF-35ライトニングⅡとユーロファイタータイフーンがあります。F-35はF-16他複数の機種の後継として国際共同開発されましたが、安価で高性能を目指したはずが、開発が難航して大幅に計画が遅れています。価格もウナギ昇りとなって各国の導入計画に狂いを生じています。また、共同開発機であることから我が国が希望するライセンス生産が認められるか、現時点でははっきりしません。もう一方のユーロファイターですが、ライセンス生産はOKで、価格もF-35より安価となっています。どちらも一定のステルス性を持っていますが、F-35のほうがステルス性が高くF-22に次ぐ性能と言われています。

空自は候補機の調査のために当該国に調査団を送って来ましたが、実際の運用についてどこまで考えているか大いに疑問です。空自はどうもステルスと言う言葉に弱いようで、F-22が駄目ならF-35をと考えているようですが、それで良いのでしょうか?四方を海に囲まれている我が国では陸地を離れた海の上で敵を迎え討つことになり、航続距離の長さが必須となりますが、国産のF-2の4000Kmに対してF-35は2200Kmしかありません。敵を迎え討っている最中にガス欠になってしまうようでは話になりません。また、F-35はミサイルや爆弾を機内に搭載する方式ですが、そのため我が国が運用している国産ミサイルは全く使用出来ません。搭載可能なミサイル数もF-2が中距離対空ミサイルを4発、短距離のミサイルを4発の計8発を搭載出来るのに対して、F-35は全部で4発しか搭載できません。

また価格にしてもF-2が約120億円で高すぎると言われて調達が打ち切られましたが、F-35は’08年現在で2500機で2760億ドルですから1機あたり約100億円となります。但しこれは米国防省が購入出来る値段なので、我が国が輸入する場合はその2倍程度になると言われています。F-2と比較して航続距離が半分しかなく、ミサイルも半分しか積めず、価格が2倍近いのがF-35なのです。

また、ステルスについてはレーダーホーミングミサイルの回避などで、あったほうが良いのは勿論ですが、現在ではFLIR(赤外線前方監視装置)の進歩もあり完全に機影を秘匿出来るとは考えられません。また、通常よりも長い波長のレーダーで捕捉可能であるとも言われています。F-35のステルスも前方重視のものであって側面方向はあまり考慮されていないとされていますし、国際共同開発で輸出が前提となると、米国がステルスの肝となる技術を気前良く使っているとは思えません。搭載するレーダーの探知能力もF-22の2/3程度と言われています。

先日我が国からの機体情報の照会に対して、ステルスを除く機体性能の情報料として10億円が必要との回答があったようですが、大金をはたいてまで我が国の国情に合わない機体の情報を入手する必要を感じません。F-Xは費用対効果を考え、F-2改良型を増産(共同開発国の米国の同意が必要ですが)するか、ユーロファイターをライセンス生産するのが取るべき道ではないかと思う次第です。

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台風一過

伊勢湾台風の再来か、と心配された台風18号の暴風域が今朝、当地方を通過して行きました。幸い周辺では目立った被害は出なかったようですが、ワンコの散歩に出てみると家庭用の温室が倒壊していたり、ラティスが倒れていたりと強い風の置き土産が至る所に残っていました。それにしても、刈入れ前の稲穂がほとんど倒れていなかったのにはビックリです。何十年か前は、台風が来ればほとんどの稲が倒れて、それを手で刈り取るのに多大な苦労をしたものですが、農業技術の進歩は本当に素晴らしいものです。

幸い今のところ災害による犠牲者の発生はないようです。この規模の台風で被害を最小限に抑えることが出来たのは、やはり過去の災害を教訓に危険個所に防災工事を施し、危険情報の伝達を徹底したことによるものだと思います。今夏台湾で大災害がありましたが、本当の豊かさとはこう言うことなのだとつくづく感じさせられました。

追記:

和歌山県で早朝にバイクで新聞配達中の男性が倒木に衝突して亡くなっていたようです。昨夜は我が家でも明日は台風の来襲時と朝刊の配達時間が重なるから、安全を優先して配達自粛が出来ないのかなあと話をしたばかりでした。ご冥福をお祈りするとともに、業界としても安全の観点から荒天時には配達の自粛を考えるべきと思います。

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エコナ問題について

花王のエコナの安全性が問題になっています。エコナは元々カロリーの高い食用油の組成を変えて腸内での吸収を抑える成分を主体としたものですが、オレイン酸とグリセリンを反応させてジアシルグリセロールを作る過程で副次的にグリシドール脂肪酸エステルが生成されていました。最近になってこのグリシドール脂肪酸エステルが胃酸などによってグリシドールに変性することが判り、問題となっている訳です。

エコナ危険論者は人体に有害、又は安全性に疑問があるものを販売するのはけしからん、製造・販売を中止しろと花王にせまっています。花王はエコナにグリシドール脂肪酸エステルが高濃度で含有していることを認め、不安感を考慮して製品の販売を自粛、安全性の確認を行うとともに、含有率を1/10に改良して販売を再開したいとしています。

私なりに調べてみましたが、事実関係がどうも良く判りません。ジアシルグリセロールやグリシドールに発がん性があるとされるのですが、我が国ではそれらの安全基準が決まっていないようなのです。エコナの発売が1999年で、その間厚生省からは特定保健用食品の許可を受けており、食品行政的にちょっとまずい気がします。また、問題提示は良いのですが、中には企業を糾弾する論調が見られるなど、もう少し落ち着いた議論が必要な気がします。かつて人工甘味料のサッカリンやチクロに発がん性があるとセンセーショナルに取り上げられ食品業界を巻き込んで大騒動となりましたが、その後評価方法に問題があったことが判り、現在ではその有毒性は疑問視されています。(サッカリンは米国と中国では大量使用中、チクロもEU、カナダ、米国で継続使用中)

私が問題だと思っているのは以下の3点です。

1.ジアシルグリセロールの毒性が明確でない。

高リノレン酸、高オレイン酸、中鎖脂肪酸等、他の油類との比較試験の結果をみても必ずしも発がん性が高いようには見えません。サンプル数も数十検体なので個体差の影響も含まれている可能性が高いと思われます。複数の施設で検体数を増やしての試験が必要だと思います。

一般の食用油にも安定化を目的としてグリシドール脂肪酸エステルが含まれているようです。もし本当に危険性があるのであれば、エコナだけでなく食用油全般の問題となります。

2.グリシドール脂肪酸エステルからグリシドールに変性する割合が不明。

グリシドールの毒性についても明確な基準がないようですが、変換率が低ければさらに安全性は高くなります。グリシドールの毒性について考える時に変換率は無視できません。

3.エコナの特保は取り消すべきか?

現在エコナの特保見直しについて検討されていますが、エコナは食後に吸収されないことを狙ってメタボを予防し、そこから誘発される成人病の発生を抑える為の食品です。仮に低率の発がん性が認められたとしても、メタボ対策としての効果が優れているのであれば、自己責任で使用は認められても良いのではないでしょうか、別の意味での特定保健用食品として。乳製品や食肉などの高摂取者にある種のがんの発生率が高くなることは良く知られていますが、誰もそれらを禁止しようとは言いません。正しい情報が開示され、個人が自由に選択できることが重要ではないでしょうか。

個人的にはサプリメントや食品添加物はなるべく避ける立場ですが、昨今のエコナに関する騒動にはまたかとうんざりとしています。医学や食品の分野では大発見の扱いで取り上げられたことが、後日見直されることが珍しくありません。イカ、タコの高コレステロールの問題やサッカリンの発がん性などは多騒ぎの後であっさり否定されてしまいました。治療薬として認可されたはずの薬が、効果なしとされて承認が取り消されたケースもあります。あまり一時の感情に流されず、時間をかけて事実を積み重ねて判断することが大切だと思います。福島大臣には人気取りに走らず、冷静な舵取りを期待します。

                 

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ちょこっとリペア

縁あって素人陶芸家から頂いた食器を使っています。量産品には無い味わいがあって良いのですが、多少焼きが甘いのか欠けが目立つようになりました。そこで素人修理工が補修を試みました。

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修理方法はこうです。二液混合のエポキシ接着剤に塗料で色を付けて欠けた所に盛りつけるのですが、素人の悲しさで上手く色が合いません。

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手持ちの水溶性塗料を使ってみましたが、少し濃過ぎたようです。水彩絵の具なら色が多彩なので、もう少し色を合せられたかも知れません。次回までに腕を磨かなければいけませんね。

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三菱MRJ、TAKE OFF へ

三菱重工が開発中のMRJ(リージョナルジェット旅客機)が米国トランス.ステイツ.ホールディングスから100機(オプション契約含む)という大量発注を受けました。2014年に1号機を納入し、5、6年をかけて全機納入する見込みです。MRJは全日空からオプション契約を含む25機を受注したことを受けて事業化に踏み切りましたが、その後は受注が中々決まりませんでした。この分野はボンバルディア、エンブラエルの2社が先行して市場を押さえているのに加えて、中国がARJ21で新たに参戦して2008年11月には初飛行も行っています。ARJ21は国家の全面的な支援を受け既に国内で200機以上の受注を受けていました。

このような状況で未だ初飛行を実現していないMRJの先行きを危ぶむ声が強かったのですが、飛行機王国の米国から、それもいきなり100機と言う大量注文は大金星と言う他はありません。これによって、様子を見ていた他の航空会社も背中を押されて今後の受注にはずみが付くものと思われます。

静岡空港は中々霧が晴れませんが、MRJは大空を翔けるべく、事業としてようやく TAKE OFF の態勢に入ったと言えるのではないでしょうか。

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霧の中の静岡空港

開港して間もない静岡空港ですが、霧が晴れません。9月の搭乗率が発表されましたが、国内線60.6%、国際線56.7%、全体では59.6%、52、278人の搭乗でした。9.11テロや新型インフルエンザ、世界的な景気低迷と逆風全開の中ですが当初の需要予測年間138万人、月平均11万5千人の半分にも及びません。また、前知事が独断で搭乗保証をしてしまった福岡線の搭乗率は62.9%と保証ラインの70%には相変わらず届いていません。しかも当のJALが赤字路線からの撤退で福岡線の廃止も俎上に上がる始末です。

本四架橋、アクアライン、地方の高速道路と幾度となく繰り返されたパターンですが、需要予測の見通しの甘さと言う名の建設を正当化するための数字の捏造がまたしても露呈しています。地元経済への波及効果が全くないわけではないのでしょうが、総工費1、900億円もかけて、投入費用の回収はおろか毎年10億円近い赤字が見込まれる責任は一体誰が取るのでしょうか?更に立地的に霧や雲が立ち込め易く、欠航や着陸地変更が多いのも困った問題です。新知事は安全性確保のため、空港に設置したILS(計器着陸装置)をより高精度のものに更新する方針であることを表明し、更なる出費が予想されます。空港建設の最高責任者を公言した石川嘉延前知事は立木問題の引責と称して敵前逃亡したままですし、建設を推進してきた勢力はあろうことか口を閉ざしたまま手をこまねいていて、皮肉にも建設批判勢力の支持を受けて当選した新知事が必死に後始末に飛び回っている有様です。

また、航空法に違反する民有地の立木の存在を一度ならず二度までも隠蔽して、税金を無駄に支出させた県の空港部の廃部に県議会多数派の自民党が反対しているのも、これまで建設推進母体であったことを考えれば実に無責任です。流石に委員会の採決では公明党が賛成し、党議拘束に反して賛成に回った議員が出て委員会段階では廃部案が可決されましたが、やっと良識が垣間見えた思いです。

県民の総意がないまま、羽田拡張や中部空港の開設と言った周辺の状況の変化を一顧だにせず、遮二無二に大型工事を推し進めた構図は現在政治問題化している八ッ場ダムと同根です。空港特別財源を基にして建設された最後の地方空港と呼ばれるのが何より採算性のなさを物語っています。県民にとっても知事にとっても頭の痛い日々が続きます。

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一票の重さについて

’07年7月の参院選挙における一票の格差が最大で4.86倍あるとして、住民が起こした違憲なので選挙無効の裁判に対して30日、最高裁で合憲の判決がありました。最初ネットのニュースで読んだ時はまたしても司法の政治追従かと思いましたが、内容をよく読むと思ったより踏み込んだ内容でした。

以前の判例では6.59倍で違憲、5倍前後では合憲とされてきました。どうして5倍以下なら許されのか、理由が全く判りませんが、一票の重さが選挙区によって1/5になってしまうことが許されていいはずがありません。最高裁大法廷は多数意見として「投票価値の平等の観点からは、大きな不平等がある状態だった」と述べていますが、その上でどうして合憲としてしまうのかが判りません。再選挙等の混乱を避ける、いわゆる大人の対応の結果でしょうか。少数派の裁判官の一人は「次々回の参院選までに見直しがなければ主文での違憲とする判決もあり得る」と述べています。

言うまでもなく選挙制度や定数是正は国会の責務ですが、過去は政治はあまりにこの問題に対して無頓着で無責任でした。議席を確保することには本当に熱心ですが、違憲判決が出ても選挙は有効とされたことを良いことに相変わらず重い腰を上げようとしません。しかし、仮にも民主主義を標榜するのであれば、その根幹となる選挙制度の平等性が確保されなければ何の意味も成しません。少なくとも他の選挙区の当選者の票を2倍以上上回る得票がありながら落選してしまうような選挙に果たして正当性があるのでしょうか?諸外国でも一票の格差は1.5倍または2倍以内としている所が多いようです。米国の上院が州毎の割り振りで、有権者数を反映していないことを引き合いに出す人がいますが、あちらは州の連合国家で我が国とは事情が違います。人口変動がありますから、多少のことは止むを得ないとしても恒常的に2倍を超える格差は好ましくないと思います。

現在の県を最小の単位とした区割りでは格差の是正には限界があり、将来における議員数の削減なども考慮すれば県を超えたブロック単位での区割りも検討すべき時期に来ているのではないでしょうか。来年の参院選は無理としても今後2年間以降に行う衆議院選、3年後の参院選までには抜本的な改正を目指すべきです。もし、国会がこのままの状態を座視し続けるのであれば、司法は遠慮なく選挙無効の判決を出すべきで、有権者もすべての選挙区で投票をボイコットすべきだと思います。

それにしてもこの判決について政党にコメントを求めないマスコミも同罪だと思いますが、何のコメントも発表しない各政党は厚顔無恥としか言い様がありません。

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