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あなたにだけは言われたくない

我が国民性は言葉遊びが大層好きなようです。何かと言えば三大○○とオラが名物を自慢したがります。三大稲荷、三大砂丘、三大急流・・・・。数え上げたらきりがありません。しかもどこの誰が認定したのかは誰も知りません。

非核三原則、武器輸出三原則も語感は実に心地良いのですが、言葉だけが先行しているように思います。もし本当に核兵器を廃絶しようとするのなら核の傘などと言うものを認めて良い筈がありません。もちろん一番悪いのは本来平和を希求すべきなのに核兵器を保有し続け、大量に武器を輸出し続ける国連常任理事国の五大国ですが、彼らは一向に悪びれることはありません。どうして我が国だけが言葉遊びに熱中しているのか不思議でなりません。

昨日、北澤防衛大臣が武器輸出三原則の緩和を論議すべきと発言しましたが、私は非常に意味のある提言だと思いました。お隣の韓国でさえ戦車やジェット練習機を輸出しようと国を挙げて働きかけをしているのに、我が国は防衛省が関与しているだけと言うだけで全ての装備の輸出を禁止しているのは実にナンセンスです。

過去に短距離離発着に優れるC-1輸送機や波高が高くても離発着が出来るUS-1飛行艇に対して海外から引き合いがありながら、武器輸出三原則を理由に拒絶していますが愚行としか言いようがありません。武器三原則が禁止しているのは紛争当時国へのそれであって、現在においては中東やアフリカを除いてほとんどの国は該当しませんし、これらの航空機は直接戦闘に当たるものでもありません。ましてや国際貢献を標榜するのであれば、救急や遭難救助において飛行艇の果たす役割は非常に大きいものがあると考えます。

我が国は非常に特異な地理的条件に位置しているため、目的に叶う装備は自前で開発しなければならないことが多いにもかかわらず、武器輸出三原則が足かせになって輸出が出来ないために少数生産を強いられ、価格の上昇を招いていますが、国民の負担を軽減するためにも、一定の条件を満たせば輸出を認めるべきだと思います。我が国が輸出しなくとも、その他の国が輸出するのであれば、自粛することに果たしてどれだけの意義があるでしょうか。我が国では一線を退いた攻撃的とは言えない類の護衛艦や航空機を発展途上国で再利用してもらうことも資源の有効活用や国有財産の高額売却の観点から望ましいことと思います。

かたくなに三原則を主張しながら一方で、米国と共同開発しているPAC3発展型の輸出を米国に認めるのは明確なダブルスタンダードです。現実離れしたお題目をいつまでも唱えているのは賢い姿とは言えません。しかるに、北澤発言についてこともあろうかあの鳩山首相が「少々言葉が軽いのでは・・・。」と言ったとか。

冗談は止めて下さい。よりによって、国防についてさえも何も考えていないとしか思われないあなたにだけは、あなたにだけは言われたくありませんね。

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