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時効の廃止に賛成

法務大臣の諮問機関である法制審議会が、死刑に相当する罪について時効を廃止する法案の骨子をまとめ、今国会での成立を目指す方向であることが伝えられました。現在我が国では最重大犯罪である殺人罪でも15年で時効となってしまいますが、米国では殺人罪に時効は成立しないと言われています。殺人罪の時効については、これまで様々な事件で話題になりましたが、私には次の二つの事件が印象に残っています。

一つ目はいわゆるロス疑惑です。三浦和義容疑者による米国での女性連続殺人事件として騒がれ、紆余曲折を経ましたが1981年の妻殺害容疑で日本の捜査当局に逮捕されました。結局日本では有罪となりませんでしたが、その後も米国側の捜査は継続し、2008年サイパンに滞在中に逮捕し、ロサンゼルスに移送されました。三浦容疑者は観念したのか留置場で自殺してしまいましたが、もうひとつのロス疑惑と言われた知人女性殺人の殺人罪で起訴される予定であったことから、こちらの事件を苦にした可能性もあります。

二つ目は東京の女性教師殺人事件です。これは1978年に小学校に勤務していた女性教員が警備員の男に校内で殺害され、遺体をコンクリート詰めにされて男の自宅の床下に隠匿されたものです。当時男の自宅は道路建設による立ち退きを迫られており、工事によって遺体が発覚することが避けられなくなったので、時効成立をこれ幸いと出頭して事件が明るみに出たものですが、半ば開き直った殺人宣言とも言える所業でした。
男は時効を盾に取材陣の問いかけにも全く反省の色は見られず、無念の思いが募る遺族が起こした民事の訴訟にも応じようとしませんでしたが、結局2009年に最高裁が男の殺人と遺体隠匿による不法行為を認定し、時効の除斥期間を認めずに4255万円の支払いが確定しました。

良く犯人は長期間逃亡するによって心身ともに十分な責めを受けたのだから、一定期間後は罪を許し、捜査に区切りを付ける方が合理的だとの話を聞きますが、とんでもない話だと思います。良心の呵責があるのなら当然自首をする筈であり、そうしないのは逃げ切ることによって、不利益を被らないためとしか思えません。
また捜査当局にいつまでも同じ陣容で捜査を続けろとは言えませんが、捜査技術の日々の進歩によって従来は検出出来なかったDNAや微物の精密鑑定が可能になり、今後もさらなる進歩が期待できることから、将来における事件解決の可能性が高まっています。

そんな時肝心の起訴が時効によって為し得ないと言うのは司法の怠慢です。1日も早く掲示訴訟法の改正を行うべきだと考えます。また、警察は未解決事件を一元的に管理して、個々の事件における問題点をデータベース化し、ある技術の進歩によって同じ手法で解決できる事件が他にもないかを横断的に検索するシステムを構築し、未解決事件を減らす努力が必要ではないでしょうか。

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巷で流行るもの

流行りものにはとんと疎い方なのですが、昨年の秋頃からタジン鍋なる言葉を目にするようになりました。不景気の昨今、手軽に楽しめる家庭料理用としてホームセンターの目玉商品のチラシで良く見かけました。何でも無水料理に便利とか。う~んどんなもんだろうか?coldsweats01

ところが先日とある会食の機会があり、席に着くと何とそこに鎮座ましましているではありませんか。流石流行に敏感な飲食業界なのか、それともここが発信源なのか。

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あちゃー、とんがり帽子の先端が切れていますが、中央上部の茶色のものがタジン鍋です。一人用に小ぶりな作りになっています。

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加熱前の状態です。無水料理なので、当然出汁の類は入っていません。蒸気が逃げないように蓋との合わせも工夫されています。

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鍋が仕上がるまでのつなぎにこんなお皿も出てきました。歳のせいか最近以前より煮物がおいしく感じるようになった気がします。

で、タジク鍋の感想ですが、悪くないかもと言うのが正直な気持ちです。無水なので旨みが逃げないのがメリットですが、シメの雑炊を楽しむことは出来ませんし、もしかしたら使う素材も限られるのかも知れません。各自の好みでご自由にと言ったところです。delicious

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亀井発言にアウト

鳩山首相の発言があまりに軽いのは困りものですが、それに輪をかけた発言が出てきました。

国民新党代表の亀井金融相は25日、衛星放送BS11の番組で、「今の国民は相当数が大脳皮質で冷静に判断する能力をお持ちでない。新聞が『けしからん』と書いたりすると、その人(小沢氏)が何を言っても耳を貸さない」と述べた。
                           1月26日読売新聞Web版より抜粋http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100126-00000070-yom-pol

これは駄目ですね。民主主義を否定するもので、昨夏の総選挙結果を自ら否定してしまう発言です。説明責任を十分果たさないまま国民を非難するなどもっての外です。何故国民が疑惑を抱いたのか、納得できないのかを頭を冷やしてよーく考えるべきです。政府は国民のためにあるのであって、政権与党のために国民がいるわけではないんです。

亀井さん、あなたは国民の大脳皮質よりまずご自身の脳の中身を心配すべきです。

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不誠実な人

足利冤罪事件の再審の報道を見ました。かつて菅谷氏を取り調べた森川大司元検察官が証人として出廷し証言を行ないましたが、正直失望しました。検察官は犯罪被疑者を取り調べ、法に照らして起訴の判断をし、裁判所に送致する職務を担っています。人間である以上時には誤りを犯すことも仕方ないことを踏まえた上で、森川元検察官は法の番人、いや人間として失格であると感じました。

菅谷氏が起訴されたのは唯一DNA鑑定の結果によるもので、当時の捜査は全て予断に基ずいており、多くの状況は彼の犯行を否定するものでした。にもかかわらず、容疑者を作り上げたのは類似事件が続き捜査当局が相当なプレッシャーにさらされていたからと思われますが、昨日の証言によれば、当時のDNA鑑定の精度は足利市だけで50人程の該当者が存在するほど粗いもので、周辺の都市人口を考えればとても個人を特定出来るだけのシロモノではありませんでした。森川元検察官はこのことを十分承知した上で、鑑定精度が極めて高いと虚偽の説明をして自供を迫り、逆に不正確なDNA鑑定を補強して起訴を強行したのです。

その後分析精度が向上し、菅谷氏の無実が証明されたのは周知の通りですが、発端となった法の番人としてあるまじき違法(鑑定精度、結果について虚偽の説明)な取り調べを行ったことについては最後まで謝罪しませんでした。違法な手段によって得た証拠には証拠能力が認められないのですが、今までその事実は闇に隠ぺいされてきたのです。

足利警察、地検のお粗末、かつ恣意的な決めつけ捜査によって無実の人間を長期にわたって服役させたばかりか、真犯人の逃亡を手助けした許しがたい犯罪的行為と言う他はありません。また、いい加減な証拠を見抜けなかったばかりか再三に亘った再審請求を拒み続けた裁判所の罪は誠に重大で、再発防止についての明確な決意や防止策が国民に明らかにされないのは司法の実態がいかにいい加減であるかを物語るものです。

今日は民主党の小沢幹事長の政治資金を巡る巨額な金銭疑惑についての聴取が予定されていますが、捜査の行方を誤らせないように、後世に禍根を残さない公正な執行を願うばかりです。

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大安吉日か

今月中の初飛行が確実視される航空自衛隊の次期輸送機C-Xですが、岐阜基地で地上滑走試験を行う様子が地元新聞にも掲載されて、いよいよ秒読み段階となってきました。さる情報によれば、ある筋の話として26日(火)に向けて準備中とのことですがどうなのでしょうか?個人的には前日の25日の線もあるのではとも思うのですが・・・。

実は以前から初飛行は大安の日に行われるのではと言った観測がありました。折角の晴れの日ですからそれもありかなとも思いましたが、所がどっこい、そうとばかりは言えないようなのです。試しに過去の初飛行の日を調べてみると、同時開発された次期哨戒機P-Xの場合は2007年9月28日で赤口、支援戦闘機F-2は1995年10月7日ですがなんと仏滅の日でした。

現代の飛行機は科学技術の塊ですから、いまさら縁起を担ぐ必要もなく粛々とスケジュールをこなすだけなのか、それともロールアウト以来の躓きを払しょくすべくゲン担ぎをするのか、どうでもいいことなのですが外野としては気にかかるところです。

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大寒

今日は大寒、一年中で一番寒い頃と言われています。地球は太陽の日射しによって暖められていますから、昼が最も短い冬至の方が日射量が少なくて気温が下がりそうなものですが、実際は冷却に時間がかかるため、この時期が一番寒くなるのだそうです。

また、日の出の時間も冬至から半月過ぎた頃が一番遅くなりますから朝の気温が低いのも頷けます。立春は来月5日なので暦の上とは言え春が来るのはもう少し先となりますが、寒さに負けずカラ元気で頑張りたいと思います。

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先日の登山の時の一コマ。水場の沢も寒さでしぶきが凍っていました。

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静寂の山

日曜日は下山で一騒ぎとなってしまいましたが、山そのものは静かに我々を迎えてくれました。

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西側から仰ぐ入手山。標高的に樹林の中なので、中々ピークを望むことが出来ません。

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岩岳山頂近くから遠く遠州灘を望んで。直線距離で60km程離れていますが、浜松のランドマークであるアクトタワーが聳えているのが判ります。

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同じ場所から浜名湖を望む。左側に今切れ口に架かる浜名湖大橋がかすかに認められます。

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稜線付近は自然林となっていますが、この時期は葉が落ちているので明るい様相となっています。

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岩岳山は小ピークが連続する山ですが、どういう訳か山頂から随分離れたピークに岩岳神社が祀られています。ちいさな社の後ろにこんな石像がひっそりと祀られているのを見つけました。

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岩岳頂上付近。木々が邪魔してなかなかその姿を捉えることが出来ませんでした。

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日没直前、林道を急いでいる時に突然視界に入った赤い実の付いた木。この時期にこんなに残っているのは小鳥に人気がないから?
後で調べたらどうやらイイギリの実だったみたいです。

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俺達は悪くない

引用記事からで恐縮ですが、無反省であまりの唯我独尊的発言に呆れてしまいました。

民主党の平田健二参院国対委員長高嶋良充筆頭副幹事長は18日午前、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の世論調査で小沢一郎幹事長の辞任を求める声が7割を超え、内閣支持率が急落したことについて、小沢氏をめぐる報道が原因だとマスコミ批判を行った。 産経新聞WEB版より引用

>平田氏

「そういう報道に基づいた世論調査だから、そうなる(=幹事長辞任論7割超)のは当たり前の話でね。別の報道していたらそうはならない! 小沢幹事長がああいうふうに(潔白だと)話しているのは事実だと思いますよ」とも語った。

一連の小沢発言に傲慢さを感じている国民は少なくないと思いますから、国民に対しても、検察に対しても潔白を証明すべくもっと説明をすべきではと言っているんですけどネ。それから潔白を主張するのであれば、ただ主張を垂れ流すのではなく、その根拠・ソースを明らかにすべきだと思いますが・・・。

しかし、何より渦中の本人が頑なに沈黙を続けるのは異様としか言いようがありません。

>高嶋氏

「検察がマスコミに情報をタレ流している。情報が検察から出ない限り、皆さん方書けるのか? 基本的には世論操作になっている」とマスコミ批判を展開。「小沢さんが無実だと言っているのに罪人扱いしてマスコミが報道してきたから、国民の皆さんがそう思っているだけの話だ」と述べ、世論はマスコミに誘導されているとの認識を示した。

つまり民主党参議院の幹部はマスコミに騙される国民が馬鹿だと有権者を愚弄しているのでしょうか?まるで「オレが犯罪に走ったのは世間が悪いからで、オレはちっとも悪くないぜッ」と叫ぶ不良少年みたいです。当然ながら説得力は感じられませんが。

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予想外

友人からお誘いを受けたので、地元の北遠の山に行くことになりました。今年は全国的に積雪が多いようですし、近郊の山も年末時点ですでに30cmの積雪との情報もあったので、その後の降雪を考えると内心戦々恐々でした。土曜日に遠く南アルプスまで見渡すことが出来たので、目的地周辺を良く見るとかなり白っぽく見えます。さあ上手い事頂上に立つことができるでしょうか?

メンバーは地元出身で現在は関東に居を構えるS氏と県内在住のF氏の3人です。JRの駅で合流して出発しましたが、諸々あってアプローチに時間がかかり過ぎてしまいました。そこで急きょ、目的地を変更しました。それは・・・。

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岩岳山はアカヤシオ、シロヤシオの群落のある山として近年人気を集めている山で、シーズンには林道が大渋滞に見舞われるなどしたため、現在はゲートが設けられ、登山口までのアプローチに1時間程を要するようになっています。なお、表示には周智郡となっていますが、広域合併によって現在は浜松市天竜区春野町となっています。

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ゲート手前の駐車場に車を置き、林道脇の稜線伝いに入手山を経由して歩き、岩岳山登山口から林道を歩いて駐車場に戻る周遊コースとすることにしました。岩岳山登山口に設置されている案内標識にあるように完全なバリエーションルートです。

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三等三角点の岩岳山頂上。時折シカやウサギ、クマと思われる足跡があるだけで、全コースを通じて登山者のトレースは全くありませんでした。心配した積雪は多い所で20cm程と予想外でした。

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下山路にて。岩岳山はハイシーズンには軽装の登山者でも簡単に登ることが出来るほど登山道が整備されていたのですが、どうも荒廃が進んでいるようです。疑木で造られた土止めが散乱し、崩落しかけていてメンバーが不覚にも足を取られてしまいました。合併によって登山道の整備予算が削られてしまったのか、これ以外に桟道なども老朽化していて誰でも安全な山とは言い難くなっているようです。

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日没を心配しながら下山を急ぎましたが、植林帯に入ると更に状況は悪化、台風による倒木が多数散乱して何ヵ所か登山道を塞いでいました。登山道の状態も安定して来たと喜んでいたのに想定外でした。まあこの山としてはオフシーズンなので仕方ないかとも思いましたが困ったものです。

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下山を続けると思わず絶句。登山道が崩落によって完全に消失しています。この先は更に峻烈な状況でした。これでは上部の整備どころではありません。予想外でした。

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岩岳山登山口にある案内図。山と渓谷社の「静岡県の山」2005年版でも触れられていますが、コース上の鉄製の吊り橋が消失していることが記されています。しかし上記の崩落はこの現場の上部です。登山道の崩落について行政当局が把握していないのか通行不能の案内はどこにも見られません。現場は営林署管内であり、定期的な巡視が行われている筈です。台風などの後は当然被害状況の把握がなされていると思われます。一般登山道として開放されている以上重大な損傷は行政へ通知されてしかるべきと思いますが、果たしてなされたのでしょうか。それとも行政の怠慢なのでしょうか。

尚、吊り橋の消失部分については作図はされていませんが、通行止め表示部分手前に迂回コースが設けられており、登山道の崩落現場までは通行可能です。

私たちは逆回りのルートで入山したため、一般登山道の状況を全く知らないまま行動することとなり、幸い無事に下山することができましたが、自己責任とは言えかなりリスキーな行為を強いられることになって大いに予想外の山歩きとなってしまいました。

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ホンマかいな

北大の日置教授が米国地球物理学会で、昨年発射されたテポドン2号の推進力は1号の8倍だったと発表していたことが明らかになりました。日置教授によれば、ミサイルの噴射ガスに含まれる水の分子によって電離層中の電子の数が減少するので、電子数を測定することによって推力を比較出来るとのことです。

測定の結果、推力比が8倍となった訳ですがこの数字はいささか疑問です。北朝鮮はテポドンについて詳細を明らかにしていませんが、公開されている映像から1号の1段目は単体エンジンで、2号は同規模のエンジンを4基束ねたものと判明しています。また、使用されている燃料も1号と2号は同じ非対称ジメチルヒドラジンと考えられるため、飛躍的に推力が増大したとは考えられません。どう考えてもエンジンが増えただけの推力アップが妥当で、1号の4倍程度と見るのが正しいと思われます。但し、液体燃料ロケットは燃焼制御が可能なため、単体エンジンと4基のクラスターでは飛行速度によってパワーを変化させている可能性は残ります。おそらく2号では推力に余裕が生まれた分だけパワーを絞り、燃焼時間を増やすことによって射程距離を伸ばしたものと考えられます。また1段目の到達高度、距離も1号とは異なりますからこのことが影響しているのかもしれませんが、いずれにしても搭載する弾頭重量がほとんど変わらず、射程距離を2倍程度にするのに推力を8倍にする必要はありません。

日置教授は測地学が専門ですからロケット工学については畑違いですから、数字を鵜呑みにしてしまい誤った結論を出すことも仕方ないのかも知れませんが、せめて推力と電離層中の電子数の相関関係について実証することが必要だったのではないでしょうか。

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話にならない

ハイチの大地震は現地の低いインフラを直撃して、壊滅的な被害をもたらしたようです。現地政府はおろか、支援のため駐留していた国連PKO部隊さえ被災して満足な行動が取れない模様です。地理的に近い米国は直ちに空母を派遣するとともに、支援物資を空輸しています。

翻って地震大国の我が国はと見ると、丸1日経ってやっと調査隊を送っただけです。現地では多くの人が崩れた建物の下敷きになっていますが、道路網が寸断されて重機での救助が全く行われていない模様です。我が国からは遠距離となるため、緊急輸送には飛行機が一番となりますが、航続距離の長いKC-767空中給油機の給油タンクを取り外せば最大43トンの貨物の輸送が可能です。また政府専用機のB747も要員の輸送に使えました。ところが、外務省はやっと今夕になって医療チームの派遣を決定しましたが、現地入りが17日と緊急援助の名前が恥ずかしくなる有様です。

我が国にはJICA(ジャイカ)が中心となるJDR ”国際緊急援助隊” なる組織がありますが、なんとそのホームページには今回の地震が今になってもアップされていません。(JICAのHPには調査隊を派遣したことはUP)

鳩山首相は海外に対して友愛構想なるものを持っているかのように吹聴していますが、政権移行以来、海外の大規模災害に対して積極的な行動を起こしていません。岡田外相は今回の初動の遅れについて、被災地の情報とニーズを確実に掴むためには時間が必要で、遅れているとの認識はないとしていますが、世界の笑い物です。どうもこの人もルーティンから外れたことに対応するのは苦手のようですが、今回の地震によって相当数の死傷者が出て、国土が壊滅的被害を受けているのは最初から判っていることです。

ハイチの場合には地理的に米国を中継地にする必要がありますから、とりあえず必要になりそうなものをまず空輸して、足りないものを後から補充すれば良いだけです。しかもマイアミには我が国の救援事前備蓄品がストックされています。我が国は長い間の平和ボケで、海外に軍隊(自衛隊)を迅速に展開する機会がありませんでした。中・露や欧米諸国は海外植民地での戦闘や国際紛争を幾多となく経験しているため、この手の輸送は手慣れたもので、既に多くの国が現地に輸送機を送っています。現地は統治能力を失ってしまっていますので、まず治安を維持した上でなければ何事も始まりません。また、輸送の障害となる瓦礫の除去や橋梁の構築にも軍事部門の派遣は不可欠です。

我が国は阪神淡路大地震で、制度の不備とお粗末な政権によって、救える命を見殺しにしてしまった苦い経験があるのに、今また同じ誤りを繰り返してしまいました。災害時救助は時間との戦いです。まず行動することが必要です。行動を起こせばやるべきこと、必要なものがおのずと判ります。3日を空費したのはお粗末としか言いようがありません。

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こんなに寒いのに

今年は暖冬なんて長期予報は大外れ、北半球はどこも近年にない寒波の来襲に縮み上っています。もうしばらくはこの状態が続きそうとのことですが、月末前後は例年一番寒さの厳しい時期なので、来月半ば頃まではこのまま寒いままなのでしょうか?

ところで、我が家の梅の木はいつも2月初め頃に開花するのですが、こんなに寒いと花芽も伸びないかと心配になって覗いてみました。

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どうやら順調につぼみが膨らんでいるようです。で、良く見ると・・・・・。

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じゃ~ん♪、なんとすでに咲いていました。今日は今冬一番の冷え込みで、最高気温が5℃までしか上がりませんでしたが、寒さに負けずしっかり花開いてくれました。このままの寒さが続けば本格的に咲くのは例年通りかもしれません。

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あなたにだけは言われたくない

我が国民性は言葉遊びが大層好きなようです。何かと言えば三大○○とオラが名物を自慢したがります。三大稲荷、三大砂丘、三大急流・・・・。数え上げたらきりがありません。しかもどこの誰が認定したのかは誰も知りません。

非核三原則、武器輸出三原則も語感は実に心地良いのですが、言葉だけが先行しているように思います。もし本当に核兵器を廃絶しようとするのなら核の傘などと言うものを認めて良い筈がありません。もちろん一番悪いのは本来平和を希求すべきなのに核兵器を保有し続け、大量に武器を輸出し続ける国連常任理事国の五大国ですが、彼らは一向に悪びれることはありません。どうして我が国だけが言葉遊びに熱中しているのか不思議でなりません。

昨日、北澤防衛大臣が武器輸出三原則の緩和を論議すべきと発言しましたが、私は非常に意味のある提言だと思いました。お隣の韓国でさえ戦車やジェット練習機を輸出しようと国を挙げて働きかけをしているのに、我が国は防衛省が関与しているだけと言うだけで全ての装備の輸出を禁止しているのは実にナンセンスです。

過去に短距離離発着に優れるC-1輸送機や波高が高くても離発着が出来るUS-1飛行艇に対して海外から引き合いがありながら、武器輸出三原則を理由に拒絶していますが愚行としか言いようがありません。武器三原則が禁止しているのは紛争当時国へのそれであって、現在においては中東やアフリカを除いてほとんどの国は該当しませんし、これらの航空機は直接戦闘に当たるものでもありません。ましてや国際貢献を標榜するのであれば、救急や遭難救助において飛行艇の果たす役割は非常に大きいものがあると考えます。

我が国は非常に特異な地理的条件に位置しているため、目的に叶う装備は自前で開発しなければならないことが多いにもかかわらず、武器輸出三原則が足かせになって輸出が出来ないために少数生産を強いられ、価格の上昇を招いていますが、国民の負担を軽減するためにも、一定の条件を満たせば輸出を認めるべきだと思います。我が国が輸出しなくとも、その他の国が輸出するのであれば、自粛することに果たしてどれだけの意義があるでしょうか。我が国では一線を退いた攻撃的とは言えない類の護衛艦や航空機を発展途上国で再利用してもらうことも資源の有効活用や国有財産の高額売却の観点から望ましいことと思います。

かたくなに三原則を主張しながら一方で、米国と共同開発しているPAC3発展型の輸出を米国に認めるのは明確なダブルスタンダードです。現実離れしたお題目をいつまでも唱えているのは賢い姿とは言えません。しかるに、北澤発言についてこともあろうかあの鳩山首相が「少々言葉が軽いのでは・・・。」と言ったとか。

冗談は止めて下さい。よりによって、国防についてさえも何も考えていないとしか思われないあなたにだけは、あなたにだけは言われたくありませんね。

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2010年歩き初め

年末年始でのんびりし過ぎて主もワンコもメタボ気味です。これじゃいかんと浜名湖西岸にいつもの低山歩きに出かけました。

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久しぶりの山歩きなのでワンコもうれしそうです。元気よく歩いてくれましたが、食欲も旺盛だったのでシェイプアップは・・・・。

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低山ながら高みからの景色はいいものです。天気がゆっくりと下り坂なので、風もなく穏やかな山歩きを楽しめたのですが、眼下の浜名湖は霞んでいました。

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昨秋の台風による倒木が至る所で見られました。どうせ手を入れるのなら上の木も切ってくれるとありがたいのですが、屈まないと通れませんでした。

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この日は気分でいつもと違うルートを下りましたが、とたんに珍しい光景が見られました。この周辺は石積みの炭焼き釜の跡が多いのですが、これは土だけで作った窯跡で初めて見ました。

最近は山行日数が少なくなってしまいました。今年はもっともっと歩きたいと思っています。

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待ち人来る

防衛省と川崎重工が開発を進めている次期輸送機(C-X)は、ロールアウト後に機体強度の問題が発覚して2年半も初飛行が遅延していましたが、この度複数のメディアが今月末までに初飛行を予定していることを伝え、やっと最終局面を迎えているようです。同じように開発が難航して初飛行が大幅に遅延していた欧州各国による国際共同開発のA400M輸送機やB787旅客機が昨年末に相次いで初飛行を終えていただけに、C-Xもやっとここまで漕ぎつけたかと感慨もひとしおです。

C-Xについてはそのスペックについて、あれこれ批判めいた発言をする人がいますが、C-130Hを大幅に上回る最大で37.6トンのペイロードが可能で、26トンのペイロードで6500Kmの航続距離を持ちながらC-1並みの距離で離発着出来き、マッハ0.8の旅客機並みの高速飛行が可能で機体は他に類を認められません。自衛隊の装備については、武器輸出三原則の偏狭な運用によって輸出が認められていませんので、どうしても単価が高くなる傾向がありますが、我が国の南北に長く、奥行きの無い国土の特殊性からはどうしても独自の運用形態を満たすものが必要になります。口の悪い向きはこれをガラパゴス化と称しますが、限られた資源を有効に活用する為には国土や国策に特化した装備が欠かせません。

現行のC-1輸送機は、当時の社会党の圧力に迎合して意図的に航続距離を抑えたため最大積載量8トンのペイロード時に1500Kmしか飛行できず、国際貢献が任務に加えられて能力不足が顕著となり、導入の対抗馬であったC-130Hを追加配備せざるを得ない羽目になりました。この反省を踏まえて高積載量、高速性、長航続距離、更に世界最高水準のC-1並みのSTOL性を満たすC-Xの開発がスタートしたわけですが、高速性確保のための機体形状と高積載量のための床強度の確保との両立は思いの他厳しくてここまで難航したわけです。

A400Mは試験飛行は終えたものの、機体強度確保のため当初設定より機体重量が1812トンも増加してしまい、37トンのペイロードを確保出来る目途が立っていません。この37トンのペイロードはドイツのプーマ歩兵戦闘車の空輸を前提にしたものなので、これを達成出来なければ、開発の意味が無くなってしまいます。同じように強度不足が課題であったC-Xが、どの程度重量増を抑えることが出来たのか現時点では不明ですが、伝えられる情報ではA400Mほどの惨状ではないようなので、試験飛行実施後の情報公開が楽しみです。

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写真は最大ペイロード77.5トンと大型戦車の積載も可能な米空軍のC-17輸送機で、サンダーバーズが来日した時の支援機です。車輪当たりの接地重量が桁外れに重いので、着陸には特別な舗装の滑走路が必要になりますが、浜松基地はAWACSのE-767を運用しているので着陸に支障はありません。

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こちらも訓練中

ある資格を取得する為に、昨日からとある施設で教育訓練を受けています。施設の近隣は航空自衛隊浜松基地の訓練コースになっているらしく、時折練習機T-4が頭上を飛行して行きました。昨年の航空祭では前日に予定の飛行がキャンセルされて悔しい思いをしたので、昼休みを利用して練習とばかりにカメラで追ってみました。

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600mm相当で狙っても結構遠いので、半分ほどにトリミングしています。

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別の機体。更にトリミングしています。

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こちらは2機編隊です。

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モスキート着信音

深夜、公園などにたむろする若者達を撃退するため、モスキート音なる高い周波数の音波を使うことが知られていますが、これを逆手にとって着信音に利用する方法が日本でも明らかになりました。モスキート音は周波数17KHz以上の音波が20代前半までの若者にしか聞こえないことを利用したものですが、とんだ逆転の発想です。ただし、新しいアイデアかと言うと米国では既に2007年にはブームになっていたと言うことですから、独創的と言うことではないようです。

携帯通信も広い意味で言えば無線通信の一種ですが、無線電信を発明したマルコーニが1895年に2.4Kmの通信に初めて成功した4年後にはドーバー海峡間の通信に成功し、更にその6年後には日本海海戦でロシアのバルチック艦隊発見の際の連絡に実用化されています。

離れた場所の相手と自由に通話が出来る携帯電話ですが、できれば有効な使用方法を心がけたいものですね。

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聖岳遭難に思う

聖岳頂上付近で2日午後から救助を要請していた夫妻が、本日昼前県警ヘリによって無事救助されました。まずは一安心と言ったところですが、いくつか疑問が残ります。

第一は日程の問題です。計画の詳細は明らかになっていませんが、29日入山、2日に茶臼岳から井川側に下山の予定だったようです。状況から聖東尾根を登り聖岳を経て縦走する予定だったのではないかと思いますが、現場からは下山に優に2日間はかかります。救助の通報が2日16時10分ごろですから最終日の午後になってから無線で救助要請をしたことになります。

本来であれば31日中か遅くとも1日の早い段階で稜線に抜けていなければ時間切れとなってしまいます。昨年末は30日以降荒天となっていたので行動制限や予想以上の積雪で時間がかかり、体力を消耗したのではないかと思いますが、それならもっと早く引き返すべきでした。稜線までは山中で無線が通じ難いので、見通しが利く稜線まで強行して消耗してしまったと言うのであれば本末転倒です。

二番目はパーティーの分裂の問題です。アマチュア無線機を携帯しているのであれば無理に下山して通報する必要はなく、なぜリスクが伴う単独下山をしたのかです。誰が下山を決定したのか、通報が本当の下山理由なのか疑問が残ります。

三番目は何故稜線に留まり続けたのか、です。今回は比較的天候が安定しており、装備もそろっていたので救助隊から動かないよう指示を受けた可能性もありますが、南アルプスの稜線上は大変強い季節風にさらされます。昨日は視界が悪く、夕方になってやっとヘリが現場を視認できたので、救助は翌日回しとなりましたし、今日も強風で接近が難航し、やっと11時過ぎに救助出来たものです。もし自力行動が可能で、小聖岳付近まで降りていることが出来たら、もっと早く救助可能だったと思われます。

今日は北ア、寺地山でも山岳ガイドに率いられた7人がヘリで救出されています。ガイド氏によれば、3mのドカ雪で1日に600mしか下山出来なかったとのことですが釈然としません。もちろん人命第一なので救助要請は当然ですが、本来冬山とは自力行動が当たり前です。困難を乗り越えて行動することも必要ですが、行動不能で進退きわまる前に行動を中止し、安全に撤退することこそ優先されなければなりません。

今回年末に低気圧が通過することはあらかじめ判っていたことです。低気圧が過ぎ去るまで安全圏内に留まるのが正解なのですが、多くの登山者は限られた休日をフルに使って登山しているのが実情です。しかし今回の遭難も何が一番優先されるべきか、各自がもう一度良く考える事例だったと言えるのではないでしょうか。

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謎の侵入者

我が家のワンコとニャンコは基本的に室内飼いですが、朝食後に少し外で遊ばせています。童謡では猫は寒いのが苦手となっていますが、あまり気にはならないようです。

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一応事故防止のためにロープで繋いでいるのですが、時々異変が起こります。ロープは常時外に出したままになっているのですが、朝起きると損傷しているのです。↓

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最初は誰かのいたずらなのかとも思っていましたが・・・・。

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今朝起きると何とバラバラになっています。

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アップで。

ネズミやウサギの類は電線をかじる癖があるようですが、動物のいたずらでしょうか?糞などは見つかっていませんので犯人は誰なのか特定できませんが、ロープを放置しないなど自衛策を講じる必要があるようです。

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おめでとうございます

あけましておめでとうございます。

旧年中は当ブログをご愛読頂きありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

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