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日本周辺波高し

沖縄周辺が揺れています。お隣韓国の哨戒艦「天安」が先月沈没した事故で、海中から引き揚げられた船体の様子が明らかになりましたが、破断の様子が当初あり得ないとされた魚雷の爆発によるもので、それも直撃ではなく船底の真下付近での爆発であることが濃厚になってきました。従来魚雷は船体に直撃することで信管が作動し、船腹を破壊することを狙っていましたが、磁気信管を使って船底の真下付近で爆発させることで、海中での衝撃波や発生したバブルジェットによって船体そのものを破断させ、より大きなダメージを与えることが可能であると考えられていました。船体の破損状況からは今回の沈没原因はまさにこの磁気信管を使った魚雷による攻撃であった可能性が高まった訳で、魚雷攻撃のすさまじさを再認識させる結果となりました。今のところ相手国を特定できる材料は見つかっていませんが、韓国の世論は北朝鮮の挑発行為しか考えられず、報復攻撃すべしの声が圧倒的ですが、韓国政府は北の関与が明らかになれば国連安保理に提起する方針です。

一方太平洋上では普天間飛行場の移設をめぐって、鳩山内閣が迷走するのを見透かしたように中国海軍の潜水艦2隻を含む10隻の艦隊が我が国のEEZ(排他的経済水域)を横切って公海上で演習を行いました。演習内容は中国沿海では出来ない外洋での潜水艦による対艦攻撃訓練と水上艦と哨戒へりによる対潜哨戒訓練だったと思われますが、これは明らかに米国海軍機動部隊を念頭においたもので、過去の台湾海峡の緊張問題の教訓から圧倒的な攻撃力を持つ米軍の原子力空母に対しては多数の潜水艦による台湾近海への接近の阻止を目論んでいます。

米中両国は台湾をめぐる紛争について表向きは積極的な発言を控えていますが、中国は武力による台湾併合は国内問題であり、当然のこととしていますからいくら中台接近が図られようが、武力紛争が発生する可能性が消えた訳ではありません。台湾の馬政権は対中融和政策を進めて独立派からの反発を招いてきましたが、ここにきてこれまで中止していた北京を射程に収める弾道ミサイルと巡航ミサイルの開発の再開を決定しました。これは将来的に沖縄における米軍のプレゼンスが後退した時、台湾進攻のハードルが下がったと中国側に思わせないための保険だと見られています。

このような周辺国のきな臭い動きを知ってか知らずか、25日には県内移設反対の県民大会が主催者側の発表で9万人(別の情報では3万人)を集めて開催され、仲井真県知事を始め地元議員多数が参加しました。参加者は口々に「県内移設反対」「米軍基地反対」を唱えましたが、残念なことに「普天間移設」については聞かれませんでした。米軍基地が集中する沖縄に新たな基地の建設は困ると言う主張はその通りだと思いますが、市街地上空に侵入路を持つ世界一危険な米軍基地の返還を果たすのが、まず最優先されるべきではないでしょうか。仲井真知事が「県外移設」に触れる発言を控えたのは、日米交渉が決裂して普天間が固定化することを懸念した、政治生命を賭けた英断だったと思います。

能天気な首相は、この期に及んでまだ「辺野古の海を埋めるのは自然への冒涜だ」などと言っていますが、昨日も米軍三沢基地所属のF-16がエンジントラブルで青森空港に緊急着陸しています。明日にも普天間で事故が起きない保証はありません。
鳩山個人の感傷などどうでも良いのです、首相として国民の命を救うことを優先しなけれなりません。産経・FNNの最新の世論調査によれば内閣支持率は22.2%と最下落し、首相の指導力についての評価は実に90%の人が評価しないとなっています。もう残された時間はほとんどありません。今こそメンツを捨てて国民のために決断すべきではないでしょうか。

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