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馬鹿につける薬

知らないことに首を突っ込むとロクなことがありませんが、事業仕分けの議論を聞いているとつくづく呆れてしまいます。物の本質が理解できていないのにひたすら経費だけで論議するのは小学生の議会ごっこにしか見えません。知らないことは知ったかぶりをせずに専門家の意見を聞き、その上で判断を下すべきだと思います。

>自衛隊の制服はコストの安い海外から調達できないのか?

宅配業者ですら防犯の観点から制服の管理は厳重と聞きますが、不勉強としか言いようがありません。アフガニスタンやパキスタンで兵士になりすましたタリバンが軍事基地に侵入してテロを起こしているのです。外部に流出して海外派遣の際に悪用されたらどうするのでしょうか。どうしてもと言うのであれば国会警備の警察官の制服から始めたらどうでしょう。

>どの省庁も予算を削減しているのにどうして防衛省は努力しないのか?

国防が国の柱である認識が全くありませんね。国民の安全こそが全てに優先するのに財政が苦しいからと言って警察官や消防士の配備を止められますか?外交交渉は政治の役割ですが、素手でごろつきに立ち向かっても袋叩きに会うのが関の山ですし、戸締りのおろそかな家は空き巣に目をつけられるだけです。周辺国が攻撃的な軍備の増強路線を突き進む中、専守防衛の我が国はこれまで7年連続して防衛予算を縮小していますが、これ以上の縮小は敵対国に誤ったシグナルを送ることになりますし、軍事バランスが一方的に崩れて極めて危険な状況を招きます。

>弾薬を安く輸入しろ

自衛隊が使用している弾薬は極めて安全性が高く、ミサイルの類も火であぶっても爆発しないようになっているようです。国内では弾薬が爆発した事故の事例を知りませんが、つい最近もロシアでは古い弾薬の貯蔵庫が2度も大爆発を起こして多数の死傷者が出ています。安物買いの・・・って話です。

>PAC3は効果が不明確だから配備は無駄

未だに弾道ミサイルを撃ち落とすことを信じようとしない人種がいますが、艦載用のRAMと呼ばれる近接防空ミサイルは超音速の対艦ミサイルを当たり前に撃墜出来ます。

PAC3の正確な命中率の資料がありませんが一説には86%となっています。仮に80%としてミサイルを撃墜できる確率を計算してみます。迎撃ミサイルは一目標に対して2発発射されるので、1発目が80%、外れた20%を撃ち落とす確率も80%で合わせて96%の確率となります。但し、PAC3はイージス艦から発射されるSM-3が撃ち漏らしたものを担当するのでSM-3の命中率90%(これも諸説あり)を加味すると最終の撃墜確率は99.96%となりますので、計算上はほぼ全数を撃墜できることになります。(自衛隊の試射では2回行って2回とも命中しているのでこれだけに限れば今のところ命中率100%です)

>GXロケットで問題にされた税金投入額が全く違っていたことをIHIに指摘された。

浪費者扱いした当事者に失礼千万です。難航したLNGロケットエンジンにも目途が付いているので、ここで打ち切るのはこれまでの投資をそれこそドブに捨てるようなものです。

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コメント

これまでは、経費の議論もしなかったと言うことです。
良いことですよ。
文科省と学校が、どれほど腐っているかを知っていますか。
事業仕分け大賛成です。
文科省官僚が計画した事業は、全て廃止すべきと思っています。
文部科学省の仕事は、質の高い教育を提供し、子供達が良い社会生活を送れるようにすることです。ところが、官僚達は、デタラメ政策で子供達の人生を台無しにしました。
大学を天下り機関に変え、世界最低にまで堕落させたのも文科省官僚です。
不登校、退学者20万人、引きこもり、ニート60万人という現実こそ、文科省官僚の無能と腐敗を明らかにしています。文科省こそ、日本社会を衰弱させる癌です。「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)を読むと、すべてが分かります。絶対に許せません。
不道徳で無責任な腐敗官僚の行う事業は、国民にとって危険です。
誰もが、事業仕分けで文科省を廃止すべきと、確信する筈です。

投稿: 大和 | 2009年11月26日 (木) 23時26分

大和さん、コメントありがとうございます。私も政策や事業の中身を審査するのは当然だと思いますし、文科省の利権体質も問題です。本来は財務省が予算編成の中でチェックすべきでしたし、国会審議で論議されるべきでした。
しかし、これまでの自分たちの怠慢を棚上げして、さも正義の味方づらして声高にパフォーマンスを演じる姿勢は許せません。
個々の枝葉の議論ではなく、まず根幹となる政権としての基本方針を確立するのが先決ではないでしょうか。税収を踏まえた予算総額を決めて基幹政策に優先配分し、残りを一定の比率で振り分ければ自然と不要な事業に回る予算は無くなると思います。

投稿: 雨辰 | 2009年11月26日 (木) 23時58分

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