はやぶさの帰還が確定的に
今月13日の地上へ突入をめざして最後の軌道補正を続けている小惑星探査機「はやぶさ」ですが、JAXAは日本時間2010年6月5日13時44分に3回目の軌道補正となるTCM-3が正常に実施されたことを確認し地球帰還に向けた軌道補正に成功したと発表しました。遠距離を飛行している「はやぶさ」のイオンエンジンの制御はリアルタイムでの確認が出来ませんので、精密に位置を確認しながら少しずつ実施していますが、これで月を除く他の天体を往復飛行した初めての探査機となることが確定的となりました。この時点での地球までの距離は月までの距離の10倍に当たる約360万Kmでした。
「はやぶさ」はこの後さらに最後となるTCM-4を実施し、より正確に目標地点であるオーストラリア、ウーメラ砂漠に落下するコースに誘導します。カプセル回収チームも既に現地入りし、最後の時を今や遅しと待ちかまえています。
地上ではいやなことが沢山ありすぎますが、一服の清涼剤として多くの人が「はやぶさ」の帰還を待ち望んでいます。あと一息だ、がんばれ「はやぶさ」。
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コメント
JAXA発表によれば本日15時00分、最後の軌道補正であるTCM-4が正常に実施されたことが確認され、予定地点への精密誘導が完了しました。後は当日を待つだけですが、HⅡロケット初号機の打ち上げよりわくわくしています。
投稿: 雨辰 | 2010年6月 9日 (水) 16時59分