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2009年12月16日 (水)

バードストライク

最近大型の風力発電所が目立つようになりました。山の尾根や河口近くの海岸などでは鳥類への影響が心配でしたが、恐れていたことが現実となりました。先月の24日に北海道せたな町の海岸に設置された風力発電施設で、国の天然記念物に指定されているイヌワシが胴体が切断された状態で発見されていたのです。状況から風車の羽根に巻き込まれたものと思われます。昨年には岩手県でイヌワシが死んでいます。

イヌワシやオオワシは天然記念物ですからニュースとして取り上げられましたが、実際には他の野鳥も被害に会っているようで日本鳥類保護連ではバードストライクの実例報告を一般に呼び掛けています。http://www.jspb.org/chosa/strike.html

地元の天竜川左岸の河口付近にも4基の大型風車が回っていますが、付近一帯は渡り鳥の飛来地になっており同種の事故が懸念されます。渡り鳥は海岸線や尾根を目印に飛行しますので、これらの周辺にこの手の施設を建設するのは大いに問題ありと思えるのですが、肝心の環境省の腰は重いようです。

昨今はエコブームで自然エネルギーによる発電がもてはやされていますが、大型風力発電にはこの他にも景観破壊や低周波騒音の問題もあり、国土の狭い我が国には不向きのシステムで、環境アセスメントの義務付け、もしくは全面禁止が妥当ではないかと思います。事故が多発する前に環境省・国交省の英断を求めます。

Pb202688

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コメント

風力発電は思っているより広範囲に大量に行われているようです。
実は、山口県では日本海側を中心に数十機単位で尾根に建設されているのです。
渡り鳥の飛来コースとの検証はされているようですが、原子力発電と異なり、自然エネルギーということでアセスや住民意識の敷居も低いのかもしれません。

同様に島根県や鳥取県でも海岸に風車が乱立しています。

いくらエコとは言え、あの姿は異様ですね。
日本の地理や自然を生かした地熱発電とか潮位発電とかできないんですかね。

投稿: 山奥 | 2009年12月16日 (水) 20時46分

南ア南部の前衛の山でも尾根づたいに多数の風力発電が計画されていますが、エコ発電は小水力発電や太陽光発電のほうが安定していて環境にやさしいと思います。
小水力発電は第二次大戦中のドイツでエネルギー確保の目的で実用化されたようですが、農業用水のような水路でも適正な水車を選択すれば化石燃料に依存しない発電が可能です。
風力発電は景観を損ね、自然環境に害をなす発電で環境を破壊しないと確認された場所でしか許されない施設だと思います。

投稿: 雨辰 | 2009年12月16日 (水) 21時06分

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