本日なか卯デビュー
国内でBSEの牛が発見された時、その生産地から出荷されて流通していた牛肉の多くは廃棄処分にされました。ところが米国でBSEの発生が確認された時、国内の外食産業が抱えていた在庫はそのまま消費され続けました。BSEの危険性については諸説あり、危険部位を除けば確率的に危険性は低いとされて一時禁止された米国産牛肉も現在は輸入が再開されています。
牛丼は米国産の安い牛肉に独特の味付けをして、旨い・早い・安いを売り物にして庶民の人気を集めてきました。政府が米国産牛肉の輸入を認めた以上、それを利用するしないについては自己責任となった訳ですが、輸入禁止となった時に在庫肉を使い続けた吉野家の対応に疑問を感じた私は以後吉野家に足を運ぶことを止めました。
現在全国チェーン展開の大手業者中、吉野家と松屋が肉質に拘って米国産を使い、なか卯とすき家が消費者の安心感を重視して豪州産を使っています。
そんないきさつからレトルト品や家庭で作ったもの以外、長らく外食の牛丼から遠ざかっていましたが、最近市内になか卯が開店しましたので、今日の昼食に久しぶりに牛丼を食べてみることにしました。新聞のチラシによれば並盛1杯350円となっており、吉野家の380円より30円安い価格設定になっています。また、唐揚げ3個が通常価格180円のところオープン特価120円になっていたので、どんなものかこちらも試してみました。
さて食後の感想ですが、牛丼は十分合格点だと思いました。この先何回か食べ続ければ、違った視点が見えてくるかも知れませんが、そもそもファストフードですからそんなに構えて食べる必要もないのかも知れません。但し、唐揚げはオープン直後で調理人の習熟不足からか味付けが感じられず、イマイチにも達していませんでした。
メニューには麺類や他の丼物、カレー類もありますので、また次の機会に試してみたいと思います。
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コメント
吉野家苦戦中みたいですね。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100405/biz1004051522009-n1.htm
企業ポリシーも大切ですが、食の安全・安心はもっと大切なのではないでしょうか。
投稿: 雨辰 | 2010年4月 6日 (火) 18時41分