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勝てなかった

残念ながら岡田ジャパンのW杯が終わってしまいました。スコアレスによるPK戦で3-5の結果となりました。試合に勝つことは出来ませんでしたが、ゲームには負けませんでした。試合後のミックスゾーンを肩を落とし、うつむいて無言で通り過ぎた駒野選手が印象的でしたが、決して恥じるような試合内容ではなかったと思います。

あなた達は良く戦いました、胸を張って帰って来て下さい。(*^-^)

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角界激震

相撲界の激震が続いています。八百長問題に端を発し、力士死亡事件で協会の無責任な体質が更に明らかになりましたが、今回の賭博事件も一連の流れとつながっているように思います。協会幹部や親方にしても直接現場を目にしたり、噂を聞いたことはあった筈です。おそらく慣習として多少のことは大目に見る体質があり、自身も渦中に身を置いた経験があったのではないかと思います。我々の周囲でも一定限度の範囲でパチスロや麻雀、ゴルフの場で金が動くことは黙認されています。ただし、あくまで世間の片隅で行われている話で、職場で堂々と行われたり、数十万、数百万円の掛け金となれば賭博として立件されて当然です。いかに、角界が別世界だとしても、このようなことが黙認されるようでは法治国家の名が泣くと言うものです。

それにしても、普通これだけ屋台骨を揺るがす不祥事であれば監督責任を取って真っ先にトップが身を引くのが当然だと思いますが、前回の北の湖理事長同様武蔵川理事長も身の処し方を明らかにせず、理事長の椅子にしがみついている印象を与えているのはいただけません。また、記者会見でも逆切れするなど、とても反省の態度とは思われません。
名古屋場所の開催は周辺の業者、団体への影響を考えれば止む無しと思いますが、国民は事の推移を注視しています。幹部の居座りなどもっての外で、安易な収集策ではなく徹底した処分、改善策が取られなければ支持を回復出来ないことを肝に銘ずべきです。

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友蔵ダウン

人気アニメちびまる子ちゃんのおじいちゃん、さくら友蔵の声の出演をしている青野武氏が解離性動脈瘤で入院し、番組を降板することになったそうです。人のいいおじいちゃんを好演していましたが、私にとっては子供の頃の西部劇「ブロンコ」の主人公ブロンコ役が未だに忘れられません。当時はまだアテレコなどと言う言葉も一般的ではありませんでしたが、クレジットタイトルに流れる主演のブロンコ役がタイ・ハーディン、声優が青野武というのは記憶にしっかりと刻まれました。

その後もずっと活躍を続けられていたようですが、うかつにも出演に気付かないまま月日は流れ、ある時何気なく見たクレジットの声優の名前を見て正直ぶっ飛びました。あのひょうきんな口調の友蔵の声の主が、かつて夢中になった西部劇の二枚目俳優の声優だった青野武だったとは・・・。モヒャ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!!

それからは友蔵は声と一体になったアニメのキャラではなくなってしまい、青野氏が演じる吹き替えの登場人物であって、常に青野氏の声として聞いてしまうようになりました。歳月の流れを考えればそれなりの年齢になっていることは当然ですが、ファンとしてはあえて実年齢を知ろうとはしませんでした。今回の出来ごとで、実年齢が明らかになってしまいましたが、まだまだ活躍可能なお年であると思います。しっかり静養してまた懐かしい声をお茶の間に届けて欲しいものだと思います。

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久々にF‐Xのニュースが

今朝の中日新聞一面にF‐Xについての記事が載っていました。F‐Xについては考慮すべき問題が多く、本来は当に決定しなければいけない時期が過ぎてしまっているのですが、先送りを繰り返して来ました。
我が国は現在F‐15、F‐4E、F‐2の3種類の戦闘機を保有しています。この内F‐4Eはベトナム戦争にも使われた古い機種で、国内でライセンス生産された最終機が1981年製ですから、もっとも新しい機体でも30年ほど経っています。当然、製造された当時のままとなっているわけではなく、各部の装備は最新のものに取り換えられていますので、スクランブルに発進するなど飛行そのものは問題ないのですがすが、初飛行が1958年と古いためにレーダー反射対策など設計思想が時代遅れとなってしまっています。

飛行時間を切りつめるなど機体寿命もなんとかやりくりして延ばしに延ばしてきましたが、流石に限界間近かとなってきましたので、いい加減新たな機種を導入しなければなりません。空自は今までその時代における最高性能機種を保有してきました。最後の有人機とまで言われたF‐104、タフな戦闘性能のF‐4E、そしていまなお米空軍の主力機であるF‐15です。当然現在の最強機であるステルス機のF‐22を希望していたのですが、当の米国が機密秘匿の観点から輸出を許可せず、さらに機体価格や維持費があまりに高額なために、配備途中で生産打ち切りの決定をしてしまいました。
それでは同じくステルス機のF‐35をと思いましたが、国際共同開発の常で開発が遅れに遅れ、何時になったら量産配備できるのか具体的な目途は立っていません。最高速度はM1.6~1.7を予定しているのですが、思ったような性能が出せておらず先日やっと音速を超えたところです。これでは戦闘機として重要な要素である加速性能はとても期待できません。また、開発の遅れによって安価だった筈のコストが双発機であるF-15を上回ることは確実で、これによって導入数が減ってしまえばさらに1機あたりの開発費が上乗せされる負のスパイラルに陥ってしまいます。

肝心のステルスについてですが、F‐4Eは国産対艦ミサイルを運用していますので、F‐Xもこの運用能力が求められることにます。F‐35は対空ミサイルこそ機内搭載できるものの、対艦ミサイルは翼に吊るして装備することになっていますので、ステルスは大幅に損なわれることになってしまいます。また、運用システムが違う国産ミサイルは運用できませんので、F-X用にミサイルも輸入しなければならなくなってしまいます。
また国際共同開発であるため、出資国に優先配備されることになる筈ですから何時導入できるか見通しが立たないのも泣き所です。

紙面記事によればこのF‐35、F/A-18、ユーロファイターの3機種から絞り込んで来年度予算に計上する見込みですが、どの機種も一長一短を持っていますので最悪は機種決定を遅らせて、予算のみ計上する可能性もあるとのことです。

F/A-18は艦載機としては問題ないのかも知れませんが、侵攻して来る敵部隊を迎え撃つ我が国の運用方法からすれば航続距離、加速性能に難点があり、普天間や岩国で問題になっている騒音が最悪の機種であると言う問題を抱えており、住宅地が隣接する国内の陸上基地で運用することに周辺住民の理解が得られることはないと思われます。

ユーロファイターは現在確実に手に入る機種としては最良の機種と思われますが、ステルスがF-35よりも劣ることと米国製でないことによる整備コストが最大のネックと言われています。

どれを選んでも全てを満たすものはなくセカンドベターの選択となる訳ですが、関係者の嗜好や思惑でなく国民が納得できる選択をしてほしいものだと思います。

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熱い一日

朝早くから日本中が沸き立つことなど、そうそうあることではありませんが、今日はめったにない熱い熱い一日となりました。
1997年、マレーシアのジョホール・バルで悲願のW杯の切符を手にして以来、サッカー日本代表は4大会連続出場を果たしました。残念ながらフランス大会ではゴン中山の1得点のみで全敗でした。2002年の日韓大会でやっと1次リーグを勝ち抜くことができましたが、次のドイツ大会ではまた惨敗を喫してしまいました。

今大会もアジア予選までは良かったのですが、大会直前の親善試合の結果からはドイツ大会の二の舞かと大方の予想は悲観的なものでした。ところが・・・・。

ジョホール・バルの時はリアルタイムで観戦し、苦戦の末の勝利に興奮してそのまま朝を迎えましたが、今回は歳も歳なので早起きしての観戦としましたが、まさかこんな展開になるとは思いませんでした。TVを点けたら1点先制して遠藤のFKが炸裂、前半の2点リードで勝利を確信しました。

以前からサッカー王国と呼ばれる我が静岡県では当然朝のニュースからこの話題一色でした。代表23人中、県内出身者4名、在籍選手3名で合計6名が関係者(GK川口選手は出身で在籍)ですから当然と言えば当然ですが、駒野、長谷部、岡崎の各選手が繰り返し取り上げられていました。故障上がりの川口選手は無理としても次は未だ出番のない内田選手の活躍を期待したいと思います。soccer 

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コンビニ改装の謎

街道沿いにある24hoursのコンビニが突然(私が知らなかっただけかも)改装を初めて2週間になります。前日まで変わりなかったのに、次の朝には店が空っぽになっていましたので、最初は店じまいかと思いましたがどうも違うようです。今まで見て来た閉店の場合は看板の類が一切外され、店舗が締め切られますが、今回の場合はポールに掲げられた看板はそのままなので、いずれ再開するのは明白です。

最近はコンビニでも店内調理を行う所が人気なので、その方向かも知れませんし、省エネに向けたものかも知れません。何にしても対外的な告知が一切見当たりませんので、想像をたくましくするしかありませんが、しかし少なくとも客商売であるならば、何らかの情報提供をするのが当然だと思いますが何を考えているのでしょうか。謎のセ○ン○○ブ○であります。fastfood

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ネズミ捕りの怪

通勤でさる国道を毎日往復しています。この国道はバイパスとして作られたもので、当然交通の流れも良く、通過もスムーズなので自然とスピードが上がってしまい、流れに乗って走っていても、しばしばこんなスピードでいいんだろうかと思ったものでした。ところが敵(勿論言葉のあやで純良な公僕であることはよーく分かっています)もさるもので、最近は連日のようにレーダーを使った取り締まりを実施しています。現場が反対車線なので中々視認がしにくいのですが、かつての高速走行が仇になってか客足は上々のようです。

私は、こんなこともあろうかとGPS式のレーダー探知機を載せているのですが、先日私の走行車線でも突然作動して、ステルスによる測定が行われていることを知ってびっくりしました。どうやら何らかの目的で測定のみ行っていたようです。そんなことがあった数日後、今度は探知機から「取り締まり無線をキャッチしました」の音声の後、「123×、グレイのセダン」とレーダー測定係と思われる音声が流れました。今まで所轄系無線、取り締まり無線をキャッチしたとのアナウンスは度々聞いていましたが、通話内容がそのまま聞こえたのは初めてです。

その後も取り締まりは行われていますが、以後無線の音声が聞こえることはありません。何故あの時だけ音声が聞こえたのか今もって不思議でなりません。

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消費税での旗色を鮮明に

参院選を前に各党のマニュフェストが出揃い、昨日は与野党9党の公開討論会が行われました。各党とも1議席でも多く獲得しようと自党のアピールに余念がありません。中でも消費税については立場がはっきり分かれたのが印象的でした。各党の中で税率を10%と明記したのは自民党のみで、これはこれで評価できるのですが選別戦略を意識したのが見え見えで、景気への影響や逆進性についての対策は見られません。

民主党もいざ与党となって財源不足を実感し、菅代表が盛んに消費税に言及するようになりましたが、党内では選挙前に話題にするのは得策ではないとの声が苦戦中の議員を中心に聞かれます。参院は議席の半分ずつ3年毎に選挙を行うため、必ずしも選挙結果が院を代表する民意とは言えない面があります。このため、首相も増税の際は衆議院で信を問うとしています。

現在の歳入不足は深刻で、赤字国債の増発でしのいでいますが発行残高は800兆円を超え、平時の予算の半分が国債などと言うのは異常事態で新たな財源が必要なのは明らかです。特に予算の中で大きな比重を占める福祉関連については、以前から言われているように消費税以外の財源が見当たりません。諸外国と比較しても5%は低い税率で、福祉や年金の水準を論議する中で必要な税率が決定されるべきと思います。

民主党は各党に消費税についての協議会の設置を呼びかけましたが、ほとんどの野党は応じる気配がありません。消費税率引き上げにNOと言うのは一つの意見として尊重されなければなりませんが、その場合対案を明らかにする必要があります。反対、反対だけでは無責任で、財政・福祉両方の破たんに手を貸す行為だと私は思います。
増税を望む人はいませんが、財政破たんを防ぎ、福祉を守るために応分の負担はやむを得ないと考える人が多いことも事実です。例の子供手当についても当の受給者側に財源の不明確さを指摘する意見が多くいました。
選挙の前後のあわただしい中で、冷静な議論は期待できませんが、いずれ避けて通れないのも事実です。自党の伸長という小さな視点でなく、大所高所の観点から消費税はどうあるべきかを明らかにして、選挙後に大いに議論を深めることが大切だと考える次第です。

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専守防衛 その2

憲法の制約から我が国は専守防衛を国是としています。専守防衛とは守りに徹して攻めて来る相手を防ぎますが、その相手国に対しては何の手出しもしない方針のことです。しかし、果たしてそんなことが可能なのでしょうか。

各国は領海を12海里と定めています。これは砲艦時代の大砲の射程距離が12海里程度、自国領土から撃ち込んだ砲弾が届く距離を領海としたためです。1海里とは1852mですから12海里は22.224kmとなります。ところで、史上最大の口径46cmの主砲を備えた戦艦大和の最大射程はどれほどだったのでしょうか?一説には42Kmとなっていますが、当時は光学的な計測によって相手までの距離を測定して砲の角度を調整していましたので、遠方になるほど命中率は下がってしましました。通常は20Km程度が当時の実力で12海里とほぼ一致する数字なのですが、サマール沖海戦では32kmと当時としては画期的な距離で相手を捕捉することに成功しています。
ちなみに地球が球体であるために、一定距離以上になると相手が水平線以下となって、目視はおろかレーダーで捕捉することも困難になってしまいます。高さ20mの軍艦のブリッジから海面から3mの相手艦を見た場合、視認できる距離は約22Kmとなります。この距離は双方の高さが高くなるほど延びますが、20m同士での理論値が約32Kmであり、現代のレーダーでも相手艦や攻撃してくるミサイルを捕捉出来るのは20~30Kmからと言われていますのでいかに大和の測距儀が優れていたかが分かります。

その後戦艦は時代遅れとなり、現代の攻撃の主力はミサイルとなりました。艦船や航空機から発射する対艦ミサイルの射程は100~200Kmとなり、旧ソ連が開発した巨大ミサイルでは500Kmを超えるものまで配備されています。また、陸上から発射する弾道ミサイルの配備も進み、居ながらにして相手の国を攻撃することさえ可能となってしまいました。

このような状況では、降りかかる火の粉だけを払っていてもいつか隙を突かれてしまえば、簡単に攻撃を許してしまいます。しかも決して相手の陣地は攻められないのであれば安心して攻撃に専念できます。サッカーに例えれば、ゴールを守るだけで相手ゴールを攻めなければ、相手は守備を切り上げて安心して攻撃に集中できます。一方味方DFは防戦一方で、休む間も無くなってしまい、やがて疲労困憊して更なる集中砲火を浴びる結果となってしまいます。

戦後も65年が過ぎ、大砲を撃ちあっていた時代からミサイルの時代になって専守防衛の概念は、もはや通用しなくなってしまっているのです。今までは制約されて来ましたが、ある程度オフェンス的な装備を持つことによって相手をけん制出来、より効果的な防御も可能になるのです。9条同様いつまでも専守防衛の概念にしがみ付くのではなく、国民の生命・財産を守るためにより効果的に防衛するのにはどうしたら良いかの観点で国防問題を考える時期に来ているのではないでしょうか。

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ワシの目を撮った

夕方、外出から帰る途中でE-767が飛んでいるのを見かけました。E-767はAWACSと呼ばれる早期警戒管制機で、世界中で航空自衛隊浜松基地に4機だけ配備されている機体です。これまでにもたびたび見かけていて珍しい訳ではないのですが、どう言う訳か何時もカメラを持ち合わせていない時ばかりで、これまで撮影することができませんでした。

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今日は生憎の曇天で、しかも夕方の時間帯なので光線の具合は良くありませんでしたが、折角の機会なのであわててカメラを持ち出して撮影したものです。

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E-767は我が国に侵攻する航空機や艦船をはるか手前から発見するのが仕事です。自衛隊はこの手の能力を明らかにしていませんので、本当のところは分かりませんが一説には800Kmの探知能力があるとも言われています。自衛隊は1976年のソ連防空軍のベレンコ中尉函館空港亡命事件によって、低空からの侵入に対する探知能力が欠如していることに驚愕し、あわてて米国からE-2C早期警戒機を輸入しましたが、このE-2Cはホークアイ(鷹の目)と呼ばれ、最新型のレーダーでは探知距離560Kmと言われています。E-767には特別なニックネームはありませんが、E-2Cがホークアイならイーグルアイでもいいのではないかと思ったのがタイトルの所以です。

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背中の円盤は回転式のレーダードームですが、陸地上空ではレーダーを止めているようで、回転はしていませんでした。E-767は旅客機であるB-767を母体としていますので、エンジンの騒音は控えめです。
まさに大空をとぶオオワシのように、夕闇が迫る中を悠然と海の方角に飛び去って行きました。
※良く見ましたら1枚目と2、3枚目ではドームの白いラインの角度が変わっており、回転していたと思われますのでお詫びして訂正いたします。

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専守防衛について その1

先日日米豪の(海軍)共同訓練について発表がありました。本来なら日米豪海軍合同軍事演習とでも呼ぶべきなのでしょうが、我が国は「軍」を持っていない事になっていますので、政治的配慮からこのような言い方になっているのだと思いますが、どうも不自然な感じが否めません。我が国ではずっとタブーとされてきたこの問題にもどこかで手を付ける必要があると思いこのことについて考えてみたいと思います。

我が国は憲法9条によって戦力と交戦権の放棄を明らかにしています。これは当時の米国がドイツを弱体化するために軍の解体を行ったのと同様の占領政策ですが、朝鮮戦争によって米軍が手薄となると、今度は米国の都合によって警察予備隊と名前を変えた防衛力を持つことになりました。
そもそも9条については当時の日本共産党でさえも、一切の戦力を放棄してしまっては国家の独立を維持出来ないとして反対したくらい問題を含んでいたのですが、米国占領下で異論の声が上げにくい状況であったことや太平洋戦争の惨禍の反省から成立し、以後他の条文同様一切改正されることなく今日に至っています。

しかし、法律との整合性を取らなければならない政府の立場は苦しく、9条をめぐる解釈をその都度変えて行くことになりました。

「いかなる形でも自衛権など認めない方がよい」としていた吉田首相も1950年には「警察予備隊の目的はまったく治安維持にある。・・・したがってそれは軍隊ではない」と微妙に立場を変え、さらに52年には「戦力とは、近代戦争遂行に役立つ程度の装備・編成を備えることをいう。戦力に至らざる程度の実力を保持し、これを直接侵略防衛のように供することは違憲ではない」と実力などと苦しい用語を駆使して言いつくろうことになりました。

54年には鳩山首相(由紀夫氏のグランパです)が「9条は、わが国が自衛権を持つことを認めている。自衛隊のような自衛のための任務を有し、かつその目的のため必要相当な範囲の実力部隊を設けることは、なんら憲法に違反するものではない」とほぼ今日の見解に近い解釈となりました。

私は自衛隊を肯定する立場で以前にも書いたのですが、9条をどう読んでも歴代政府の解釈には首を傾げてしまいます。国民の安全を守るために侵略に対抗し得る十分な戦力を持つことは当然であり、「実力」や「実力部隊」「自衛隊」などと言葉でごまかすことを止めて基本的権利として憲法に明記すべきと考えます。

ソマリア沖の海賊問題では、自衛隊の存在を否定する思想を持つ団体が運行主体の船舶が自衛隊が派遣した護衛艦の護衛を受けて航行したように、武力を備えた悪意の集団に対してはそれ相応の装備や部隊がなければ生存さえ脅かされてしまいます。自衛のための戦力を持つことは現在でも当然かつ必要なことなのです。

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気のせいですか?

角界を揺るがしている賭博問題は深刻さを増す一方で、とうとう名古屋場所の開催を危ぶむ声さえ聞かれるようになりました。文科省が主管する相撲協会で常習賭博が蔓延していたとあっては、厳罰をもって当たることも仕方ないことかも知れません。

ところで、現在世界中で盛り上がっているサッカーW杯ですが、いつもならイギリスの会社が募集した対戦カード毎の賭け率が話題になったと思うのですが、今回はあまり聞かれないような気がします。これってもしかしたら角界の賭博問題で報道自粛になっているのでしょうか? (^-^;

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転覆時ボート内側に4人がいた

カッターボート転覆事故の続報がありました。転覆後青年の家の所長らがモーターボートで救助に当たり、投げ出された生徒たちを引き揚げましたが、全員を収容できないため、一旦別の職員に運転させて岸に向かわせ、残った所長がボートの船底に上がるように指示を出したと言うことです。
その後、転覆時にボート内側に生徒が取り残されたことが分かり、救助に当たっていた所長が潜って3人を救助しましたが、亡くなった女子生徒には気付かなかったと言うものです。荒天時、しかも切迫した状況下ですが、おそらく現場にとどまったであろう教師は生徒の安否確認が、全くできていなかったことになり、その責任は重大です。報道では一旦全員救助とされた後に行方不明者の存在が判明とのことですから、救助側、学校側がそれぞれ勝手な判断をしてしまったものと思われます。

モーターボートの定員上、生徒が二分されてしまったことはありますが、尚更人員の確認が欠かせなかった筈です。また、所長も体力を消耗してしまい、更なる救助は無理だったとのことですが、当然このような事故は起こり得ることで救助にあたるべき船艇がカッターボートの定員に満たないのはどういうことでしょうか。もし、全員が収容できる船で救助に当たっていれば現場を離れることもなく、他の職員と分担して徹底的にボート内側の捜索が行えた筈です。

今回の事故ではどうも双方に積極的に安全に取り組む姿勢が見られません。注意報発令下では双方が協議して訓練の実施を決定することになっていた筈ですが行われませんでした。
学校側は発令の有無も確認せず、施設職員に実施可能の感触を得たとして協議を求めませんでした。施設側は注意報の発令を知りながらその事実を伝えず、学校側に協議を求めませんでした。運営側は波浪時におけるボートの安定性に自信を持っていたかも知れませんが、カッターボートでの体験はそれなりに意義のあることだと理解した上でさえ、船上活動の経験のない中学生に白波の立った湖面で操船させる目的が分かりません。もし、施設側の言い分を鵜呑みにしたのなら教育者の資格はありません。

訓練中止の基準の不備も挙げられます。この四月から民間に運営が委託された矢先の事故ですが、県が運営していた時と基準に差はなかったのかも気になります。もしあったのであれば、それを放置した側の責任も問われなければなりません。
今回、この件について他のブログにも書き込みをしましたら、事が起きてから後知恵で責任追及しても仕方がないとの意見がありました。しかし、この事故を貴重な体験として問題点を全て洗い出し、再発防止に結び付けることが亡くなった生徒、遺族の方々に報いる唯一の方法ではないでしょうか。その意味で一個人の立場ではありますが、今後も非難されるべきについては声を挙げて行きたいと思います。

※6月20日追記
訓練実施の判断基準は明文化されておらず、指導員が学校側に口頭で伝えていた模様です。安全の根本が明文化されず、現場に運用が一任されるなど呆れた話で、極めて杜撰です。必要事項が伝わらない恐れが多分にあり、間違いの誘因となります。本来であればチェックシートのようなもので必要事項を確認し、双方責任者の確認をもって実施が決定されるべきであったと思います。どうも施設側が上位に立って運用を行っていた姿勢がうかがえます。天候悪化時には中止するようなことを言っていたようですが、4隻のボートに2人の指導員しかいない状況で、時化た湖面での操船をどう行おうとしていたのか無責任の極みとしか言えませんし、そのことについて深く追求しなかった学校側も同様です。

安全は全てに優先する。これは事業所での安全管理の基本ですが、今回の場ではいかなる理由からか優先されなかったのが残念です。

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かつての神童に秋風

浦和レッズFWの高原選手にとうとう戦力外通告がなされました。俗に言われる、神童も二十歳過ぎればただの人を地で行くような展開でした。
かつて天才ストライカーと呼ばれ、U-16日本代表以後各年代での代表選出、18歳でジュビロ入団後、初出場で初ゴール、翌年ワールドユース、2000年のシドニーオリンピックでの各々3得点などの活躍をしながら、エコノミー症候群によって日韓ワールドカップを棒に振って以来、輝きは徐々に失せてしまったようです。

2度目の海外移籍のドイツ、ブンデスリーガーで光彩を放ったかに見えましたが、その後日本代表メンバーに呼ばれることはなく、国内復帰後も生彩を欠いたまま今回レッズの海外キャンプの遠征メンバーから外されて、露骨に戦力外通告を突きつけられた格好です。1979年生まれの31歳ですから、まだまだ老けこむ年齢ではありませんが、早くから活躍していた分肉体的には各所に問題を抱えていたのかも知れません。

キングカズや中山ゴンの往生際の悪さを見習って、この際じっくり体調を整え、もう一度Jリーグのピッチで輝きを取り戻して欲しいものだと思います。

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無責任な、あまりに無責任な

既にマスコミで詳細に報道されていますが、昨日浜名湖で中学生の乗ったカッターボートが転覆し、船体内側に取り残された一年生の女子生徒が亡くなる事故が発生しました。昨日の静岡県西部地方は昼前から時折猛烈な雨が降る梅雨本番の天気で、夕方からは風雨が強まることが予報されており、事故の一報を聞いた時に率直に無謀な事故だと思いました。事故直前の時間帯に浜名湖の東岸を走行しましたが視界が悪く風もあって、とても操船訓練に適した天候とは思えませんでした。

今回の行事は県立三ケ日青年の家(静岡県教委所管、「小学館集英社プロダクション」運営委託)に宿泊しながら野外活動を行うものでしたが、まず当日の天気でボートを出す神経が分かりません。マスコミにコメントを求められた誰もがあの天候下でカッターを出すことの危険性を指摘していますが、決して安易な結果論とは思えません。

運営側には豊富な海洋訓練のノウハウがあるとされ、警報が出ていれば中止、注意報下であれば利用側と協議して可否を決定すると運用規則があったとのことですが、プロの救難隊員の訓練ならいざ知らず、全くの素人集団に対しては無謀としか言いようがありません。注意報が発令されていなくても天候の急変への対処も考慮されるべきで、教育訓練であるならば、まずこのような天候では危険予知をして中止するのが生きた教育というものです。

しかも、運用側も学校側も注意報の発令を知らず、協議すらしていなかったとあってはもはや犯罪です。昨年、北海道トムラウシの山岳ツァーでガイドが引率しながら大量遭難者を出した教訓が全く生かされていません。

また、県教委も運営を任せきりでなく、悪天候下での運用規則を事前に把握していれば安全性を重視したものに改善させる事が出来た筈です。また、転覆後の消防、警察への通報も第三者からなされたとの報道ももし事実であれば、危機管理上大問題です。

更に救援に駆け付けた消防関係者が生徒達を収容するのに2時間近くを要したのも問題です。幸いライフジャケットの着用が功を奏したものと思いますが、荒天時に長時間海水や風雨に曝され続けるのは被害拡大の危険性があり大変危険です。事故発生が15時30分頃、行方不明者の発見が17時50分頃とされていますが、もし救助が手に余るのであれば、すぐ近くに空自浜松基地の救難航空隊があるので速やかに救難ヘリの出動要請に踏み切っても良かったのではないかと思います。
また強風で消防のボートでは満員のカッターボートの曳航が上手く出来なかったとのことですが、浜名湖は遊覧船も運航しており、これらの事故にも対応力がないことが露呈してしまいました。

今回は学校行事における大変不幸な事故でしたが、一切の膿を出し切って再発防止策を講じなければ亡くなった生徒も浮かばれません。亡くなられた生徒のご冥福をお祈りするとともに、関係者の猛省を望むところです。

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ミューロケット後継機

我が国の主力ロケットは液体燃料ロケットのH‐2Aおよびそれをクラスター化したH‐2Bですが、その基礎を築いたのは固体燃料ロケットでした。但し、安価で扱いが手軽であった固体ロケットも大型化するにつれて逆に取り扱いが複雑になり、コストも上昇してしまってその特徴を生かすことが出来なくなり、M‐5の8号機(打ち上げは7号機の方が後となっています)を最後に打ち切りとなってしまいました。

今後の科学観測衛星の打ち上げ用としては次期固体ロケット(μの次はνニューとなるのですがnewとまぎらわしいからか敬遠されてイプシロンロケットと呼ばれることになりました)の開発が決定し、2012年に惑星観測用の惑星宇宙望遠鏡を搭載したSPRINT-Aを打ち上げることになっています。
イプシロンロケットは低軌道に1.3トン、太陽同期軌道に420Kgを投入でき、1機当たりの打ち上げコストは約30億円とおよそ80億円と言われたM‐5ロケットの1/3強になる見込みですが、各段の能力向上による打ち上げ能力拡大の余地は大きく残されており、さらにコストパフォーマンスが改善される見込みです。

GXロケットは昨年の事業仕分けによって廃止されてしまいましたが、はやぶさフィーバーによって、政治による宇宙開発への過度な干渉に一定の見直しがなされる模様です。低予算を強いられ、政治のしわ寄せを受け続けながら大きな成果を挙げ続けてきた我が国の宇宙開発ですが、立派に次代のロケットを開花できるように心から願っています。

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仏作って・・・

いやぁ、呆れ果てました。連立を離脱し、代表質問でも新総理に対して過去の発言との乖離を追及していたどこぞの党首がいましたが、閣僚としての資質がまったくなかったことが露見いたしました。消費者庁は各庁毎の縦割りの行政を一本化して消費者保護行政を推進する目的で設置され、福島瑞穂氏が2代目長官に就任していましたが、昨年度寄せられた事故情報の9割が全く手つかずの状態で放置されていたことが明らかになりました。理由はスタッフが不足していて手がつけられなかったとのことですが、小学生の論理であって全く理由になりません。

福島氏は国民の側に立った消費者保護行政を口にしていましたが、その発言の責任をどう取るのでしょうか?鳩山前首相に対しては普天間問題での発言の順守をせまり、政治家は公約を実現する責任があり、自分はその筋を通すために閣僚を辞任したと大きな口をたたいていましたが、今回明らかになった事態をどう説明するのでしょうか。例え今は閣僚を辞していたとしても在任中の責任はいささかも薄らぐものではありません。国民に対して明確な説明があって然るべきと考えますが、今もって沈黙しているのは、他人に厳しく自己には大甘を認めざるを得ないからでしょうか。

政治家の責任を他人に迫る前に、まず己が行動を振り返って見るべきで、それが出来ないのであれば、いかに弱小と言えども公党の代表たる資格はありません。国民を見くびると手痛いしっぺ返しがあることを覚悟すべきです。

それにしても、一向に戦略が見えてこない国家戦略局もそうですが、省庁あって実務なしでは正に仏作って魂入れずを地で行くお粗末さ加減で、付き合わされる国民こそいい迷惑で、早速仕分けの対象ですね。キリッ!

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水を差すようですが

日本は平和そのもので、空でははやぶさ、陸ではW杯の話題で大いに盛り上がっていますが、その一方で我が国周辺では様々な動きがあるようです。

米ソ冷戦時代、圧倒的な攻撃力を持つ米国の空母機動部隊に正面から対抗する手段を持ち得なかったソ連はSS-N-12やSS-N-19などの長大な射程を持つ対艦ミサイルを開発し、大量に一斉発射するいわゆる飽和攻撃でこれに対処する作戦を取りました。北方艦隊旗艦、キーロフ級重原子力ミサイル巡洋艦「ピョートルヴェリーキー」、黒海艦隊旗艦、スラバ級ミサイル巡洋艦「モスクワ」、太平洋艦隊旗艦、スラブ級ミサイル巡洋艦「ワリヤーグ」などです。

そして、驚くべきことですが、この各艦隊旗艦が現在日本周辺に集結して合同軍事演習をしているのです。まず5月16日艦番号183「ピョートルヴェリーキー」が対馬海峡を北上していくのが確認されました。22日には艦番号121「モスクワ」が同じく対馬海峡を北上するのが確認されました。こうして極東の一部、日本海と言うせまい海域にロシア艦隊の旗艦が勢ぞろいすると言う前代未聞の事態が出現したのです。さらに、艦番号011「ワリヤーグ」は6月6日に津軽海峡を通過して太平洋に抜けるなど活発な動きを見せています。

一方沖縄では米軍の世界最強ステルス戦闘機F-22が三ヶ月間駐留待機していますし、偵察機RC-135が米本土から飛来したとの情報もあります。もし、RC-135Sであればコブラボールのニックネームを持つミサイル実験偵察任務機です。さらには非核ながら巡航ミサイル「トマホーク」を154発搭載した原潜「オハイオ」も日本周辺に展開しています。これらは韓国の哨戒艦撃沈事件を睨んだもので、もし北朝鮮に何か不穏な動きがあれば、即応できる態勢をとるためです。

ロシア海軍の動きも当然朝鮮半島、そしてそれに呼応する米軍や自衛隊の動きをけん制する目的と思われます。また、ロシアは北方領土防衛用としてフランスからミストラル級強襲揚陸艦を輸入する計画を明らかにしています。

昨日の国会でも沖縄駐留海兵隊の移転問題が取り上げられていましたが、これらについては一切言及がありませんでした。普天間飛行場の移転は緊急の課題ですが、周辺国の情勢についてもう少し目を配ることも必要ではないかと思う次第です。

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祝はやぶさミッション達成度400点

前回のエントリーではやぶさ関係は打ち止めのつもりでしたが、あまりに見事なミッションの達成に感激してもう一度だけ書くことにさせてもらいました。

昨日は終日PCの前でJAXAのはやぶさ情報にどっぷりと浸かっておりました。19時以降は24時近くまで管制センターのLIVE映像を見ていましたが、カプセルを分離した19時51分以降は映像が中断したり、アクセスが集中して接続できなくなってしまったので、U STREAMのLIVEでカプセル帰還までの状況を見届けました。
当初2万アクセス程だったのが、再突入時前後の22時56分には39624アクセス、地上に落下が報じられた23時41分には実に67555アクセスとなりましたが、本家の方はどうだったのでしょうか?

JAXAはミッションの達成度評価を次のように位置付けていました。

イ・オンエンジンの稼働時間1000時間で100点、

・イトカワの科学的観測成功で250点、

・着陸してサンプル採取で275点(ちょっと辛すぎ)

・地球に帰還、大気圏に再突入成功で400点

はやぶさは完ぺきな飛行でこれをやり遂げたばかりか、

・再突入カプセルの分離

・熱シールドでカプセル保護

・位置を知らせるビーコン電波の発信

・衝撃緩和のパラシュート作動

・目標地点のほぼ中心に落下(未確認ですが500mの誤差との話あり)

と非の打ちどころのないウルトラCの連続技で有終の美を飾ってくれました。今さら言うまでもありませんが、7年前に打ち上げられて60億キロの距離を飛行しましたが、トラブル続きで帰還が3年遅れ幾多の宇宙線や観測史上最大の太陽フレアに曝された機体ですから故障があって当たり前だったのに、最後の最後まで完ぺきな飛行でした。

発見されたカプセルは上空からの映像ではどこも損傷はなく、パラシュートも無傷に見えました。私は最悪地中に激突して発見に相当てこずるか、下手したら発見出来ない可能性もあるかもと思っていましたので、あまりの見事な着地にビックリです。アメリカはシャトル以前には有人宇宙船を海上に着水させて回収していましたが、結構大きな機体でありながら発見までに少し時間がかかっていたように思いますから、直径40Cmほどのカプセルを秒速12Kmの早さで再投入させ、予定通りに着地させるコントロールの精密さに驚嘆としか言えません。

関係者の皆さんには大きな仕事をなし遂げて、本当にありがとう&おめでとうの言葉を贈りたいと思います。

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はやぶさ、帰還目前

またまた、はやぶさネタで申し訳ありません。小惑星探査機の地球への帰還がいよいよ明日に迫り、マスコミで取り上げられることが多くなりました。正に満身創痍となっての帰還はあのアポロ13号に通じるものがあって大勢の国民の共感を呼んでいるのではないでしょうか。
JAXAでも執念とも言えるミッション遂行の姿に、もはや単なる機械ではなく「はやぶさ君」と擬人化するなどかつて見られなかった国民的な存在となっています。機械を擬人化するのは自動車メーカーの溶接ロボットにアイドルの名前を付けるなどの例がありましたが、ここまで話題を集めるのは珍しいことだと思います。

ところで、さる所ではやぶさを応援する動画が紹介されていましたので、転載して紹介したいと思います。

最初はこちら、打ち上げから帰還途中までを時系列にしたがって分かり易く説明されています。
http://www.youtube.com/watch?v=G6Xav-tD8SY&feature=related

こちらは正にはやぶさ君の涙、涙の孤独な長旅を綴ったものです。
http://www.youtube.com/watch?v=o27l4aIz_m0&feature=related

私はアポロ計画を壮大なスペースオペラとしてリアルタイムで見続けて来ました。後日映画にもなった13号の帰還までのクルーと地上の指令センターの奮闘は下手なドラマ顔負けの苦闘の連続でしたが、月着陸船を活用しての帰還のチャレンジは、大げさに言えば人類の勇気・英知の可能性の偉大さを教えてくれたように思います。

今回のはやぶさのミッションは無人の小型探査機ではありますが、このアポロ13号帰還に匹敵する快挙だと思います。今のところ政権からは何の音沙汰もないようですが、このプロジェクトを完ぺきに成功に導いた運用チームには何らかの褒賞があってしかるべきですし、この貴重すぎる経験を継承発展させるために、一日も早く「はやぶさⅡ」計画を決定すべきと思います。

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もうすぐ梅雨入り

このところ梅雨前線が南方に下がったままで、梅雨入りがやや遅れていますが、どうやら来週以降本格的に梅雨入りしそうです。連日雨が続くのも気が滅入りますが、夏場に向けての貴重な水資源ですから、ほどほどに降ってもらわないと生活に影響が出てしまいます。最近は晴天続きで、庭の家庭菜園への水やりが欠かせませんでしたが、やっと水やりからも解放されそうです。昨日はキュウリが初めて1本収穫できましたが、水やりへのご褒美をもらった気分です。

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庭のアジサイも今年はいつになく色づきがいいような気がします。

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技術開発に王道なし

本日午後5時1分韓国のKSLV-1ロケット2号機が打ち上げられましたが、発射後137秒後高度70Km付近で爆発し、打ち上げは再び失敗した模様です。当初の打ち上げシーケンスでは395秒後に2段目に点火、540秒後に衛星を分離する予定でした。

韓国は早期に自前の人工衛星の打ち上げを目指していましたが、液体燃料ロケットの実績がなく、仕方がないのでそれまで人工衛星の打ち上げで協力関係にあったロシアに技術協力を仰いでKSLV-1の1段目を提供してもらうことにしました。KSLV-1の1段目は本来2トン級の衛星を打ち上げる能力を持っているのですが、韓国が開発したとされる2段目の固体ロケットの推力が少ないため、100Kgの衛星しか打ち上げる能力がありません。

本来は昨日が打ち上げ予定日でしたが、発射台周辺の消火設備の誤作動と言うおよそ聞いたことがない理由によって、打ち上げは延期されました。期待に胸ふくらませた韓国民が戸惑っている最中、開発が凍結されていた2020年に1.5トン級の衛星打ち上げを目指したKSLV-2打ち上げ計画が発表されました。
前向きな計画は大いに結構なのですが、未だ韓国には液体燃料ロケットの技術はなく、ロシアにも技術移転の意向はありません。我が国の場合も1975年に液体ロケットエンジンのLE-3を開発して以来、LE-5の開発が1986年、H‐Ⅱロケット1段目に搭載のLE-7に至っては1986年の開発開始から8年後の1994年にやっと実用に漕ぎつけましたが、LE-3の開発以来実に19年の歳月が必要でした。

翻って韓国の場合、我が国のカッパー、ラムダに相当する固体燃料ロケットもNロケットに相当する液体燃料ロケットの打ち上げも経験していません。実情は打ち上げの全てをロシアに頼らなければ右も左も分からないのが現実です。技術は日々進歩していますから我が国同様の19年が必要とは言いませんが、逆に自前の多段式固体ロケットの運用経験すらない国が、どうやって液体燃料ロケットをぶっつけ本番で打ち上げることが出来るのか大いに疑問です。

学問に王道なしとはよく言われる言葉ですが、技術開発はそれ以上に甘くありません。一つ一つの技術の積み重ねこそが次のステップへの唯一のパスポートであるからです。わずか10年で全く技術蓄積のない液体燃料ロケットを完成させることができるかどうか、今回の失敗を真剣に振り返ってみた時にその答えが明らかになるの筈です。

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V-22 オスプレイについて

普天間飛行場の移設問題に絡んで、たびたび名前が浮上する航空機があります。一般にはオスプレイと呼ばれていますが、チルトローター機構を持つV‐22は1982年に発表された米国4軍共同の統合先進垂直離発着機(JVX)に端を発しています。

チルトローター機は離発着時にはローターを上向きにしてヘリコプターのように滑走路のない所でも運用でき、水平飛行時にはローターを前方に向けてプロペラ機のように飛行できる新しいタイプの航空機です。その名の通り垂直離発着できることを想定していましたので、①従来タイプのヘリ、②ハリアーのような垂直離発着機、③全く新たな機構を持つ航空機の中から選定されることになりましたが、必然的に③のタイプが要求されました。ただし4軍の内、輸送の大半を輸送機での輸送を想定している陸軍は速度、搭載量の要求に対しては大型輸送機に振り向け可能であることから、あまりこの計画には乗り気ではありませんでした。

しかし、開戦当初に一定量の人員や物資を投入する必要にある海兵隊は違いました。長距離を高速で移動でき、垂直着陸できるこの機体は苛酷な任務を要求される部隊にとって、大変気になる存在でした。このため海兵隊向けをMV‐22、空軍向けをCV‐22として開発が続けられましたが、MV‐22は武装した兵員24名を搭載して現行のCH‐46の2倍に当たる2200Kmを作戦可能半径とされており、海兵隊要求の360機全てが配備されれば単純計算で6640名を即座に前線に投入できることになるのです。

オスプレイは独特の飛行特性を持った機体であるために開発段階で4回の墜落事故を起こしました。このため、今でもこのことを取り上げて欠陥機呼ばわりする軍事評論家がいますが、大変な誤りです。墜落原因については詳細な事故原因の究明が行われており、全て対策が取られました。制式化されて以降、機体特性に起因する事故は発生しておらず、稼働率の高さを見ても欠陥機と呼ぶべき所見は見当たりません。

今日になっても開発段階の事故を取り上げて批判し続けるのは、情報の更新ができない旧人類と呼ぶべき人々としか思えません。V‐22の開発段階では特異な飛行形態による機動が十分解明できず、合わせて30名の犠牲者を生んでしまいましたが、それでも訓練飛行での墜落事故で45名を失ったAV‐8 ハリアーよりもはるかに少ない人員です。それでもハリアーが欠陥機とは呼ばれたことはありませんでしたが、何故オスプレイだけが目の敵にされるのか分かりません。

また、搭載エンジンの出力から騒音の大きさをうんぬんする人がいますが、これも重大な誤りです。一般的に、回転翼を持つ航空機の騒音は垂直飛行時に空気をかき混ぜるブレードの長さに比例すると言われています。また、一般の回転翼機では飛行に必要な揚力を全て回転翼に頼らなければなりませんが、チルトローター機は短いながらも固定翼を持つため、翼からも揚力を得られますからその点でも有利です。現行機であるCH‐46Eのローターブレード径が15.58m、V‐22が11.58mですから通常飛行時はローターを進行方向に転換するV-22の方が騒音が小さくなるのは当然です。騒音と安全に関しては問題ないと言えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

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70000アクセス御礼

本日13時30分過ぎ、当ブログの開設からのアクセス数が70000件を突破しました。これもいつもアクセスしてくださる皆様のおかげと感謝、感謝の気持ちでいっぱいです。思えば常連の山奥さんやzeroさんのブログにお邪魔させて頂いている内に、自分専用の発信の場を持ちたくなり、かつて夜な夜なあらゆることを語り合った喫茶店「夢」のような場にしたいと思ってブログ名を夢閑人倶楽部と名付けたのが始まりでした。自分本位な思いを日々勝手に綴らせてもらっていますが、アクセス数0の日がなかったのは本当にありがたいと思っています。
私は特定の勢力の代弁者ではありませんので、これからも思いつくままを書きなぐっていこうと思いますが、公序良俗は尊重したいと思っておりますので、もし内容が事実に反していたり、その他お気づきの点がありましたらお手数ですがご指摘頂けますようお願い致します。

ご愛読どうもありがとうございました。そして、これからも当ブログをどうぞ宜しくお願い致します。

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日本の安全保障について

沖縄普天間飛行場の移設問題は混迷の結果、とうとう政権の交代をもたらすという当初思いもよらなかった結末を迎えてしまいました。これも我が国の政治家がこれまで軍事や安全保障の分野の議論を軽視し、口先だけで平和維持を唱えてきたツケが一気に回ったものと言えるのではないでしょうか。そこで、我が国の安全保障について改めて考えてみたいと思います。

太平洋戦争で敗北した我が国は米軍によって占領され、米国の強い意向によって憲法9条により再軍備を禁止されました。また国内外に多くの戦禍をもたらしたことの反省からもこの方針は広く国民に受け入れられました。
しかし敗戦から5年後に朝鮮戦争が勃発すると、半島への兵力投入が必要となり国内の治安維持任務が負担になった米国の方針転換によって戦車を保有する7万5000人の「警察予備隊」と名付けられた軍事機構が組織されました。領土防衛を目的としましたが、実質的な軍隊が再び甦った訳です。「警察予備隊」はその後「保安隊」を経て今日の自衛隊へと発展していくのですが、憲法の制約に縛られて表向きは軍隊ではないと強弁することを強いられてきました。

軍隊ではなく自衛隊、戦力ではなく、自衛力、戦車ではなく特車と言い換えをし、階級呼称一つとっても兵士に通じる呼び方はせずに1等兵は1等陸士、少尉は3尉で大尉が1尉などとしています。
しかし英語表記において
Self Defense Force(自衛軍)」としていますが、海外からは「Japan Army(日本陸軍)」「Japan Navy(日本海軍)」「Japan Air Force(日本空軍)」と当然のことながら軍隊として取り扱われています。

また装備についても、艦船は実質ヘリ空母であっても全て護衛艦であり、ミサイルについては攻撃的な語感を排する意味合いからか誘導弾と言い換えていますが、略称では空対空がAAM(Air-to-Air Missile)、対艦がASM(Air-to-Ship Missile)、地対空がSAM(surfaceto-air missile)と全てミサイルという文字が含まれており、頭隠してなんとやら状態です。
また、航空機以外を攻撃する航空機は一般的には攻撃機と呼称されますが、これもわざわざ、支援戦闘機と言い換えています。つまり、憲法9条が陸・海・空の戦力の保持を禁じているため、自衛のための装備、要員と言う苦しい言い換えで憲法解釈を拡大し続けてきてしまったのです。
我が国は自縄自縛で軍隊を持たないと憲法で規定してしまっていますが、逆に周辺国からしてみれば、もし日本が丸腰のままでいてどこかの国に占領されてしまえば、突然敵対する軍隊が眼前に出現することになってしまう訳で、極めて近所迷惑な話であるのです。

今日、海外からは自衛隊は世界有数の戦力を保有した軍隊と評価されていますが、一部極めて政治的な思惑を秘めた場合を除いて、過剰な軍備との非難はほとんどありません。むしろ、軍事バランスの喪失による国際緊張を招かないように周辺国との軍事バランスの維持が求められているとさえ言えるのです。しかし、これまで憲法9条を放置したままで必要に迫られるままに自衛隊を増強し続けてきましたが、誰がどう読んでも戦力保持の禁止についての解釈は無理があります。


国家として他国からの侵略に対して対処するのは当然であり、生命財産の保護の観点から国民に対する第一の義務でさえあると思います。いつまでアンタッチャブルの存在とせずこのへんでいい加減に国家として本来の姿に戻すべきではないでしょうか。
我が国の防衛に対する体制がもう少し現実を直視したものになっていたなら、普天間問題ももう少し違った展開になったのではないかと思うのは考え過ぎでしょうか。

また装備についても、艦船は実質ヘリ空母であっても全て護衛艦であり、ミサイルについては攻撃的な語感を排する意味合いからか誘導弾と言い換えていますが、略称では空対空がAAM(Air-to-Air Missile)、対艦がASMAir-to-Ship Missile)、地対空がSAM

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はやぶさの帰還が確定的に

今月13日の地上へ突入をめざして最後の軌道補正を続けている小惑星探査機「はやぶさ」ですが、JAXAは日本時間2010年6月5日13時44分に3回目の軌道補正となるTCM-3が正常に実施されたことを確認し地球帰還に向けた軌道補正に成功したと発表しました。遠距離を飛行している「はやぶさ」のイオンエンジンの制御はリアルタイムでの確認が出来ませんので、精密に位置を確認しながら少しずつ実施していますが、これで月を除く他の天体を往復飛行した初めての探査機となることが確定的となりました。この時点での地球までの距離は月までの距離の10倍に当たる約360万Kmでした。
「はやぶさ」はこの後さらに最後となるTCM-4を実施し、より正確に目標地点であるオーストラリア、ウーメラ砂漠に落下するコースに誘導します。カプセル回収チームも既に現地入りし、最後の時を今や遅しと待ちかまえています。

地上ではいやなことが沢山ありすぎますが、一服の清涼剤として多くの人が「はやぶさ」の帰還を待ち望んでいます。あと一息だ、がんばれ「はやぶさ」。

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US-2、海の守り神

我が国は四方を海に囲まれており、残念ながら海難事故も多発しています。また、国防上も広い洋上を他国の艦船による攻撃や侵犯に備えなければなりません。このような背景から海上自衛隊では哨戒機を多数配備しており、防衛任務だけでなく海難事故の捜索にも大いに貢献しています。但し、航空機であることから万一の事故も当然考えられる訳で、それに備えて洋上での救助が可能なUS-2救難飛行艇を海自が配備しています。

US-2については任務の性格上、配備機数が限られるために1機当たりの製造コストが高額となり、予算の無駄遣いとの批判する意見があります。高価なUS-2を配備しなくても救難ヘリで十分カバーできるとの論法です。しかし、先月US-2の面目躍如な出来事がありました。
犬吠埼東方630Kmの太平洋を航行中の漁船の船員が急病になり救急搬送が必要になったのです。救難ヘリUH-60Jの航続距離は1295Kmですから、もより基地からの距離を無視しても現場までの距離が遠すぎます。
すぐさま海自のP-3CとUS-2に出動命令が下り、現場に先着したP-3Cが後続のUS-2を誘導して、着水。患者を収容して羽田空港まで救急搬送したというものです。

救難飛行艇はこれまでも離島の救急患者の緊急搬送を行って来ましたが、ヘリの2倍以上の飛行速度と4倍近い航続距離は我が国の地理的特殊条件下ではなくてはならないものと言えるのではないでしょうか。今日、飛行艇を運用する国はあまり多くないようですが、だからと言って他国のまねをすれば良いと言う訳ではありません。漁業や海運関係者の万一に備える装備として、今後も堅持されるべきと考える次第です。

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これでいいのか民主党代表選出

鳩山首相の辞意表明を受けて、本日民主党の新しい代表が選出されます。現在の国会の議席数からすれば事実上の首相選出選挙となる訳ですが、地方組織の参加も実質的な選挙戦もない極めて異質な選挙です。政権のタライ回しと批判された自民党政権下でも地方遊説を含めた選挙戦を行いました。ところが、今回は実質1日のみの選挙期間で候補者が出馬表明を行ったのみで、各メディアへの単独出演さえありません。

首相候補として菅候補は別として樽床候補の名前を事前に承知していた人がどれだけいたでしょうか?ただでさえ1年そこそこでの首相交代が4代にもわたって続くことになってしまったのに、仮に樽床氏が当選した場合、外国の評価はどうなるでしょう。日本は国家指導者がコロコロ変わってしかも、今回は全く知名度の無い人間だ。国家間の信頼関係をどう考えているのだと言われれば返す言葉がありません。
菅氏は流石に当日の組閣は拙速として来週に持ち越す意向のようですが、それなら辞めて行く人間が設定した日程を見直し、しっかりと政権構想を説明したうえで選挙を行うべきではないでしょうか。民主党の看板が見掛け倒れでないことを証明するためにも。angry

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恵那山の花

山に登る楽しみの一つに、季節の花に出会うことがあります。苛酷な自然に耐えて咲き誇る花々は大変美しいのですが、その姿をカメラに収めようとしても突然日射しが陰ったり、風で花びらが動いてしまったりと中々上手くいきません。今回の恵那山登山にもカメラを持参して花々を撮ってみましたが、どうやら修行の道は果てしなく遠いようです。

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イワウチワ。標高1900m付近の急登で見られました。

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頂上付近で多く見かける、葉の数が5枚のバイカオーレンです。葉の数が3枚のミツバオーレンはもう少し後で咲くようです。

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同じくバイカオーレンです。上から見ると、梅の花→バイカが名前の由来であることが良く分かります。

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そこかしこで広く見られるオオカメノキの花。どこが亀なんだろうと思ったら、大神の木が転化したとの説があるようです。でも大神の木ってどんな木だったっけと考えると夜も眠れなくなりそうなので、ここまでにしておきます。

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ドウダンツツジに似ていますが、花が少し長めのツリガネツツジ。登山口近くに咲いていました。

当日は雨こそ降りませんでしたが、雲が多く曇りがちの一日でした。一瞬の日射しを捉えるのも腕の内なのでしょうが、タイミングを逃して天を仰ぐことがしばしばでした。

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