幻想の夜
師走の声を聞くと嵐山の花灯路を想い浮かべます。昨年は京都最後の冬でしたが都合が付かなかったので、今年は満を持して行って来ました。点灯は午後5時からなので、手前の広隆寺で時間調整をしました。広隆寺は弥勒菩薩像で有名なので一度訪ねてみたい寺の一つだったのですが、今まで機会がありませんでした。
弥勒菩薩で有名なお寺だとロクに下調べもせずに行ったのですが、仏様を収蔵してある霊宝殿を訪ねて国宝が何体もあるのにびっくりです。不勉強で十二神将、不空羂索観音菩薩立像、十一面千手観音立像はその存在さえも知りませんでしたが、時間を超えて見る者を惹き付ける圧倒的なオーラを感じました。思いがけずに心が満たされて幸先の良いスタートとなりました。
点灯直後の竹林。午後は時折小雨が降ったこともあってか、前回よりも人出は少な目でしたが、それでも人波が絶えることはありません。前回持参したコンデジはISO6400でしたが、今回のデジイチはISO1600までなので竹林を上手く映し込むことが出来ませんでした。(所詮は腕のせい?)
竹林のライトアップは毎回違う場所が選定されているみたいで、前回のイメージのつもりで行ったので少し戸惑いました。
場所によって光源のフィルターを変えて光に変化をつけています。これはちょっと怪しげな感じがしました。
常寂光寺前に置かれた生け花。闇の中に浮かび上がって見る者を楽しませます。
ここも人波の途切れることがない落柿舎。今年も柿が鈴なりでした。
渡月橋。大勢の観光客が押し寄せるので、歩行者に注意を呼び掛けるハンドスピーカーの声が鳴り響いていました。
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コメント
渡月橋...
大勢でいっぺんに渡ると崩れてしまうからですか?
投稿: 山奥 | 2009年12月15日 (火) 06時25分
山奥さん、コメントありがとうございます。
>大勢でいっぺんに渡ると崩れてしまうからですか?
車も渡る橋ですから流石にそれはありません。歩行者が多すぎて歩道から車道に溢れてしまうからです。
投稿: 雨辰 | 2009年12月15日 (火) 07時46分