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またしても呆れた話

静岡県が706億円を投じて建設したコンベンションアーツセンター「グランシップ」で以前から外壁の石材落下が発生していたのにもかかわらず、一切外部に公表していなかったことが明らかになりました。グランシップは維持管理は財団法人静岡文化財団が行っていますが、年間の施設利用収入が2億数千万円に対して運営費が10億円以上と延々と税金が投入される典型的な箱物行政の置き土産です。

出来てしまったものを今更とがめても仕方ありませんが、問題なのは2004年に2.65Kgの最初の落下があった時にまともに原因を究明せずに、当該個所の通行制限や落下防止の覆いを付けただけで過去5年間で100g以上の落下が40件、昨年9月以降1Kg以上の落下4件の発生を漫然と眺めていたことです。

これだけ大規模な剥離があるということは、部分的な部材や施工の瑕疵ではなく、施工方法全体に問題があると考えるのが妥当です。当然更に落下する可能性が大きいので、剥離原因や他の部分の安全性の確認が必要になります。たとえば新幹線のトンネルのコンクリートが落下すれば、目視などによって、そのトンネル全体の安全を点検をします。しかるに業者に原因調査を指示するわけでもなく、事実を隠ぺいし県の税金を支出して場当たり的な対応を行っていたとは呆れて開いた口がふさがりません。

人的被害がなかったのが幸いですが、管理をしているはずの静岡文化財団も担当部署の県民部も無責任にも程があります。先ごろ大阪府の橋下知事が、国が余野川ダムの工事を中止した際に府の職員が大阪府の分担金4億7千万の返還を要求しなかったと激怒しましたが、自分の懐に直結しないことには無関心なのは共通する心理でしょうか。ましてや先頃は静岡空港関係でで3度にわたる隠ぺい問題が明るみに出たばかりです。いかに民間とは職務の質が違うとは言え、担当者としてあまりにお粗末です。これが氷山の一角でないことを願うばかりです。

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