« 社保庁ふざけるな! | トップページ | ゴン中山燃え尽きず »

2009年11月 6日 (金)

二俣一夜城

一夜城と言えば秀吉の墨俣一夜城が有名ですが、「二俣一夜城と戦国時代絵巻」のイベントで二俣城址に期間限定で天守が復活しました。二俣城は浜松城を巡る北遠の要衝であった為武田と徳川が戦火を交えた戦国の城ですが、武将としての優れた資質を恐れた信長により、家康の嫡男、若干21歳の信康が武田への内通の疑いで切腹させられた悲劇の城として知られています。切腹に至ったいきさつには信長陰謀説のほかに諸説があり真相は闇の中ですが、このくだりは国民的歌手の三波春夫によって昭和47年に長編歌謡浪曲「天竜二俣城」として作品化されています。

イベントは10月31日・11月1日の両日でしたが、一夜城は8日までその姿を留めていると言うので早速見に行って来ました。

Pb062646

当時のまま残っている石垣に聳える、にわか作りの天守です。ずい分昔にここを訪れたことがあったのですが、当時とは比べ物にならないくらいにきれいに整備されていてびっくりしました。

Pb062651

石垣は浜松城と同じ野面積みですが、角の部分は算木積みを取り入れて安定性を増しています。

Pb062654

蔵屋敷跡。二俣城はその後家康の家臣によって守られましたが、家康の江戸への転封の後、ほどなくして廃城となりました。今でも石垣や土塁、空堀の一部が残っています。

Pb062656

追手門跡。しっかりとした石垣が残っていました。

Pb062660

二の丸から追手門跡を望む。秋草や兵どもが夢の跡、と芭蕉を気取ってみました。昨今は歴史ブームとか、身近な史跡を再訪してみるのもいいようです。

|

« 社保庁ふざけるな! | トップページ | ゴン中山燃え尽きず »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 二俣一夜城:

« 社保庁ふざけるな! | トップページ | ゴン中山燃え尽きず »