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2009年11月12日 (木)

マスコミの使命とは

英国人語学講師殺人事件で死体遺棄の容疑で逮捕された市橋容疑者の送検に際して、移送の取材を規制した千葉県警、行徳署の制止を無視したとしてTBS関係者が公務執行妨害容疑で逮捕されました。この件を含めて私はマスコミの姿勢はおかしいのではないかと思います。逮捕当日の移送時でも新幹線車内で通路をふさいで陣取ったり、到着した東京駅で構内を埋め尽くして容疑者周辺に群がって撮影したりして実況中継をしていましたが、一切必要ないと思います。

所轄外で容疑者を逮捕した場合、管轄の警察署に身柄を移送します。今回は世間の注目を集めた事件の容疑者でしたが、その移送の様子は別に一刻を争うものではありません。検察庁への身柄送致も法律に則って、逮捕後48時間以内に行うことが定められており、特段変わったことを行う訳ではありません。マスコミ、特にテレビ各社は移送の度に群がって撮影を行いますが、過度の視聴率競争の弊害としか思われません。

今マスコミに求められるのは、指名手配された容疑者の長期間の逃亡を許してしまったのは何故かと言うことを明らかにすることではないでしょうか。身元が明らかでない者の就労や整形手術が簡単に行われてしまっている現状の問題点の掘り起こしやその対策を提起することです。また、移動に公共交通を利用しながらこれまで補足出来なかった警察の警備態勢も問われなければなりません。今回は公開された写真が逮捕のきっかけとなりましたが、最近の手配写真やビデオ映像の公開もタイムリーに行われているとは言えません。確実に行動を把握出来ていて公開が捜査に支障をきたすのなら仕方ありませんが、相当日数が経ってから公開されても記憶が薄れてしまいます。

予定される行動について、資料を基にあらかじめ作られた報道原稿を予定稿と言いますが、これの映像入手に血眼になる姿勢が何とも愚かです。紙面、放送時間を割いてでも伝えなければならないもの、私たちが求めるのはそんなニュースなのです。TBSは当然ですが、全マスコミはもう一度報道の使命を思い起こすべきではないでしょうか。

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