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大失態

佐渡のトキ保護センターで、今秋の放鳥に向けて自然環境に順応させるケージで飼育されていた11羽のうち8羽が侵入した「野生動物」によって殺害され、2羽が瀕死の状態であると発表されましたが、考えられない失態です。※続報で死亡は9羽となり、瀕死の1羽も絶望的とのことです。

日本における野生のトキは後手後手に回った保護政策によって絶滅してしまいました。その後、同じ種である中国産のトキを借り受け繁殖させることに成功し、なんとか飼育数を増やしてきましたが、その貴重なトキを管理の不備により一度に8羽も失うなど、常識では考えられません。ケージに侵入し、多数を殺害していることから犯人はイタチ(日本テレビの報道テンorイタチ)ではであろうと推測しますが、何故その正体を公表しないのでしょうか?

トキ保護センターはトキの放鳥の方法や餌場を設置しないなど、自分たちの方針を何の裏付けもないまま強行してきましたが、その挙句がこの有様です。国際的に貴重な保護動物の飼育舎が夜間は全くの無人であったなど無責任にも程があります。
責任者出て来ーい。\(*`∧´)/

3月11日追記1

このケージではこれまでもたびたび小動物の侵入が確認されており、08年3月にはケージ内でイタチが捕獲されていたそうです。つまり問題があることを認識しながら、何年も放置してきたわけで、状況はより悪質と言えます。小学校のうさぎ小屋程度のレベルの施設で国際保護鳥を飼育する神経が全く分かりません。大変に腹立たしく悔しい思いが募るばかりです。

3月11日追記2

事故の起きた順化ケージは地面からの侵入を防ぐため、全てコンクリートで防護されていたようですが、金網や出入り口は全て一重でしか仕切られていませんでした。かつて鳥インフルが騒がれた時に、野鳥やネズミの侵入を防ぐことが重要であることが叫ばれましたが、全く反映されていなかったようです。野生動物はもちろんですが、鳥インフルを防ぐ意味でもこのような施設では二重三重の防護が必要です。
今のところ天井にあった隙間から侵入したものと考えられているようですが、天井裏を金網で囲っておけば容易に防ぐことが出来たのではないでしょうか。

3月11日追記3

金網の網目より大きな隙間は62カ所に上るそうです。
最大で9x12cmも、絶句。 _| ̄|○

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コメント

ついこの前、センターの獣医師が表彰されたとききましたが。

野生に戻すことが前提での飼養管理方法に転換が図られているため、こういった事故はある程度は仕方が無いのかもしれません。
しかし、トキは逃げる術がなかったのでしょうか?

純国産では無くなったことよりモチベーションが下がった結果でなければいいのですが。

投稿: 山奥 | 2010年3月10日 (水) 19時01分

山奥さん、コメントありがとうございます。放鳥方法の見直しをして、その後に群れを形成し易いようにソフトリリースにしてしばらくケージを解放することにはなっていましたが、飼育段階でケージに外部からの侵入を許すようでは管理者失格です。

貴重なトキを提供してくれた中国に対しても申し開きの仕様がありませんが、一旦は絶滅させてしまったトキを飼育するのですから、それなりの責任感と緊張を持って当たるのが当然で、今回の出来事は無様としか言いようがありません。トキ絶滅に次ぐ自然保護行政の汚点で、環境省全体に及ぶ失態だと思います。他の施設も点検して、二度とこのようなことが再発しない方策を早急に講じなければなりません。

テンは木登りが得意なため、止まり木に逃れても身を守ることが出来なかったのだと思います。

投稿: 雨辰 | 2010年3月10日 (水) 19時26分

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