古傷
今年はひょんなことから蕎麦打ちを始めてしまいました。入門キットを買い込んで、教本とそのDVDを参考に見よう見まねで打っているのですが、素人の悲しさで中々勘所が判らず、出来の悪さに落ち込んだこともあって、先日やっと4回目を打ったところです。最初の頃はそれこそ無我夢中でしたが、それでも回を追うごとに少しは慣れて改めてDVDを見直すと思わぬことが判りました。
生地を練った後、指を外側にして手のひらを突いて親指の付け根で生地を延ばす工程があるのですが、何とこれがきちんと出来ないのです。名人は時計の針の2時から8時の位置までリズミカルに手首を送って行くのですが、私の手首は1時くらいまでしか曲がってくれません。今まではいい加減に行っていたのか、これまで全く気が付きませんでした。
私は6年前に右手首を粉砕骨折しています。半年以上リハビリに通って日常生活に支障がない位には回復できたのですが、曲げや捻じりの動作に一定の制限が残ってしまいました。最初の頃は手の平を返す動作が上手くできずに、お釣りで小銭をもらう時など苦労しましたが、最近ではあまり気にならなくなっていたのに、思わぬ所で古傷の存在を思い知らされました。
最近はリハビリのまねごとをすることもなくなっていましたが、可動域を広げようと力を入れて手首を曲げるとそれでも少しは角度が広がります。道楽で始めた蕎麦打ちですが、古傷の機能回復にも役立ってくれそうです。
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