トキについて その3
ケージの不具合箇所はその後263箇所に増加。大きさの程度の問題もありますが、鳥インフルに感染した野鳥の侵入の可能性を考えれば好ましくないことに変わりはありません。
小沢環境相が本日順化ケージを視察し、構造に問題があることを認めた上で、ケージの設計が環境省によるものであったことを明らかにしました。今回の事故によって、トキの飼育管理が実にいい加減な状態で行われていたことがまた一つ明らかになった訳です。国民の多くは学名にニッポニアニッポンと名付けられた、国鳥とも言えるトキを絶滅させたことを大変悔しく、残念に思いましたが、どうしたことか肝心の関係者にはそのような思いがなかったとしか思われません。
※3月15日追記
読売新聞15日Web版から一部引用(アンダーライン、色識別は管理人が加工)
同省はこれまでに、ケージ側面部に235か所、天井部に28か所の計263か所のすき間を確認した。最大のものは、幅12~20センチ、長さ3・7メートルに及んでいた。すき間のほとんどは、施設の劣化ではなく、鉄骨の接合部などにできた構造上のものだった。
順化ケージとほぼ同じ構造の繁殖ケージは昨年、テンが侵入したことを受けて補修された。順化ケージが補修されなかった点について小沢環境相は、「大きな問題だと思っている」と述べた。
天井部分の金網の網目は4cm、テンの生態に詳しい人の説によれば3cmの隙間があれば侵入可能とのこと。なんのことはない最初から侵入を防止出来ない欠陥施設だった訳です。
どうにもこうにも当事者能力が・・・・・。これじゃ死んだトキも浮かばれません。
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