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いー加減にせんかい

11日は参院選の投票日、テレビで各政党のCMが良く見られるようになりました。前回の参院選、衆院選と退潮が目立つ自民党は起死回生の策として谷垣総裁単独バージョンとは別に、人気抜群の小泉進次郎議員登場バージョンを流すことを決めたそうです。
そうですと言うのは、私自身はまだこれを実際には見ていないからです。実は大手キー局は民放連の放送基準に抵触するとして放送しないことにしているので見ようにも見られないのです。放送基準では「政党出演者は党首またはこれに準じる者」としていますので、1年生議員で無役の小泉議員の出演は次回選挙に向けた事前運動になりかねないと判断されるからのようです。

自民党は小泉純一郎政権で選挙に大勝したことを忘れられないようで、以後の総裁選でも選挙に勝てる候補を担いで来ました。その結果、首相がわずか1年で辞任する醜態を3代続けて引き起こしてしまったのです。自民党が政権を追われたのは、このことに象徴される無責任体制を取り続け、自浄能力、改革意欲がまったく見られず、国民の信任を失ったからです。谷垣総裁は盛んに責任政党を謳っていますが、それなのに今回再び客寄せパンダ作戦を取るようでは再生自民も当てになりません。党首が前面に出ない政党に果たして未来があるのでしょうか。

一方の民主党ですが、こちらも情けない状態が続いています。マニフェストに振り回されて右往左往しているように見えるのは私だけでしょうか。新しい制度が根付くのには相応の時間がかかるのは仕方ないと思いますので、国民の側は一歩引いて見ているのですが、どうも自縄自縛に陥っているように見受けられます。今まで実現出来なかった政策を一気に何もかも実現させることなど出来る筈がありません。優先順位を明らかにして確実に実行できることを唱えるべきです。

また、菅首相は従来各TV局で放送してきた全党首参加による討論番組の出演を拒否しているとのことですが、情けない限りです。この先6年間を託す選挙に臨んで、自らの主張を繰り広げられない人間に国政の舵取りを任せられるでしょうか。
我が国の首相のひ弱さに対しては、短期間の選挙で選出される選挙方法に問題があることは良く指摘されています。恥ずかしながら過去はルックスや話術の巧みさ、表面的な注目度の高い候補が選ばれる傾向がありました。引き合いに出される米国大統領の場合、党内の予備選挙を勝ち抜き、更に全米各州の指示を得なければなりません。特に予備選挙は長期間に亘り、その間起きる様々な問題について質問が集中します。公開討論会もしょっちゅう開かれ、自分の意見を自分の言葉で即答出来る能力を磨かれるのです。

こうして最終的に選ばれた大統領がタフで、雄弁なのは当然なのです。今更言っても仕方ありませんが、首相選出方法については本当に有能な候補が選ばれるような、何らかの方法が必要と思われます。選挙後には小沢氏の逆襲も噂されていますが、国民に説明を全くしなかった小沢氏の首相就任など民主主義の軽視と言うべきで、あってはならない話です。
菅首相は敵に後ろを見せずに、堂々と党首討論に参加して増税論議を始め、国民が注目する政策について積極的に応ずべきです。さもなくば、あれだけ批難してきた難問に直面して逃げ出した自民党総理経験者から同じ言葉を帯びせられることを覚悟すべきではないでしょうか。

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